工場や現場などで働いている人にとって、間接部門は事務所で座ってパソコンを触っているだけというイメージがあるかと思います。

「こっちは汗水かいて働いているのに、涼しい顔して」

「間接の若造の方が俺より給料高くておかしい」

今回は、不満の種となりやすい間接部門の役割と効率化を解説します。

直接部門、間接部門とは?

直接部門とは、会社の売上や利益に直接かかわる部門で働く人のことを言い、具体的には調達、製造、営業、販売、サービスの仕事が該当します。

これに対して間接部門とは、会社の売上や利益に直接かかわらない部門で働く人を言い、総務、経理、管理、研究など、直接部門以外の仕事が該当します。

間接部門の主な仕事

まず、間接部門は具体的にはどんな仕事をしているかみていきます。

今まで知らなかったけど、「実はこんなこともしていたんだ」と様々なことをしているのが間接部門です。

総務(人事、総務、労務)

人事

人事は、企業の経営方針・目標に従い、人材の配置や採用を計画・採用し、人材を教育し評価するなど、会社の人材を最適化する部署をいいます。

具体的には、経営計画に基づいて人員配置を考え、不足している人材の採用を行います。
また、社員を教育して優秀な人材を育て、頑張っている人を評価して、社員のやる気を引き出させることをします。

総務は、会社文書や庶務、設備管理、保安、社内イベント、渉外事務など会社にとって不可欠な事務を行う部署をいいます。

簡単に言うと、会社として必要な事務のうち、引き受け手の無い仕事を全て受け持つのが総務なのです。

労務は、勤怠や給与、福利厚生、労務管理、労働環境整備などの労働者が快適に働くことができる環境や仕組み作りを行う部署のことをいいます

労務は馴染みが無い部門ですが、労働時間を記録して正しく給与計算をしたり、各種手当や福利厚生を決めたり働きやすい環境作りを行うことがメインの仕事です。

経理(財務、経理、会計)

経理

財務とは、事業活動に必要な資金調達予算管理、資金の運用(投資など)を行います。
設備を導入する時に、銀行と掛け合って融資を受けたり、各部門に予算を付けて、正しく予算が使用されているか管理をしたりします。

経理は、お金の流れを管理するために、経費や旅費の精算や伝票処理を行ったり、支払いや請求、決算書の作成をしたりします。

会計は、企業が行う経済活動を記録・分類して、会社の内部および外部へ報告することで、利害関係者(株主や銀行など)に決算書を報告したり、経営会議などに決算情報を報告したりします。

(下に続く)



管理(法務、広報、情報システム)

法務

法務は、会社の契約や法律問題、コンプライアンスを行います。

例えば、設備をリースする時に契約内容が不利でないか、製品に他社特許の侵害が無いか、社員が公務員を接待したり、同業他社と接触したりしないようにコンプライアンス教育も行います。

広報は、会社の広告塔として新製品やニュースを発表したり、マスコミの取材を受けたり、さらに、会社の危機対応などを行います。

情報システムは、パソコン、ネットワークといったハード的なものから、社内システム、アプリケーションなどのソフト的な面まで、ITによる業務の効率化を行います。

例えば、生産管理や在庫管理、売上管理など企業活動に無くてはならないシステムを管理しています。

研究

研究

研究は、会社の基礎技術や新規技術を取得するために、数年単位で取り組む、言わば将来に渡って競争できる技術を研究しています。

時代の移り変わりが早いので、常に最新の研究や改良の技術を研究しておかないと、ライバル社に負けてしまう恐れがあるので、私たちが長く働くためには必要不可欠です。

間接部門の改善は?

定型業務は効率化すべき

間接部門の仕事には、定型的に行われている勤怠集計や給与計算、伝票処理、各種集計などがありますが、こういった仕事は、ITを活用して積極的に効率化をするべきものと考えます。

機械ができる事は、機械に任せる方が、早く確実に行うことができます。
IT化によって浮いた時間は、頭を使う仕事に向けることが、間接部門の生産性や能率アップにつながります。

頭脳集団なら利益のための知恵を出すべき

間接部門で働いている人たちは、良くも悪くも、将来の会社の役員など経営層になり得る人物です。

このため、若いうちから様々なことを経験し学んで、将来会社が安定的に利益を上げられるように頭脳をフル回転させて働くことが、本来の間接部門の役割であると考えます。