(2020-6-27更新)
就活で内定が出たら、「内定者懇親会」が行われることがあります。
懇親会だから、服装は自由と思ってジーンズで参加したら、
「周りはみんなスーツだった」
こんな失敗をしないために、服装や身だしなみのマナーを知っておきたいですね。
今回は、内定者懇親会の内容と服装の選び方を解説します。
なぜ内定者懇親会が行われるか?
内定者懇親会が行われるのは、大きく2つの目的があるからです。
- 内定者同士の顔合わせと親睦を図るため
- 内定辞退を防ぐため
つまり、企業側の社員と内定者を一堂に集めて、食事などをしながら親睦を図ることによって、内定者同士が仲良くなったり、企業に対して親近感抱いたりしてもらうことで、内定辞退を防ぎたいからです。
会社の事業の説明があることも
内定者が会社事業について具体的なイメージが持てるようにと、会社の事業や製品、サービスなどの説明があることもあります。
プレゼンテーションやビデオなど、色々と工夫した形で説明があり、今まで曖昧だった事業内容がイメージ付くようになるかもしれません。
この説明には、本部長、事業部長などが説明することもあり、面接時に人事から受けた説明より、具体的な話を聞けることもあります。
入社数年目の先輩社員が出席することも
懇親会には、入社数年目の先輩社員が参加することがよくあります。
数年前に入社したばかりの社員は、内定者に近い位置にいますので、内定から入社前までの不安などの話をくことができると思います。
内定者が少ない企業だと、先輩社員と1対1で話と聞いたり、相談したりすることができると思いますので、不安なことを相談してみるのもいいと思います。
- 直接、経営者・幹部から事業やビジョンを聞ける
- 先輩社員と顔合わせすることができる
- 他の内定者と顔合わせや連絡先の交換ができる
内定者懇親会の服装選び
それでは、内定者懇親会に着て行く服装について説明します。
企業から服装指定が無い場合
内定者懇親会の案内に服装について何も記載がなかった場合は悩みますね。
企業側にとっては、いちいち服装指定しなくても、
「社会人のマナーとして相応しい服装」
で来るようにという意図が込められているのです。
つまり、次のようなTPOに応じた服装が求められています。
- 会社訪問なら、会社訪問に相応しい服装
- 面接なら、面接に相応しい服装
こう考えると、服装選びで悩むことがありません。
会社で行われる場合はスーツ
会社で行われる場合は、懇親会として飲食があるとしても、スーツ着用でいかなければならなりません。
たとえ内定が出た後でも、入社前の段階ではその会社の人間ではないので、会社訪問に相応しいリクルートスーツが望ましいです。
なお、受付や廊下などで、他の社員にすれ違う時は、挨拶や会釈などを忘れずに行いましょう。
レストランで行われる場合はオフィスカジュアル
レストランで行われる場合は、交流や飲食がメインの懇親会的な内容となりますので、オフィスカジュアルで参加します。
ただし、会社の偉い人や先輩社員の参加することがありますので、ラフな服装で行くことはできません。
【男性】
- ジャケット、スラックス ※色は黒、紺、ベージュ、茶などで、明るすぎないもの
- シャツ ※白、淡い色
【女性】
- ジャケット、パンツかスカート ※色は派手な色は避ける!
- シャツ
内定者懇談会はパーティーではありませんので、目立つ服装で行かないこと!
【これはNG】
- 派手なもの
- ブランドのもの
服装指定がある場合
スーツ指定
内定者懇親会の案内に「スーツでお越しください」と書かれていたら、悩むことは一切ありません。
- 面接と同じ服装で行くこと
あえてスーツ指定をしているという事は、社長や役員が参加したり、会社のフォーマルな場になったりするので、おしゃれで目立つと、会社から目を付けられてしまいます。
私服指定
逆に、私服が指定された場合が一番悩むと思います。
「私服指定」の狙いは何かと言うと、次の理由が考えられます。
- 内定者の普段の服装を見てみたい
- 飲食がメインの懇親会だから
- リラックスして欲しい
もし、内定者懇親会が複数回行われるなら、2回目以降は周りに合わせた服装で出席すればいいですが、1回目の場合は冒険する訳にもいかないので、「レストランで行われる場合」を同じでオフィスカジュアルで参加します。
社員や他の内定者など、初対面の人が多くいる場では、服装を崩しすぎるのも失礼だったり、浮いてしまったりするので、地味な色のジャケット着用で行くことをお勧めします。
バッグは?
内定者懇親会では、魏業から資料などが配布されることもあるので、A4サイズの書類が入るバッグを持参します。
基本ビジネスバッグを持っていけば問題ありませんが、私服の場合ガチガチのビジネスバッグでなく、通勤に使えるバッグであれば大丈夫です。
ただし、服装がスーツ指定なら、ビジネスバッグで行きましょう。
【これはNG】
- トートバッグ
- 派手なバッグ
- リュック
アクセサリーは?
アクセサリーは、悩んだら外すことが基本ですが、シンプルで目立たないネックレスであれば許容されることが多いです。
参加してみて、場違いと感じたら外せば良いものなので、神経質になることはありません。
ただし、「スーツ指定」の場合は、外しておいた方が無難と考えます。
【これはNG】
- マニュキュア、ネイル
- ピアス、イヤリング
- ブレスレット
- ヘアカラー
飲みすぎはダメ
内定者懇親会では、飲食の後にアルコールが提供されることがあります。
ただし、アルコールは和んだり、打ち解けたりしてもらいたいから用意しているものなので、飲み過ぎてはいけません。
飲み会ではありませんので、飲み過ぎて、羽目を外したり大声を出したりすることがないように注意しましょう。
飲み過ぎて喧嘩をしてしまったら、内定取り消しもあり得ますので、まだ学生といえども、社会人としての節度を持った飲食をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
内定者懇親会では、企業や内定者同士の親交を深めるために行われるので、同期と仲良くなれるチャンスでもあるので、積極的に話しかけてみてはいかがでしょうか。
服装は、入社後もTPOに応じて選ぶことが求められるので、場所や内容に応じて着分けられるようになりましょう。
- 服装指定がある時:指定通り
ただし、カジュアル指定はオフィスカジュアルにする - 指定がない時:開催場所に合わせる
会社で開催:スーツ
レストランで開催:オフィスカジュアル
なお、内定者懇親会にちょっと浮いた服装で行っても、内定が取り消されることはありませんが、あまりにも目立つ服装だと、会社の人に「目を付けられる」ことになるので、オシャレや自己流はほどほどにしましょう。
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