(2020-6-14更新)
みなさんの会社にも打ち合わせが好きな人いませんか?
「ちょっと何かあると、すぐ招集して打ち合わせを始めようとする」
「メールや回覧で済む報告会議が、毎日2時間はある」
本人は、打ち合わせや会議をする事で、意思決定やリーダーシップを発揮したつもりになっているかもしれませんが、周りの人たちは時間の無駄と思っている場合が多いです。
周囲から迷惑がられているにもかかわらず、どうして打ち合わせをしたがるのでしょうか?
今回は、打ち合わせが好きな人の特徴と誘われたときの上手な対処方法を解説します。
打ち合わせや会議の現状
みんなが無駄だと分かっていてもなくならない、打ち合わせや会議。
それでも、中身があれば良いものの、ほとんどの打ち合わせや会議が、
- 議題や目的がはっきりしていない
- 報告や説明だけの内容
- 参加人数が多すぎて、関係無い人も参加させられている
- 発言は決まった人しかしない、できない
- 脱線、雑談をしている時間の方が多い
- そして、何も決まらない
ではないでしょうか?
本来、会議の目的は、「参加者が活発に意見して、意思決定を行うこと」ではないでしょうか?
打ち合わせ好きな人の特徴
無駄な打ち合わせや会議が無くならないのは、打ち合わせが好きな人がいるからではないでしょうか?
そんな打ち合わせ大好き人間の特徴は、以下の通りです。
1.自分の意見に自信がない
自分の意見に自信がないので、関係者を集めて意見を聞こうとする。
「○○についてどう思う?」
自分の意見を言わずに、参加者の意見を聞き出し「俺もそう思う」「ほかの人はどう思う?」などと、まとめ役としてリーダーシップを発揮しようとします。
また、意見を集めることが目的なので、当然、打ち合わせや会議に議題や目的が明確になっておらず、雑談ばかりのウダウダに終始する。
2.仕事で失敗することを恐れている
失敗をして責められることを恐れているので、何か行う時は、打ち合わせで関係者を集めて合意を取るのでで、後日それが失敗しても、
「みんなで決めたこと」
と言い逃れをする。
これは、仕事ができない人だけでなく、エリートの人たちにもこの傾向があります。
3.自己中心的で他人の事などお構いまし
特に、後輩や部下など弱い人に対して、上から目線で「ちょっと来て」と打ち合わせに呼ぶことをします。
参加させられた人は、会議の目的や議題も知らされず、事前準備も出来ないまま会議終了まで付き合わされるのでたまったものではありません。
4.自分のことを認めてもらいたい
打ち合わせや会議で司会をすることで、自分の存在感をアピールできるので、認めてもらいたい願望がある人たちには絶好の場です。
また、目立ちたがり屋なところがあるので、会議ではやたら張り切ることが多く、目立つことが目的だから、「的外れ」な発言をしても気にしません。
5.打ち合わせをしただけで満足する
打ち合わせでは、司会やまとめ役を引き受け、
「つまり、〇〇ということですね」、「じゃあ、こうしたら?」
などとリーダーシップを発揮しようとして、自己陶酔(とうすい)します。
特に、打ち合わせや会議に呼ばれる人は仕事ができる人と考えており、1日に2~3件の会議をしたら、「今日は仕事したな」と中身より参加したことに満足してしまいます。
会議に呼ばれることで、自分が引っ張りだこな重要人物と勘違いすることがあるので手に負えません。
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打ち合わせ好き人間への対処法
1.参加を頼まれたら議題や目的、ゴールを尋ねる
打ち合わせが好きな人が主催する会議は、明確な議題や目的が決まっていないことが多いので、
「あらかじめ、自分の考えを整理しておきたいので、議題やゴールを教えてください」
このように尋ねてみれば、簡単に断ることができるでしょう。
なぜなら、会議好きな人は「会議の目的」が明確でなく、思い付きや成り行きで参加者を招集するからです。
2.断る時は数字などを用いて理論的に断る
打ち合わせ大好き人間は、プライドが高い場合が多いので、否定的に断ると恨まれることがあるので、数字を使って理論的に断ることがベストです。
「明日までに、お客さんに渡すプレゼン資料を作らないといけなく、あと6時間くらいかかるので、時間が足りないので参加を見送りさせてください」
断る時は、「参加したいけど別件対応で出来ない」という言い方がベストで、間違えても「参加したくないから理由付けてきた」と思われないように、表現に気を使いましょう。
3.ひとたび参加したら味をしめて何度も声がかかる
また、打ち合わせが好きな人の会議にひとたび参加すると、また次回も声がかかってしまうので、安易に参加しないように気を付ける必要があります。
一度でもいい顔して参加してしまうと、「誘いやすい人」と思われるので油断できません。
特に、打ち合わせ好き人間は、仲間やグループを作って行動する特徴がありますが、この仲良しの輪に加わるメリットはありません。
【関連記事】
仕事ができない人に共通する7つの行動!仕事ができる人との違いは?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
建設的な会議なら参加したいが、目的のない会議に出席するほど無駄なことはありません。
打ち合わせ好きな人の特徴は、「失敗したくない」、「認めてもらいたい」、「存在感をアピールしたい」と自分が可愛い人が多い傾向があります。
特に、上司や先輩がこのタイプだと部下はたまったものではありませんが、
「期日の迫っている仕事がある」
と相手を害しない理由を使うことで、会議を断ったり参加回数を減らせたりできますので、上手に断われる理由を準備しておくことをおススメします。
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何かあるとすぐに「ちょっと集まって」と呼びつける。
呼ばれた人たちは、何の要件か分からずに会議室に、という光景をよく見ます。
コメントありがとうございます。
「ちょっと集まって」は困ったセリフです。
貴重な時間を費やすわけだから、集まってからテーマを伝えことほど時間を無駄にすることはありませんね。
始まってから、「その内容なら○○さん」と呼びに行ったら、いつ終わるのよって思ってしまいます。
仕事はできない、自分の意見がない、だけどプライドだけは高いという人に多いような気がします。
周囲の人たちが「時間を取られて迷惑している事」に気付いていない残念なひとですね。
「とりあえず集まろうか」という人はいますね。
そして、時間の大半を雑談で過ごす・・・ほんとどうしようもない人です。
本文中にも記載していますが、自分に「自信がない」「意見が無い」「責任も持てない」人が会議をしたがる傾向がありますね。
集まった人の仕事を止めているという意識がなく、自分の利益しか考えていないのでしょうね。
人を集めて司会をすれば、仕事している優越感を味わえるから、病みつきになるのかも。
確かにそういう優越感もあると思いますね。
それでも、自分に意見が無い、決められない、責任が取れない人が好む傾向がありますね。