福利厚生と聞いて、何を思い浮かべますか?

「社員食堂、社宅」

「うちの会社には、託児所がある」

福利厚生制度が充実している会社は、魅力的ですね。

実は、「こんなものまで」という福利厚生制度を実施している会社もあるので、今回は、よくある福利厚生から、嬉しいユニークな福利厚生まで紹介します。

福利厚生制度とは

企業が、従業員と家族に対して給料以外の金銭的価値を提供することで、心身を豊かにしたり、生活を向上したりすることを支援する制度をいいます。

福利厚生制度は2種類ある

福利厚生制度には、法律で義務付けられている「法定福利厚生制度」と、企業が任意で実施している福利厚生制度(法定外福利厚生制度)があります。

法定福利厚生制度

法定福利厚生制度というと堅苦しいですが、何も珍しくもない「社会保険制度」の事で、次の5つの保険制度があります。

【 社会保険制度 】

  1. 健康保険
  2. 介護保険(40歳以上)
  3. 厚生年金保険
  4. 雇用保険
  5. 労災保険

社会保険が、なぜ福利厚生制度になるかというと、企業が保険料を、労災保険は全額、その他の4種類の保険は半額負担しているので、労働者から見ると、払った保険料以上の保険サービスを期待できるからです。



社会保険制度については、以下関連記事をご覧ください。

関連記事:「給料と給与の違いは?給料から引かれるお金の知識を学ぼう

企業が任意で実施している福利厚生制度

1.社宅・寮

会社が所有する住宅(マンション、アパートほか)を、従業員に貸し出す制度です。

社宅は、家族持ちか中高年の社員、寮は遠方出身の新卒が入ることが多く、最近は、会社が社宅を所有せずに、民間の住宅を借り上げて従業員に貸し出すことも多いです。

2.住宅手当

本人名義の持家、賃貸住宅に住んでいる従業員に支払われる手当で、住宅ローンや家賃(賃料)の一部を補助するものです。

「住宅手当が福利厚生?」と思われるかもしれませんが、住宅ローンや家賃を払っている人にとっては、なくてはならないものです。

実家住まいの人が、羨ましがる制度の一つで、不公平に感じる人もいますが、家を持つ人の生活を支援する制度ということですから。

3.扶養手当(家族手当)

扶養家族(配偶者、子ども、両親)がいる従業員に支払われる手当です。

これも、住宅手当と同様に福利厚生制度になり、独身者に羨ましがられる制度です。


なお、各種手当については、以下関連記事で解説していますのでご覧ください。

関連記事:「会社が支給す諸手当一覧を解説、もらって嬉しいユニーク手当とは?

4.食事補助

社員食堂

食事補助は、勤務時間中の食事を補助する制度で、社員食堂で安い自己負担で食べられたり、会社が契約している弁当業者から安い自己負担で食べられたりする制度です。

食事補助がないと、おにぎりや菓子パンなど栄養バランスの悪い食事をしがちになるので、金額に関係なく食事補助がある企業は、従業員を大切にしていると感じます。

なお、管理人は社員食堂がある企業に勤めていましたので、温かいご飯とみそ汁、栄養士さんが考えた栄養バランスのあるメニューに感謝していました。

5.健康診断、メンタルヘルス

大手企業に勤めている人は、会社が健康診断を実施するのが当たり前と思うでしょうが、会社が健康診断を実施していることが、実は、一部の企業のみだったのです。

社員自らで病院やクリニックで予約して、健康診断を受診していることが、実は、中小企業では当たり前です。

また、メンタルヘルスやカウンセリングも、福利厚生として、会社が医療機関と提携して実施することもあります。

6.共済会(互助会)、福利厚生サービス業者

共済会とは、福利厚生の相互扶助として、労使が共同で掛金を払って、慶弔、入院時のお祝い、お見舞金などを支出することで、企業内に共済会を設立する場合と、外部共済会に加入する場合があります。

また、共済会以外にも、(株)ベネフィット・ワンなどの外部福利厚生サービス業者に加入して、慶弔、入院だけでなく、旅行や教育などの様々なライフサービスを、企業に代行して行うこともできます。

7.企業内託児所

保育士

企業内か施設内外に託児所を設置して、従業員の子どもを預かる託児所が人気を集めています。

近年では、保育園に子どもを預けられずに、やむを得ず退職して子育てに専念する待機児童の問題がありますが、企業内託児所があれば、そんな心配がなくなります。

また、残業しても保育園が閉まってしまうことがないので、時計を見ながら仕事をする心配がなくなります。

8.社員旅行、会社イベント

社員旅行や花見、夏祭り、スポーツイベントなど、従業員が業務以外で英気を養ってもらおうと会社も力を入れている制度です。

管理人が働いていた会社も、ソフトボール大会やボウリング大会があり、みんなで大盛り上がりして楽しかった思い出がありますので、今まで参加されたこと無い人は、一度参加してみてください。




もらって嬉しいユニークな福利厚生制度

1.誕生日休暇

誕生日休暇は、誕生日か誕生月に使える休暇をもらえる制度です。

社員の誕生日を会社がお祝いしてくれる制度は、会社が個々の社員のことを大切にしているとも言えるでしょう。

2.永年勤続表彰

会社が規定する勤続年数に達すると、表彰と金一封などがもらえる制度で、例えばこんな褒賞です。

【 永年勤続表彰の褒賞の一例 】

  • 勤続5年:金5万円と特別休暇2日
  • 勤続10年:金10万円と特別休暇3日

3.ドリンク無料

従業員は、会社のドリンクコーナーで、コーヒーやお茶、ジュースなどを自由に飲める制度です。

また、ドリンクコーナーにお菓子スタンドが置いてある会社もあります。(有料ですが)

4.サイコロ給

サイコロの出目によって基本給が上乗せになる制度で、「基本給×(サイコロの出目)%」が、給与にプラスされます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

就活や転職では、会社を選ぶ時に福利厚生制度を重視しますか?

こんな質問をすると、80%以上の人が重視すると答えるようです。

それもそのはず、福利厚生を金額に換算すると、年間何十万円にもなり、さらに託児所を利用すればその価値は100万円を超えてしまいます。

就活や転職活動では、この記事を参考にして頂ければと思います。