(2020-7-23更新)
どの会社にも、やたらと仕事のスピードが早い社員が一人や二人はいると思います。
「あの人は別格」
「頭の回転が私たちと違う」
もちろん、優秀だから仕事が早い場合がありますが、ごく普通の人でも仕事の処理能力が高い人がいませんか?
彼らに共通するのは、仕事を効率的に行うために、時間の使い方が上手い特徴があります。
でも、この時間の使い方はコツをつかんでしまえば、それほど難しいものではないのです。
今回は、早朝の時間を活用して仕事を効率的に行う方法を紹介します。
早朝出社のメリット
誰にも邪魔されず仕事ができる
早朝出社の最大のメリットは、朝は職場の人が少なく、集中して仕事できることです。
日中は、職場の人たちから話しかけられたり仕事の依頼が来たり、または電話対応などで、自分の仕事ができない人もいると思います。
ところが、早朝の閑散としたオフィスなら、同僚や部下から話しかけられることも、電話がかかってくることも無く、まさに集中するには絶好の時間帯なのです。
脳がさえている
脳は一日中同じように働いてくれる訳ではなく、効率的に働く「冴えている」時があります。
脳が一番冴えているのが、起きてから2時間と言われており、この時間帯に「頭を使う」仕事ができるかで、仕事のパフォーマンスに差がつくわけです。
この脳が冴えている2時間が、まさに早朝の時間帯ですので、
- 朝7時に起きて、始業時間ギリギリにオフィスに駆け込むか
- 朝5時に起きて、早朝の職場で「頭を使う」仕事をするか
どちらが生産性の高いかお分かりいただけると思います。
上司の評価が上がる
どの会社でも、社長や役員、部長の人たちは早朝に出社していることが多い傾向にあります。
もちろん、彼らも早朝の静かな時間帯に仕事を片付けるために出社していますが、仕事以外にも、役員同士情報交換したり、社員と交流をしたりしています。
早朝出社の人たちは、同じように早く来ている人に対して、好印象を持ったり、仲間意識を持ったりすることがよくあります。
もし、あなたが一般社員だったとしても、毎日早朝に出社していれば、役員や管理職に顔と名前を覚えてもらうことができ、そのうち自然に話しかけられて会話をすることができるでしょう。
早朝出社することで、普段得ることができない貴重な情報に触れたり、上司から好印象を持たれたりするのでこんなメリットが受けられる機会はなかなかありません。
始業時間ギリギリに出社している人は、このメリットが受けられずに損しています。
通勤ラッシュを避けられる
都市部で働いている人の悩みの種が、通勤ラッシュだと思います。
特に、ピークの時間帯になると満員電車で身動きも取れない中、電車に乗るのは苦痛でしかありません。
満員電車だと、周囲の人たちに押しつぶされると、本なども読めず音楽プレーヤーを聞くのが精一杯で、身動き取れず苦しい体制で過ごすので、会社についた頃には疲労で仕事どころではありません。
こんな通勤ラッシュを、少しでも避けるためにできる事は、出勤時間を1~2時間早める事ではないでしょうか?
ラッシュを避けることで、通勤時間を活用して読書や仕事、音楽を聴くことができるだけなく、電車に座って通勤できる可能性だってあります。
満員電車で通勤している人にとっては、
「電車の中で、周りの人と身体がぶつからない」
だけでも快適に感じるのではないでしょうか。
フレックスなら時差退社できる
もしフレックスタイム制度で、早朝出社した分、早く帰れるのであれば、7時に出社して16時に退社してみてはいかがでしょうか。
16時に退社できれば、夕方のラッシュ前に電車に乗れるため、空いている電車で快適に帰宅することができるでしょう。
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有効活用法
早朝出社したら、どんな仕事をするのが理想でしょうか。
朝の静かな時間帯は誰にも邪魔されないので、普段手が付けられない事や、頭を使う仕事など、集中して処理することができます。
ここでは、早朝に行いたい4つの仕事を紹介します。
1日のスケジュールの確認と準備
まずは、脳のウォーミングアップを兼ねて、今日のスケジュールと仕事の準備を行うことがいいでしょう。
始業時間になると、周囲から話しかけられたり会議が始まったりして、バタバタしてしまうことがあるので、静かな時間帯に、自分の考えを整理したり会議の準備をしたりしておけば、意見を求められても、準備不足で何も言えなかったなんて事態を避けることができます。
メール処理
前日の退社時に未読メールを全部処理したのに、朝出社したら何十通ものメールが届いて嫌になりますね。
「CCメール」で少しでも関係がある人にメールを送りつける人がいると、それだけでメールボックスから溢れてしまいますが、メールが届いた以上読まない訳に行かず、「ななめ読み」している管理職の人も多いのではないでしょう。
そんな状況でも、社長や役員、仕事ができる人は、メールの返信が早いことに驚かされます。
彼らは、早朝の時間帯に一気にメールを処理してしまうのです。
頭を使う仕事
静かな時間を利用して、「頭を使い」しっかりと取り組みたい仕事をする場合は、早朝の時間帯が最適です。
例えば、企画書やプレゼンテーション資料を作成するなど、集中しないとはかどらない仕事をしてみてはいかがでしょうか。
早朝は脳がさえている上に、職場の人が少ないために、邪魔されることがほとんどないからです。
「日中の時間帯は邪魔が入る」ので、残業中に頭を使う仕事を行う人もいますが、身体と脳が疲れているので、職場が静かでもはかどらないことが多いです。
上司と意見交換
早朝の時間帯は、仕事が行われているだけでなく、早朝出社組み同士で情報交換が行われていることが多いです。
同じ早朝出社というだけで、親しみを持ってもらえたり好印象を持ってもらえたりするので、日中は話しかけ難い人たちとも、気さくに会話をする事ができます。
特に、早朝出社する人は、役員や管理職、仕事ができる人に多い傾向があるので、こういう人たちが持っている情報は、貴重で有用な情報であることが多いので、今後の仕事で十分役に立つことばかりです。
また、仕事以外にもプライベートな話を聞けるので、「会社では怖いけど、家庭的な面がある」などと新しい発見があるかもしれません。
さらに、毎朝会話しているうちに、飲みやゴルフなどに誘われることもあり、そこから貴重な経験ができたり人脈ができたりと、始業ギリギリ出社の同僚と差を付けることができます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
早朝出社のメリットがお分かりいただけたと思いますが、一つ問題があるのではないでしょうか。
「朝早く起きられない」
今まで起きられなかったのに、明日から早く起きられるようになることは無いので、少しずつ起きる時間を早めていきながら体に起きる時間を覚えさせなければならず、途中で挫折してしまうかもしれません。
関連記事で早起き習慣化のコツを解説していますので、一読してみてください。
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うちの会社はセキュリティで始業30分前まで入れませんが、それまで会社の目の前のコーヒー店で仕事などしてる人が多いです。
最近、始業前1時間~30分前にならないと社内に入れない会社が増えてきましたね。
それでも、早く来る社員はカフェやファミレスなどに集まるので、「あそこは〇部長」「こっちは〇課長」などを把握して、行きやすい店に入りますね。
いつも拝見しています。
早朝出社メリット理解できますが、早く出社しても早く帰れるものじゃない場合、早く来ても意味ないなと思ってしまいます。
コメントありがとうございます。
「何時に出社しようが上司が帰るまで帰れない」という会社の場合は、早朝出社が無駄ではないかと思ってしまうのも分かります。
管理人がその状況にいたら、半年くらい早朝出社してみて様子を見ると思います。
それでも変わらないなら、諦めるか転職するか決断しますね。