
【質問】私は営業職をしておりますが、仕事で交換した名刺がたくさんあります。
退職後も人脈を確保したいので名刺を持って帰りたいと考えていますが、問題ありますか?
【回答】業務で交換した名刺は返却するのが基本
長年勤めていると、社外の人たちと名刺交換をする機会が増えてきますね。
「あの人とは仕事以外の情報交換もするので、ずっと良好な関係を保ちたい」
社会人は人脈が重要なので、退職しても関係を維持しておきたいと考えるのも自然なことです。
いくら人脈のためとは言っても、業務上交換した名刺は「会社の利益のため」に使用するのであって、個人的な利益のためのものではありません。
退職したら名刺は返却しなければならない
企業にとっては、交換した名刺は「仕入れ先」「顧客」などの企業機密なので、退職したら返却するのが基本です。
返却とは、名刺だけではなく、コピーやPCで保管しているアドレス帳も含めて返す必要があります。
ただし、企業によっては「持ち帰り可」「コピーなら可」という場合もありますので、どうしても名刺が必要ならば、総務・法務部門に相談することをお勧めします。
無断で名刺の持ち出しはダメ
「うちの会社はそういう所が緩いから」と勝手に判断して無断持ち出しはしてはいけません。
もし、無断で持ち出してしまったら、「秘密保持違反」「窃盗罪」などで訴えられることも考えられますので、バレないと思って無断で名刺を貰わないよう注意が必要です。
なお、退職時の返却物や企業機密については、以下関連記事で詳しく説明しています。
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