(2020-7-31更新)

企業へ応募電話のかけ方は自信ありますか?

もしもしと言いそう

敬語が分からない

求人で気に入った会社を見つけても、「電話連絡の上、履歴書を持ちください」と書かれていることがあります。

パート・アルバイトの応募や、社員でも中小企業の場合は、会社に直接電話することがありますね。

ところが、勇気を振り絞って電話しても、正しい敬語が使えないと「マナーない人が電話を掛けてきた」と相手にしてもらえません。

今回は、応募電話の正しいかけ方を、例文付きで解説します。

応募電話の前に準備すること

気に入った求人を見かけたら、誰よりも早く電話をかけないと募集が締め切られてしまうことがあります。

特に、「欠員募集」や「急募」などで数人しか募集していない場合は、「いい人」が面接に来たら、その場で内定を出して締め切りにしてしまう事があります。

ただし、「急いで申し込まないとライバルに負けちゃうと」何の準備もしないまま電話をかけて応対にあたふたしたら、「ダメな人が来た」と思われてしまうので、次から説明する準備物を用意することが先決です。

電話の前の準備物

電話する前の準備

準備しておくことは次の通りです。

  • 求人票(求人情報のページ)
  • メモ帳
  • ペン
  • スケジュール帳
  • 静かな場所

スマホで求人情報を見ている場合、電話中は当然画面を見ることができないので、勤務時間、仕事内容、休日、給料、交通費などをメモ用紙にメモしておきます。

また、スケジュール帳をスマホで管理している場合は、1~2週間後までの予定をメモ帳に映しておかないと、面接日程を決められませんよ。

なお、電話をする時は、部屋の中などの静かな場所でかけることが最低限のマナーです。

騒音の場所で電話すると、採用担当者の声が聞き取りにくく、面接日を聞き間違えたり、何度も聞き返したりすることになり、それだけで印象が悪くなります。
(管理人が採用担当者なら、騒音の場所から電話してきた人は採用しません)

電話をかける時間帯も気を付けて!

準備が終わっても、ちょっと待って。

企業には忙しい時間帯というものがあり、オフィスなら始業後、終業前、あとお昼時は避けることが望ましく、具体的には、9:30~11:30、13:30~16:30にかければ問題ありません。

忙しい時間帯は?
  • 飲食店:食事時間帯(10:30~14:00、16:00~21:00)
  • 居酒屋:夕方以降
  • お店:開店前の準備時間
  • 事務職:昼食時間帯(12:00~13:00)

電話応答例文

求人に電話応募

1.電話をかける

電話をかける時は、普段より少し大きめの声で、元気よく話します。

「お忙しいところ、失礼いたします。わたくし転職太郎と申します。転職マニュアルサイトの求人情報を拝見して、お電話いたしました。採用ご担当様はいらっしゃいますか?」

≪採用担当者の名前が分かっている時≫

「人事課の○○様はいらっしゃいますか?」

不在の場合

担当者が不在や離席している時もありますが、慌てることはありません。

「何時頃にお戻りでしょうか?その時間に改めて電話差し上げたいのですが。」

採用担当者との話し方

採用担当者と代わったら、もう一度名乗ります。

「わたくし転職太郎と申します。転職マニュアルサイトの求人情報を拝見して、お電話いたしました。」

最初の電話の相手が採用担当者だった場合は、上記は省略して、用件を話します。

【アルバイト、パートの場合】

「ホール職に応募したい思い、お電話いたしました。」

【社員の場合】

私:「営業職の求人を拝見し、ぜひとも御社の面接を受けさせて頂きたく、お電話差し上げました。」

採用担当:ありがとうございます。都合の良い日にちを教えてください。

私:「今週は、11日以外でしたら大丈夫です。」

「10日か12日にお願いできないでしょうか?」または、「10日か12日だとありがたいのですが」

採用担当:では、10日の15時でいかがですか?

私:「10日の15時ですね。承知しました。」(アルバイトなら、「わかりました。」でもOK)

面接当日の持ち物の確認

続いて、面接時の持ち物を確認します。

会社によっては、履歴書以外に次のものが必要な場合があります。

  • 筆記用具
  • 身分証明書
  • 印鑑

私:「お持ちするものは、何かございますか?」

採用担当:履歴書と筆記用具を持ってきてください。

私:「履歴書と筆記用具ですね。承知しました。」

 

(下に続く)

2.面接日程に行けなくなった時

急な予定で、面接に行けなくなる事もありますね。

その場合は、分かった時点で早めに電話します。(当日連絡はダメですよ)

私:「お忙しいところ、失礼いたします。10日の15時に面接のお約束を頂いている転職太郎と申します。人事課の山田様はいらっしゃいますか?」

採用担当:はい山田です。

私:「お忙しいところ、失礼いたします。10日の15時に面接のお約束を頂いている転職太郎と申します。」

「面接の時間に、どうしても外せない用事が入ってしまい、大変申し訳ございませんが、面接日程の変更をお願いできないでしょうか?」

採用担当:仕方がないですね。いつがいいですか?

私:「12日以降でしたら大丈夫です。」

採用担当:では、12日の15時にしましょう。

私:「ありがとうございます。12日の15時で承知しました。」

「今回は、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」

3.電話の切り方

電話を切る時は、時間を取って対応してくれたお礼を伝えます

「本日は、お忙しい中ありがとうございました。それでは失礼いたします。」

相手が電話を切ってから、静かに受話器を置きます。(または、OFFボタンを押す)

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(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

電話での応募は、話すだけだから簡単だと思っていても意外に難しく、とっさの時に敬語が口から出ないものです。

しかも、電話での応答がまずいと、それだけで「マナーを知らない」と不合格になることもあるので、正しい応答方法を覚えてから電話を掛けることが合格への近道です。

皆が電話が下手だと、正しく応対できただけで、採用が近づきますので練習して挑みましょう!

なお、面接結果の連絡と出られなかった時の対応は、関連記事をご覧ください。

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