【質問】退職日が近づいてますが、職場の人の前で話す退職の挨拶内容が思い浮かびません。どんなテーマで話せばいいか悩んでいます。
また、挨拶で話すべきでない内容があれば教えてください。
【回答】退職挨拶は1分程度で簡潔にまとめる
最終出勤日には、職場のみんなを合付けて「〇〇さん挨拶をお願いします」と挨拶を言うように伝えられることが多いと思います。
流石に、「挨拶があるなんて思ってもみなかった」という人はいないともいますが、何を話せばいいか頭の中が整理できずに当日を迎えてしまうのは避けたいですね。
実際は挨拶と言っても「演説」のような長い話をすることは稀で、1~2分で話すことになります。
- 通常の退職:1分程度
- 定年退職:3分程度
退職の挨拶では次の構成で話すと、分かりやすい挨拶になります。
- 今日で退職すること
- みんなへのお礼
- 職場の思い出やエピソード
- 抱負かねぎらいの言葉
上記の4つの内容を10~20秒ずつ話せば、それだけで1分の挨拶文が完成するので、テンポよく話せるのではないでしょうか。
また、定年退職では「みんなへのお礼」「職場の思い出やエピソード」を長めに話すのが良いでしょう。
エピソードはみんなが共感できる内容を
問題となるのが、「職場の思い出やエピソード」ではないでしょうか?
管理人のおススメのネタは、
- みんなで苦労したこと
- 社内イベントなどの楽しかった思い出
これなら、みんなが共感できると思いますので、聞いている人たちもうなづいてくれると思います。
【エピソード例】
「プロジェクトの立ち上げで、みんなで毎晩終電まで頑張ったことが懐かしく思います。辛かったけど、みんなと一緒になって成し遂げたのが良い思い出です」
「仕事の思い出でなく恐縮ですが、10周年の社員旅行の宴会で飲み明かしたことが一番の思い出です」
挨拶の注意点
気を付けないとならないことは、次のことを避けることです。
- くどくど話すこと(ダラダラ話すこと)
- 長い話
- 自慢話
職場のみんなも退職者の最後の挨拶を聞きたいですが、まとまりのない話を聞かされてしまうと飽きてきます。
また、最後の印象はとても大切で「終わり良ければ総て良し」ということわざの通り、スマートな挨拶で職場を後にすることが、いい人だったねと思ってもらえるのではないでしょうか。
裏を返せば、悪い挨拶をしてしまうと「嫌な人」と挨拶の内容でその人の印象が変わってきますので、事前にしっかり準備して当日を迎えたいですね。
具体的な退職の一言挨拶例文は?
【挨拶例】
「本日をもちまして退職いたします。
営業課に配属後、何も分からない私に対して一から丁寧に指導していただき感謝しております。
思い出すのが、新製品拡販プロジェクトの立ち上げ時に毎日残業と休日出勤をしたことです。当時は辛かったですが成し遂げた時には一回り成長することができました。
今後は、地元に帰りここで学んだことを活かしたいと思います。
今までありがとうございました」
その他の例文については、関連記事でケース別に紹介していますのでご覧ください。
【あわせて確認したいQ&A】
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せっかく話すならば、ホッコリする内容を話せたら素敵です。
退職の最後の挨拶なので、批判的な内容よりもみんなが和める内容がいいですね。