(2020-2-18更新)
最近は、平日夜間だけでなく、土曜や日曜日に面接を実施している企業が増えてきています。
応募者からすると、仕事が終わってから面接ができるのでありがたいことですが、よく考えると面接官は勤務時間外に対応していることになります。
「面接官は、夜間や土日に面接をしていて、いつ休んでいるんだろう?」
応募者の便宜のためという名目で、面接官が時間外労働を強いられていたら困りますね。
今回は、時間外の面接を利用して企業の残業実態を見抜く方法を解説します。
目次
土日夜間面接とは
平日の昼間に面接を受ける人ができない人のために、夜間(18~20時頃)や土日(10~17時)に面接をすることをいいます。
在職中に転職活動をしている応募者にとっては、有給休暇を使わずに面接ができるメリットがありますが、面接官は残業や休日出勤で対応しているのが実態です。
残業実態を見抜き方
入社する会社の残業実態は気になるところです。
こんな時に、夜間面接や土日面接を利用して、実際に時間外の面接に受けながら、企業の残業状況を見抜く方法を紹介します。
面接時間の設定のコツ
せっかくの夜間面接なのに、18時に面接を設定しても意味がありません。
具体的な方法は、「自分がこの時間まで働きたくない」と思える時間に面接を設定することです。
例えば、20時には帰りたいと思ったら、面接を20時に設定して、次の方法で企業の残業状況を確認するという訳です。
建物の外からオフィスの電気を確認
自社ビルだったり、ワンフロア同一企業が借りている場合は、オフィスビルの外から照明の点灯状況を確認してみましょう。
防犯上、常夜灯などの小さい照明が付いている事がありますが、通常の照明より暗いので区別が付きますので、電気が付いているという事は残業していると判断ができます。
企業に出入りする人を確認
次は、企業に出入りする人を観察してみましょう。
例えば、ビルの外にコンビニなどがあれば、社員が残業中に夜食などを買いに来るので、よく観察してみましょう。
「どんな表情か?」
出てきた社員が、うつむいて歩いていたら、過労で疲労しているだろうと分かります。
「どんな会話をしているか?」
社員が2人で出てきて、「今日も遅いね」「何時に帰れるかな」などと会話していたら、日常的に帰宅が遅いことが分かりますし、そもそも、20時に夜食などを買いに来るってことは、少なくとも21~22時まで働くだろうと想像できますから。
あまりにも遅そうでしたら、ブラック企業を疑った方がいいでしょう。
【関連記事】
面接室までの通路からオフィスを覗く
企業に入ったら、面接までにオフィスの中を見ることができたら覗いてみましょう。
デスクの数に対して、どのくらいの人数が残業しているかを確認します。
例えば、20時の時点で半数以上残業していたら、その時間までは当たり前という社風と判断し、あなたが入社したら、20時は覚悟しなければなりません。
【関連記事】
みなし残業はどんな制度か?固定残業代は労働者にメリットがない理由
面接での逆質問
面接で、「何か質問がありますか?」と聞かれたら、社員の残業状況をそれとなく聞き出してみましょう!
応募者:「1日でも早く即戦力になりたいと考えておりますが、他の社員は毎日何時頃まで仕事をされているのでしょうか。」
面接官:「平日は、20時頃が多いですね」
夜間休日面接の場合、面接官も残業疲れのため、ポロっと本音がでるかもしれません。
ただし、ストレートに残業を聞いてしまうと、後ろ向きと捉えられて選考で不利になりますのでご注意を。
【関連記事】
裏ワザとして
面接後は社員が何時頃に帰宅するか、企業の建物の外から見張ってみるのも、一つの方法です。
もし21~22時まで社員が帰宅しなかったら、その時間まで働くことが日常的という事が分かりますから。
入社して後悔するよりは、数時間でも外から観察して残業実態を調査した方が賢明です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
入社を希望する企業の残業実態は気になるものです。
20時に面接に行って、オフィス内に多くの社員が残業していたら、入社をためらってしまいますよね。
でも、昼間の面接を受けたために、この残業実態を知らずに入社してしまったら、後悔では済まないのではないでしょうか。
ちょっとの工夫で入社前に会社のことを調べられるので、夜間・土日面接をしていたら、ぜひ試してみてください。
【関連記事】