(2020-7-30更新)
同じような経歴・スキルを持っている人でも、なかなか採用されない人と、あっという間に採用される人がいます。
すぐに転職先が見つかる人を
「あの人は、普段から運がいいから」
「自分はツキがない」
このように、内定を運で片づけていませんか?
確かに、「他にライバルがいなかった」というラッキーな採用もありますが、転職できない人には採用されない理由があるのです。
今回は、転職できない人に共通する8つの特徴を解説します。
転職できない人に共通する8つの特徴は?
転職活動で内定をもらうには、確かに「運」が味方をする時もあります。
「応募したら急募だったらしく、面接後にすぐ内定が出た」
「良い求人なのにライバルがいなかったため、内定が取れた」
上記の例は大げさかもしれませんが、企業が求人票を出すタイミングと応募者の状況によって、人が集まったり、集まらなかったりすることがあるのは事実です。
例えば、近所の大手企業が希望退職者を出した直後は、ライバルが多いため書類選考が通らないなんてことも起こり得ます。
「やっぱり、運がいい人は有利だよ」
確かに、外部要因などの「運」が内定に影響することがありますが、いくら運が良くても実力が伴っていないと、なかなか採用までたどり着くことはできません。
転職できない人には、採用されない理由があるからです。
1.自信が無い人
面接は求人企業に対して、「自分を売り込む」ことなので、自分の長所、強みをアピールして、採用しないと損と思わせないと採用されません。
ところが、自分に自信の無い人は、
- うつむいている
- 声が小さい
これでは、頼りない印象を持たれてしまい、とても内定をもらえそうにありません。
日本人は、自分を売り込むことを遠慮する人が多いですが、最低限、仕事ができそうと思ってもらわないと、多くの応募者の中から選ばれることはありません。
じゃあどのように改善すればよいかというと、難しいことではありません。
- 大きな声で話す(元気よく)
- 面接官の目を見て話す
- 背筋を伸ばす
最初は、顔が引きつってしまうかもしれませんが、出来るようになるまで「鏡を見ながら練習」することをお勧めします。
2.話がかみ合わない人
面接で、面接官の質問に対して回答が合ってないと、企業はコミュニケーション能力を疑ったり、質問の内容の理解力を疑われたりしてしまいます。
話がかみ合わない人を採用してしまうと、入社後に指示した事と違う内容の仕事をされてしまい、苦労するのが目に見えているからです。
面接では、面接官から質問された内容をしっかり聞き、質問内容が不明確な場合は自己判断をせずに、「〇〇についてお答えすればよろしいでしょうか?」と質問の意図を聞き直す慎重さが必要です。
3.自分を大きく見せようとする人
最初の「自信が無い人」は、頼りないイメージで採用されにくいですが、逆に、やたら自信過剰な人も採用されにくいです。
やたら自分を大きく見せようとして、「○○は得意です」、「お客さんから信頼が厚いです」、「周りから慕われています」、「社内で1位です」と自画自賛で得意気に話してくる人もいますが、面接官はほとんど信じていません。
特に、「お客さんからどのように信頼されていますか?」と質問してみると、「頼られています」などと言葉を変えただけの回答をして、具体的な話やエピソードはひとつも出てくることがないでしょう。
4.言い訳が多い人
言い訳の多い人は、例えば、面接で落ちた時に、「ライバルが多かったから」、「面接官が見る目が無いから」などと外部要因の責任にして、自分は全く落ち度が無いと反省をしようとしません。
通常は、不採用が続いてくると、
- 応募書類に問題は無いか?
- 質問の受け答えに問題は無いか?
- 表情や服装、身だしなみに問題は無いか?
と振り返ったり、知り合いや転職サイト、転職エージェントといった外部サービスを使って、客観的に見てもらったり、アドバイスをもらったりして対策をするのですが、言い訳が多い人は、そのようなことをしないので、いつまでたっても同じやり方にこだわっているので、間違えに気づかずに採用が遠のいてしまいます。
5.細かいことを気にしすぎる人
面接で、やたら細かいことを聞いたりする人も、面接官は器が小さい、または、面倒な人と考えて採用を見送るでしょう。
- 上司はどんな人?
- 飲み会は強制参加ですか?
- 有給休暇は気軽に取れますか?
- 配属先での具体的な仕事内容は?
「郷に入っては郷に従え」という言葉もあるように、入社した会社のやり方を受け入れようとせずに、あれも嫌、これも嫌では務まりません。
また、正社員採用なら人事異動もある訳で、人事異動するたびに「配属先が・・・」と言われても困ります。
6.条件ばかり気にする人
多くの人は、転職先を条件で決めると思いますが、給与以外にも、昇給、昇進、賞与など条件面ばかりを気にしていると、条件面の話題の時だけやたら反応がいいので、面接官に見透かされてしまいます。
心構えとしては、結果を出せば条件は後からついてくると、いかにして企業に貢献し、結果を出すかを考えられる人が成功しやすいです。
7.会社のブランドにこだわる人
「上場企業にしか転職しない」
と考える人は実に多いです。
特に、大手企業出身者の場合、退職した会社より「格が低い」会社に転職することを嫌う傾向が強く、「格下企業」に入ることを転職失敗とまで考える人もいます。
もちろん、企業に求める条件は人それぞれで、次のような、譲れない条件や優先順位があると思います。
- 企業ブランド・規模
- 給与
- ポジション
- 仕事内容
- 残業・休日
- 通勤、福利厚生
ただし、大手企業だけが会社ではなく、中小企業にも良いところがあるので、物は試しで応募してみるのもいいと思います。
なお、大手企業では、新卒者のエリートを優先して昇進させる傾向があり、転職者は「部外者」扱いされて、昇進の機会が限られることも事実です。
転職での優先順位を付ける重要性は、次の記事で解説していますのでご覧ください。
【関連記事】
8.応募をためらっている人
毎日のように求人票をチェックしているが、
- 「この会社はイメージが悪い」
- 「この会社は給料が低い」
- 「この会社は・・・」
会社の欠点を探してしまい、なかなか応募に踏み切れない人って意外に多いものです。
特に、30代~40代になると、
「今回の転職が最後だから慎重に活動する」
企業を慎重に選び過ぎて、やっと決意した企業に応募しても、書類選考で落ちてしまい、なかなか転職が進まない人もいます。
管理人も40歳で転職したことがありますが、書類選考通過率は20%程度でした。
そのため、20~30社ほど一気に応募して、書類通過した数社の面接を同時進行させて、内定を同時獲得する作戦で活動していましたよ。
たくさんの企業に応募することが、良い会社に転職できる理由は、以下関連記事をご覧ください。
【関連記事】
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事の転職できない人の特徴に当てはまったら要注意です!
実はこの8つの特徴には共通点があり、
- ネガティブ
- 自分を客観的に見れていない
- 殻に閉じこもっている
転職とは、新しい会社に飛び込むことですから、現状に満足せずに「前向きにチャレンジ」する気持ちが必要で、また、新しい職場では新人なので、「謙虚になる」ことが成功する秘訣です。
まずは、この転職できない人の特徴に当てはまる点から、直してみてはいかがでしょうか。
また、面接では無意識に相手に不快な思いをさせていることがありますので、第三者と模擬面接をして見てもらうことで面接力アップになります。
なお、面接では質疑応答の内容と同じくらい第一印象も重視されます。
第一印象を好印象にするためにする内容は、以下記事で詳しく解説しています。
【関連記事】