(2020-7-22更新)

インターンシップが終わったら、どんな内容のお礼メール送っていますか?

「お礼メールのテンプレートを使った」

「1dayインターンだったので送っていない」

自分なりの基準で、お礼メールを送ったり送らなかったり、またはテンプレートを使ったりしていると思います。

ただし、インターンシップを「会社紹介」「職業体験」をするための場と思っていると、ライバルに大きく差をつけられてしまうのです。

実は、企業にとってインターンシップは別の意味があるからです。

今回は、インターンシップのお礼メールの正しい内容とマナーを解説します。

何故、お礼メールを送るのか?

インターンシップ内定

開催してくれたことへの感謝を伝えるため

インターンシップは、人事や関係部署の人たちの大切な時間をかけないと行うことができません。

確かに、企業側にもインターン実施のメリットはありますが、社会人になると「何かに参加」した場合は、主催者にお礼をすることがビジネスマナーです。

また、インターンのプログラムには、通常「費用」が発生するので、手間とお金を使ってくれて実施してくれた人たちに対して、お礼ができないようだと「非礼な学生」と言われてしまいます。

良い印象を与えるため

インターンシップに参加すると選考で優遇されたり、内々定がでたりと嬉しい参加特典があるのはご存知だと思います。

ただし、参加すればもれなく特典が貰えるものではなく、「よい学生」との印象を持たれることが前提なので、逆に「マナーが無い学生」との印象を与えてしまったら、書類選考で落とされるのが目に見えています。

選考で有利になるためのお礼メールというと、露骨かもしれませんが、就活でライバルに勝つには「活用できるものは何でも利用する」くらいの気持ちが必要です。

1dayインターンシップでも送るべき

上記の説明でお分かりの通り、最終目標が「選考で有利になる」ためなので、1dayインターンであっても、お礼メールを送るべきです。

なお、インターンシップ参加時の服装やマナーは、以下関連記事で解説しています。

【関連記事】

ここで差が付くインターンシップのマナーと自己紹介

お礼メールのマナー

インターンシップお礼メール

お礼メールの重要性が分かったところで、肝心の中身の解説をします。

翌日までに送ること

お礼メールは、インターン最終日がベストです。
ただし、最終日には懇親会があったり、インターン疲れがあったりして文章を考える余裕が無いかもしれません。

慌てて「変な文章」を当日に送るくらいなら、しっかりとした内容のメールを翌日に送る方が良いので、翌日までに送ることを心がけましょう。

送る時間は深夜を避ける

メールを送る時間は、それほど神経質になることはありませんが、出来れば深夜は避けた方がベターです。

メールは相手の都合を考えないでいつでも送ることができますが、「送信日時」が表示されるので、深夜3時に送ったために、「夜更かしをしている学生」と思われたら損です。

インターンシップ後にメール文章を書き始めて、完成が深夜になってしまったら、朝起きてから送りましょう。

メールを送る時間帯

5時~23時頃がベスト
(寝ている時間に送ると夜更かしを疑われるため)

遅れてしまったらお詫びをする

お礼メールは翌日までに送るべきなので、それ以上遅れないように気を付けましょう。

もし、遅くなってしまったら、メールの初めにお詫びを入れることで遅れを帳消しにできるかもしれません。

ただし、インターンには多くの学生が参加するので、最後に到着したら良い印象を与えることができませんし、本気度が疑われてしまうデメリットまであります。

なお、遅れてしまったから、「お礼メール無し」はありえません。

誰宛に送るのがいいか?

お礼メールの送信先を悩む人がいますが、人事(主催者)宛に送ります。

どんなにお世話になったとしても、インターンの窓口である人事を飛び越えて、「直接」参加部門に送ることは、マナーが疑われてしまいます。

人事が関係者に転送してくれる

通常、人事はインターンのお礼メールを受け取ると、関係部門に転送しますので、宛先で悩むことはありません。
逆を言えば、人事だけに送りたくても「勝手に参加部門に転送される」ものと思って書きましょう。

(下に続く)

お礼メールの記載内容は3つ

お礼メールは次の3つの内容が必須です。これらをしっかり書くことで好感度がアップするので、短期インターンであっても「アピール」と思って書くことがコツです。

もし、書く内容が無いという場合は、多少強引でも「自分の経験」などと結び付けて書きましょう。

  • 人事と参加部署の人たちへの感謝を伝える
  • 参加して何が変わったか?何を学んだのか?
  • 体験をどう活かすか

【文例】お礼メール

件名:インターンシップのお礼(○○大学△△学部 転職太郎)

〇〇株式会社

人事課 新卒採用係 △△様

お世話になっております。○○大学△△学部 転職太郎です。

お忙しいところ、12月1日から5日までインターンシップに参加させていただきましてありがとうございました。

この度のインターンシップを通して、○○業務の実務を知ることができ、職業に対して深いイメージを持つことができるようになりました。特に、○○課の皆様の仕事に対する目標と実現するためのチームワークを目の当たりにして、仕事の厳しさを学ぶことができた反面、自分の甘さを実感いたしました。

また、社員の皆様にご指導や仕事への姿勢に接し、貴社への入社意欲がますます高まって参りました。

今回は、大変貴重で有意義な経験をありがとうございました。

末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

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○○大学△△学部
転職太郎
電話:090-0001-0002
メール:taro@tenmanual.com


(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インターンシップのお礼メールが、選考に影響を及ぼすなんて大袈裟という人もいますが、インターンで「良い学生」「一緒に働きたい」と印象を与えることができれば、選考で有利に働くのは当然のことです。

特に、どの企業だって人手不足で人材を集めるのに苦労している訳ですから、インターンに優秀な人材が来れば、みすみす逃すことはせず「青田買い」などの囲い込みをしてくるのではないでしょうか。

インターンで選考を有利にしておけば、4年生の就活での戦略がとても楽になります。
周りが大量エントリーしている中、厳選してエントリーしてもお釣りが来るんですから。

【関連記事】

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内定後は長期インターンを行うほうがいい理由