(2020-2-2更新)

転職の応募書類で必須の職務経歴書ですが、履歴書に比べ定型ではないため作成に手間がかかります。

特に、社会経験が長くなると、「やってきたこと」が多すぎるので、「大雑把で適当」に書きたくなってしまいますね。

ただし、採用担当者が一番重視するのが職務経歴書です。

長々と書くと読んでもらえない

シンプル過ぎるとアピール不足

このように過不足なく、読みやすい職務経歴書を作成するには、ちょっとしたコツがあります。

今回は、職務経歴書の書き方やアピールのコツを解説します。

職務経歴書とは

求人への応募書類の一つで、応募者(求職者)がこれまで培ってきた職務経験やスキルを記載したものです。

正社員や契約社員、派遣社員の場合は、応募書類として、履歴書と職務経歴書をセットで求人先企業に提出するのが慣例ですが、パートタイムやアルバイトでは職務経歴書は必要とされていません。

ただし、事務系ではパートタイムでも職務経歴書が必要な場合がありますので、事務職希望なら準備しておくと慌てないで済みます。

履歴書との違いは?

履歴書は、学歴・職歴など「過去の歩み」が中心なので、「具体的に何をしてきたか」が分かりません。

例えば、前職が経理部出身でも、

  • 決算ができるのか?
  • 売掛金の請求や入金をしてきた
  • 各種伝票の起票をしてきた

具体的な業務内容を読み取ることができません。

これに対して職務経歴書は、具体的に「何をしてきたか?」、「何ができるか?」を記載する書類なので、

  • こういうスキルがある人が欲しい
  • この経験がある人を探している

このような、配属先からの具体的な要求を満たしているかを判断するためには、職務経歴書を見ないと分かりません。

つまり、「やってきた仕事」、「何ができるか」を過不足なく記載しないと、書類選考を通過することができなくなってしまうのです。

職務経歴書はどんなことを書くのか?

職務経歴書

職務経歴書は、上記の写真のような構成(クリックで拡大します)で、

  1. 「職務経歴書」というタイトル
  2. 氏名、住所、連絡先
  3. 略歴
  4. 会社概要
  5. 職務経歴の明細
  6. 「活かせる経歴・知識」
  7. 「自己PR」

を記入しますが、履歴書と違い統一されたフォーマットが存在しません

記載項目は上記を満たしていれば問題ないので、レイアウトを工夫して、自分らしさをアピールした特徴ある職務経歴書を作りたいですね。

ただし、奇抜なレイアウトにすると逆にイメージダウンすることもあるので、応募先の社風などに応じて、常識の範囲内にとどめておきましょう。

なお、デザイナーなど一部の職業を除いて、職務経歴書は2ページにまとめる方がベターです。
(採用担当者が、2ページを1ページに集約して縮小コピーすることが多いので、気遣いをしたいところです)

アピールポイントによる職務経歴書の書き分け

1.職歴の多い少ないによる書き分け

30代後半や40代、50代の人は、多くの職歴を経験していると思いますので、職務経歴書にも工夫が必要です。

そこでお勧めなのが、職務経歴欄を逆時系列で書くことです。(上記写真の5番の場所です)

職歴の多さによる職務経歴の書き分け
  • 経歴の少ない人:時系列入社時の経歴から順番に書く方法)
  • 経歴の多い人:逆時系列直近の経歴から遡って書く方法)

逆時系列とは、最近の職務内容が一番上に書き、過去にさかのぼって書く方法なので、直近をアピールしたい場合に効果的です。

実際に、採用担当者も経歴の上の方はしっかり読み、下に行くにつれて「ナナメ読み」をされてしまうことがあるので、「肝心な部分が読まれなかった」という心配をしないで済みます。

2.多数の職種を経験したか、エンジニアの場合

大きな企業では、2~3年毎に人事異動があり、様々な職種を経験する事があると思います。

特に、営業→企画→営業→企画などと、行ったり来たりする場合は、時系列で書くと、採用担当者が読み難くいので、その場合は職種別に「営業」と「企画」に分けてグループ化すると、採用担当者も理解しやすくなります。

また、エンジニアは、プロジェクト別にカタゴリー分けをしてまとめると良い。(例えば、使用言語別など)
具体的な記入サンプルは、以下の「職務経歴の明細」で解説します。

多数の職種を経験した場合
  • 多数の職種を経験:職種別にまとめる
  • エンジニア:プロジェクト、ソフトウェア・言語別にグループ化

それでは、次からは具体的な職務経歴書の書き方を解説します。

職務経歴書の書き方

1.職務経歴書というタイトル

職務経歴書タイトル

「職務経歴書」というタイトルの飾り付けに決まりはありませんので、お好みで、下線や括弧、囲い文字などにしましょう。
また、文字の大きさを太字で大きくすると目立ちますね。

「職務経歴書」の飾りつけ
  • 下線:職務経歴書
  • 隅付き括弧:【職務経歴書】
  • □囲み:(上記、写真の見本)

2.氏名、連絡先

記載項目は、次の通りです。

  1. 氏名
  2. 郵便番号、住所
  3. 電話番号(自宅+携帯電話、携帯電話のみも可)
  4. E-mailアドレス

以前は「住所」の記載を推奨していましたが、個人情報保護により、むやみに個人情報を書かないことが最近の主流なので、職務経歴書の住所は省きます。

なお、E-mailアドレスに、「k〇tty」などアニメやキャラクターの名前などが含まれている場合、転職活動用に新しいアドレスを取得しましょう!

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3.略歴は最大のアピール場所

職務経歴書の略歴

何という会社で何年間、どんな仕事をしてきたかを3~5行でまとめます。

ここでのポイントは、短い文章で次の内容をアピールできるかが合否を分けます。

  • 何をできる人物なのか?
  • 活かせるスキルは何か?

この数行で、あなたがどんな職歴をもった人物かが判断されてしまう重要な部分であり、採用担当者がこの略歴だけ読んで不採用者を振るい落とすことだってありますので、、自己分析をしっかり行い、短い文章にアピールポイントをまとめる能力が試されます。

4.会社概要

職務経歴書の会社概要

採用担当者は、日本のすべての会社を把握している事はありませんので、経験した会社の情報を記入しておきます。

  1. 会社名(略さず正式名称で)
  2. 事業内容(10~20文字で端的に)
  3. 資本金
  4. 従業員数
(下に続く)

5.職務経歴の明細

職務経歴書職務経歴

職歴経歴の明細は、どんな仕事をしたか、どんなプロジェクトをしたかを年表で分かりやすく書きます。

基本的にな書き分け方法は、次の通りです

  • 経歴が多い:逆時系列(直近の経歴から遡って書く)
  • 経歴が少ない:時系列(入社時の経歴から書く)

この時、結果が「達成率105%」などと数字として表れる仕事の場合は、数字を織り交ぜてアピールします。

職務経歴書の実績アピール(例)
  • 年間販売件数30件(目標20件)、営業部内2位で部長表彰受賞
  • 〇〇業務の改善で、年間改善金額100万円達成
  • 〇〇教育の実施(2回/年)

なお、社長・部門長表彰など受賞された場合は、忘れずに記載しましょう!

エンジニアのプロジェクト別職務経歴の明細

エンジニアなどでプロジェクトに関わった場合は、職務経歴もプロジェクト別にまとめると分かりやすいし、何を経験したかが一目で分かるメリットがあります。

プロジェクト別職務経歴の詳細

プロジェクト別で書く内容は、次の内容です。

  • プロジェクト内容
  • 役割
  • プロジェクトメンバー人数
  • 自分の担当業務
  • 開発言語やアプリケーション

また、予算やスケジュールなどで計画を上回った場合は併せて記載しましょう。

(下に続く)

6.活かせる経歴・知識

職務経歴書の活かせる知識

業務上必要なスキル、資格、PCスキルなどを記入します。

特に、エンジニアなどで、使用言語、OS、アプリケーションなどのスキルは、スキルのレベルを含めてできるだけ多く書くことがコツです。

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スキル名は正式名称で書くこと

例えば、採用担当者が「Oracle Database」をできる人を採用したい時は、職務経歴書に「Oracle Database」の文字が入っている人から順番に面接をすることがあります。

最近はWEBやメールで応募するので、職務経歴書をデータで提出します。
データなので、欲しいスキル名を「検索」して該当した人を探すことができるため、スキル名は「正式名称」で書かないと、検索でヒットしませんので注意しましょう。

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(下に続く)

PCスキルは必須

転職先でPCを使う仕事に応募する場合は、「PCスキル」は必ず書きます。

採用したらPCが使えなくて仕事にならない

と配属先から苦情が来ることがあるので、面接官も最低限のPCスキルがあるか知りたがっていますので、PCスキルレベルを記載します。

  • 基本的なパソコン操作やメールが使えるか
  • Office系ソフト(Word、Excel)が使えるか

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7.自己PR

職務経歴書の自己PR

自己PRは、仕事に対する姿勢や採用されたらどんな貢献ができるかなど、もう一押ししたいことを5行前後でまとめます。

特に、顧客や社内での評価など客観的にどんな人物か分かる内容があると、採用担当者があなたをイメージしやすくなります。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

職務経歴書は、「何をしてきたか?」、「何ができるか?」をアピールするための応募書類です。

採用担当者が見て、どんな応募者かがイメージできるように、簡潔にまとめつつ、実績を分かりやすくアピールすることが重要です。

ただし、「やってきたことを全部書こう」と、ぎっしり詰め込んで書いてしまうと、読まれず不合格となってしまうので注意をしましょう。

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