国民健康保険証

【質問】
来月退職しますが、退職してから行う役所などへの手続き方法と必要な書類を教えてください。

【回答】退職後には年金と健康保険、ハローワークの申請が必要

勤続お疲れ様でした。

退職後に行う手続きは、次の通りです。

  • ハローワーク(失業保険)
  • 国民年金
  • 国民健康保険

ハローワークへの申請

失業すると生活費が困ってしまいますので、生活の足しとしてありがたい存在が失業保険給付です。

基本的な給付条件は、「過去2年間に12か月以上雇用保険に加入していた」ことなので、該当する場合が多いと思います。

【申請に必要な書類】

  • 雇用保険被保険者証
  • 雇用保険被保険者離職票
  • 個人番号(マイナンバーカード、通知書、住民票など)
  • 本人確認書類
  • 写真(縦3.0cm×横2.5cm)
  • 印鑑
  • 預貯金通帳

「雇用保険被保険者離職票」は、退職後1週間程度で会社から送られてくるか取りに行きます。

それ以外は事前に準備できますので、写真はあらかじめ撮影(スピード写真可)しておくとスムーズです。

【関連記事】

ハローワークで失業保険の申請方法は?

国民年金

会社で働いていた時は、「厚生年金」に加入していましたので、退職後は「国民年金」に加入する手続きを行います。

場所は、役所の「年金課」などで行うことができます。

【申請に必要な書類】

  • 年金手帳
  • 退職年月日が証明できる書類(離職票など)
  • 印鑑

なお、国民年金だけでは将来が不安な人は、「国民年金基金」に加入して将来受け取る年金額を上乗せすることができます。

国民年金基金は、手続きした窓口の人が詳しく教えてくれます。

健康保険

国民年金と同様に、会社勤めでは「社会保険」に加入していたので、「国民健康保険」に加入する手続きが必要です。

場所は、国民年金の近くに「保険課」などがあるので、続けて手続きが可能です。

【申請に必要な書類】

  • 健康保険の資格の喪失日がわかる書類
  • 個人番号(マイナンバーカード、通知書、住民票など)
  • 本人確認書類

また、会社都合退職では「国民健康保険料軽減制度」で保険料が70%軽減される制度があるので利用しない手はないですね。

なお、退職前に加入していた「社会保険を任意継続」する方法もあります。
収入や家族構成により、任意継続がお得な場合があるので、関連記事で確認してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

退職後に社会保険の任意継続をした方が得になるのはどんな人?

国民健康保険料軽減制度とは?