会社に入社したら出世したいですね。
出世するために必要なのは、「仕事の能力」「マネジメント」「人間関係」・・・やらなければならないことがたくさんありますね。
ただし、忘れてならないのは、実は「挨拶」なのです。
出世して活躍している人を観察していると、しっかりとした挨拶をしているものです。
「仕事ができれば挨拶はできなくてもいい」
このように考える人もいると思いますが、誰からも一目置かれるほどの能力がある人を除いて、仕事だけで出世するのは至難の業なのです。
「上司に丁寧に挨拶するなんで、媚びているみたいで嫌」
あからさまなゴマすりは別として、挨拶は人間関係を構築するための「武器」となるものなので、活用しない手はありません。
今回は、出世する人が実践している正しい挨拶のマナーを解説します。
挨拶の威力は絶大
みなさんの職場に2人の新入社員が入ってきたとします。
1人は毎朝元気に挨拶をします。
もう1人は挨拶をしないか、小さい声でボソボソ言うだけだったら、どちらの社員に仕事を教えたいですか?
考えなくても答えは分かりますね。
挨拶は組織に溶け込むために効果的な方法ですし、苦手な人と打ち解けることもできる「武器」でもあるのです。
もし、みなさんの職場に「苦手な人」がいたら、毎日挨拶をしてみてください。
1~2週間後には変化が起きてくるはずです。
例えば、相手から挨拶が返ってきたり、会話をするようになったり・・・苦手だった人と打ち解けていることでしょう。
挨拶ができてマイナスになることはありません。
それでは、具体的な挨拶の仕方を解説しますので、ぜひマスターしてみてください。
挨拶の基本
「挨拶はちゃんとできていますか?」
こんな質問をすれば、ほとんどの人は「当然じゃないか」「できている」と回答が返ってくると思いますが、本人ができている「つもり」でも、実際はできていないことが多いのが挨拶の難しいところです。
例えば、こんな挨拶では、とても「できている」とは言えません。
【ダメな挨拶の一例】
- 相手の顔おみていない
- 小さい声でぼそぼそと言う
- 笑顔でない
- お辞儀をしていない
ダメな挨拶の典型例は、上司や同僚が職場に入った時に「パソコンの画面を見ながら挨拶」こんなことをしている人は多いですね。
これでは到底、相手の心に響く挨拶とは言えません。
わざわざ立って挨拶をするのは恥ずかしいという人も、せめて相手の顔を見て挨拶するように心がけましょう。
お辞儀は3種類ある
お辞儀は「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類があるのは聞いたことがあると思います。
- 会釈(15度):親しい間柄への挨拶
- 敬礼(30度):上司やお客様への挨拶
- 最敬礼(45度):お礼や謝罪など丁寧な挨拶
お辞儀のタイミング
「語先後礼」と言う言葉をご存じですか?
挨拶をするときは、「言葉が先でお辞儀が後」を表した言葉で、挨拶の正しい方法です。
実際には、みなさんも目にしたことがあると思いますが、挨拶とお辞儀が同時にしている人が多いですね。
本人は丁寧にしているつもりですが、マナーを知っている人から見たら「残念な人」と映ってしまいます。
【挨拶の方法】
- 挨拶
- お辞儀
具体的な方法は、「おはようございます」と言い終わってからお辞儀をします。
慣れないと違和感があるかもしれませんが、ホテルなどのマナーがしっかりしているところに行くと、みんなこの方法で挨拶しているんですよ。
相手より先に挨拶をする
挨拶は順番も大切です。
- 自分から先に挨拶
- 相手がしてから挨拶を返す
立場が下の人から挨拶をするのが基本ですが、出世する人は挨拶の「先制攻撃」をする傾向が強いです。
みなさんも上司や先輩が先に挨拶をして来たら、「しまった」と恐縮しますし、素敵な上司・先輩と尊敬しちゃいますね。
そんな相手の心理を付いて、どんどん挨拶の「先制攻撃」をしてみてください。
あっという間に、あなたの味方が増えることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
挨拶はすごさと正しい方法をご理解いただけたと思います。
重要な事をおさらいしますと、
- 相手の顔を見る
- 笑顔で
- 大きな声で
- お辞儀は挨拶が終わってから
この挨拶を実践することで、上司・同僚からの評価がどんどん良くなってきますし、人脈も広がるのではないでしょうか。
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確かに、挨拶で得をしている人と挨拶で損をしている人は存在します。
同僚相手でも相手の顔を見ないで口だけ挨拶する人いますな。