(2020-2-9更新)
10年務めた会社を退職したので、長年勤めたご褒美に家族と旅行してのんびりしてから転職活動を始めようと考えたりしませんか?
休養を取ったり、リフレッシュしてから転職したほうが、次の会社で頑張れることもありますが、のんびりし過ぎると転職活動で苦労をすることもあります。
「退職して1か月休んだら、仕事をしたくなくなった・・・」
今回は、退職してのんびりしてから転職活動をする時に、陥りやすい失敗と対処法を解説します。
目次
退職後に陥りやすい4つのミス
1.しばらくのんびりしたい
会社で勤めていると、平日にまとまった休みが取れる機会はないので、ゆっくり休んでから転職活動をしよう。
しばらくのんびりしたが、その後も「明日から転職活動を始めよう」と思いつつ、なかなかエンジンがかからず1か月が経過・・・「怠けクセ」が付いてしまった。
2.いい求人が出るまで待つ
求人票は毎日チェックしているが、理想の条件が見つからず、全く応募できていない。
特に、30~40代の転職者に多い傾向ですが、前職の給与や待遇より良くないと応募しない。
「最後の転職だから」
と慎重になりすぎて、1か月で数件しか応募できない人も。
3.スクールなどに専念する
まとまった時間が確保できたため、独学やスクールで資格取得を考える人もいると思います。
「資格があった方が有利だから」
この時に、資格を取るまではスクールの日程を優先させて、転職活動を後回しにしたり、資格を取るまでは転職活動をしないと決めてしまう人もいます。
4.失業給付を貰いきる
会社都合で離職した人は、給付制限なくすぐに失業給付をもらえるので、手当の受給が終わるまで本気で転職活動をしない人もいます。
特に、会社都合退職で加入期間が10年以上だと、30歳で210日、35歳で240日も失業給付を受給できるので、「もらい切らないと損」と考えがちです。
失敗しないための対処法
1.のんびりする場合は計画的に行う
転職なんて一生に何度もないことだから、少しのんびりしてリフレッシュすることも間違えていません。
ただし、のんびりする前に、次の事を行ってからにします。
- 応募書類を作成しておく
- のんびりする期限を決めておく
転職活動を始めてから入社までの期間は、トントン拍子に進んでも2か月程度、通常は3~6か月かかることがザラなので、行き当たりばったりでなく計画的に行うことが成功のためには必要です。
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応募書類を作成しておく
退職したら、すぐ行うことが応募書類の作成です。
何故なら、履歴書と職務経歴書は、しっかり作ると2~3日はかかる上に、面倒なので途中で嫌になってしまう事があるからです。
しかも、自分では完璧なものを作ったつもりでも、第三者が見ると
「読みにくい」
「何をアピールしたいのか分からない」
何度も修正することになりますが、まずは一通り作ってみてから、ゆっくり休んでみてはいかがでしょうか。
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のんびりする期限を決めておく
旅行や趣味などでリフレッシュする場合も、期限を決めておかないと、いつまでも転職活動ができなくなります。
のんびりし過ぎて離職中の空白期間が長くなると、転職で不利になるので、
「休む時はゆっくり休む、転職活動するときはしっかり行う」
このように、オンとオフをしっかり切り替えて活動をすることが肝心です。
2.いい求人が出るとは限らない
転職する以上、少しでもいい条件の会社に入りたいと考えるのは当然です。
このサイトでも、妥協して入社してはいけないと言っておりますので、いい求人を待つことは必要と思っています。
ただし、いい求人を待つことには問題があります。
面接慣れしておかないと、本命でミスする可能性がある
面接は、数をこなすと対応が上手になります。
実際の面接で失敗したり、上手く説明できなかったりしながら、少しずつ改善して自分らしいアピール方法を身に付けることで、面接に対する自信を持つことができるものです。
このため、初めての面接がいきなり本命の会社だったら、面接に不慣れで緊張してしまい、恐らく失敗する確率の方が高いのではないでしょうか?
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良さそうな企業には積極的に応募する
面接の練習ではありませんが、70点の企業に積極的に応募して、面接から次の内容を学び取りましょう。
- どんな経歴やスキルを求めているか?
- どこを「突っ込んで」質問してきたか?
- どんな人物像が求められていたか?
- 面接前の企業イメージは、面接後に変わったか?
一人の面接官が聞いた質問は、他の面接官からも聞かれる可能性があります。
それは、あなたという人物を見た時に、気になる点は大体同じようなところだからです。
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3.スクールと転職活動を並行して行う
スクールや独学で資格や免許の勉強をする時、早く取得するために勉強に集中したくなります。
ただし、保育士など資格や免許が応募必須条件の求人でなければ、転職活動と並行しても勉強の妨げにはなりません。
資格の勉強は転職活動と並行して行う
何故なら、求人票のチェックから企業調査、応募までは数時間で終わるからです。
また、資格や免許が応募に有利の場合でも、履歴書の資格欄に勉強していることを書けばよいのです。
「〇〇資格取得に向けて勉強中。〇月に受験予定」
この様に記載しておけば、採用担当者に頑張っていることをアピールできます。
4.早く転職先が決まれば再就職手当がもらえる
長年雇用保険に加入して会社都合で退職すると、「少しでも多く貰わないと損」と考えることも仕方ないことです。
ただし、失業給付は失業時の保険であり、また、あなたが働いた時の給料よりも少ない金額しかもらえません。(離職前6か月間の平均収入の5~8割程度しか支給されません)
このため、早めに転職をしたほうが、結果的に収入が多くなりますし、雇用保険で未受給分の60~70%が「再就職手当」として一括でもらうことができるのです。
つまり、早く転職をして「再就職手当」というボーナスを受け取ることが一番賢い方法といえます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職活動は、短い時間で最高のパートナー(企業)を探す必要があるので、頭で描いている通りに進んでくれません。
特に企業は、一年中求人を出している訳でなく、欠員や事業拡大に合わせて募集します。
という事は、欠員や事業拡大がなければ募集しないし、仮に募集があっても、ライバルが殺到して内定が取れないなんてこともよくあります。
また、応募前にはそれほど興味がない企業でも、実際に面接に行ってみたら会社の雰囲気が良くて、入社を決意したとうい話もよく聞きますので、数多くの企業と出会って、その中で一番合っている会社を選んでみることが得策と考えています。
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管理人たなです。
転職活動は、履歴書と職務経歴書の書類作成から始まります。
ただし、ハッキリ言って面倒なので途中で挫折してしまう人もいると思います。
それでも応募書類を作成しないことには始まりませんので、「今日は職務経歴書を作成する日」などと決めて集中して仕上げるようにしましょう。