(2019-5-31更新)

退職日が近づいてきて、引き継ぎも一段落したところで忘れてならないのが職場の仲間に対するお礼のお菓子です。

退職したらもう顔を合わすことがなくても、儀礼的に渡しておきたいものです。

ただし、退職後は新しい仕事を探したり引っ越したりと何かとお金がかかるものなので、できれば出費は抑えたいものです。

今回は、退職時に渡すお菓子の相場と上手な渡し方を解説します。

退職のお菓子は必要?

退職の挨拶

在職中は、どんな人でも上司や先輩、同僚から仕事を教わり、フォローをしてもらいながら仕事を覚えてきたと思います。

このため、退職時にお世話になった人への感謝の気持ちを込めて、多くの会社ではお菓子を配る習慣があります。

また、退職者が出ることで周りの人たちに、多かれ少なかれ迷惑をかけてしまうので、お礼とお詫びを兼ねる意味合いもあるかもしれません。

配らなくてもいい場合?

ただし、退職時に必ず配らなければいけないというものではなく、個別の事情に応じて渡すかどうかの判断をします。

例えば次の場合には渡せなかったからといって妬まれることはないでしょう。

会社や職場に配る習慣がない

会社や支店、職場などに、お菓子を配る習慣がないのであれば無理して配るべきではなく、逆に配ってしまうと、上司から注意されるかもしれませんし、次に退職する人に対してプレッシャーを与えてしまうことになります。

1年未満の短期間で退職した場合

短期間で退職した場合は、無理して配らなくても大丈夫ですが、入社時に仕事を教えてもらった感謝の気持ちが強い場合は、お礼に渡してみるのも良いでしょう。

アルバイトやパートなどの場合

ただし、アルバイトやパートでも、長期間働いていたりフルタイム勤務の場合は、お世話になったお礼として渡しましょう。

また地元の会社で働いていた場合、退職後も顔を合わせる可能性があれば、今後の付き合いを考えて、配っておいた方がいいでしょう。

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渡す範囲は?

お菓子を渡す範囲は、勤続年数会社の規模お世話になった度合いで判断します。

会社や職場の人数が少ない場合は全員(目安:10~20人)

会社やオフィスの人数が少ない場合は、配る人数を限定してしまうと、もらった人ともらわなかった人で不公平が出やすいので、角が立たないように全員に配りましょう。

目安としては、10~20人程度までは全員に配っておき、予算が許すのであれば30~40人くらいまでは全員に配った方が、気が楽になります。

この程度の人数であれば、「誰に配ろう」と悩む時間や、わだかまりを考えたら配ってしまって気持ちよく退職したいですね。

勤続年数が短い場合は所属部署

勤続年数が短い場合は、お菓子は所属部署のみに限定して配り、それ以外の人に対しては挨拶だけにしましょう。

広くお世話になった場合は予算に応じて対象部署を広げる

営業部門などで働いていた人は、オフィス内の多くの人にお世話になったと思います。

こんな場合は、予算に応じて自部門と特に関係の深かった部門に限定してお菓子を配り、その他の人に対しては、言葉でお礼を伝えるなど工夫をしましょう。

お菓子は、あくまでもお礼の気持ちなので、お世話になったからといって全員に渡さなければいけないものではありません。

お礼お菓子の渡し方とマナー

退職お菓子の渡し方のマナー

最終出勤日に渡す

基本的に最終出勤日に渡すのがベストです。

  • 9月30日に退職する場合:9月30日
  • 9月20日が最終出勤日で有給消化する場合:9月20日

ただし最終出勤日がバタバタしてしまい渡す余裕がなさそうと思ったら、その前日に配ってしまう方が安心です。

スマートな渡し方

お菓子の配り方は「直接渡す」、「共通エリア(給湯室など)に置く」の2パターンがあります。

直接渡す方法

ベストな方法は、退職の挨拶回りの時に1人ずつ手渡すことです。

あいさつ回りでは、思い出話やお礼の気持ちを伝えながら手渡しできるので、配り忘れの心配もないし特にお世話になった人に対して、追加でお礼の品を渡すこともできます。

出張や休暇などで不在の人には、お礼の手紙を添えてデスクの上に置いておくとスマートです。

共通スペース(給湯室)に置く方法

退職時のお礼お菓子

会社によっては勤務時間中の退職の挨拶は認められるが、お菓子はダメと言う職場もあると思います。

この場合は退職の挨拶回りではお菓子を渡さず、最終出社日の昼休みや定時後に、給湯室などの共通スペースにお礼の手紙を添えて、箱ごと置きます。

ただし、この場合は渡したい人にお菓子が行き渡らなかったり、他部署の人が食べてしまったりすることもあるので、多めに置いておきましょう。

一人当たりの金額は100円

退職時のお菓子は、「お礼の気持ち」なので金額にこだわる必要はありませんが、安すぎず高すぎずのバランスを考えて、1人当たり100円前後が良いでしょう。

あまり安い金額にしてしまうと、「せこい人」と思われても嫌ですし、逆に高い金額だと、次に退職する人が悩んでしまいますので、金額を頑張るよりは感謝の気持ちを直接伝えることを考えましょう。

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どんなお菓子を選べばいい?

お菓子は個性を出して選びたいですね。

ただし、食べ物の好みは難しく、自分が美味しいと思っても、もらった人が美味しいと思わないこともあるので、奇抜なものよりはスタンダードのものの方が好まれます。

甘めのお菓子が好まれやすい

お菓子を受け取った人は、職場で食べてしまうと思いますので、やっぱり仕事で疲れている時は、甘めのお菓子が好まれるでしょう。

個装されたお菓子

美味しいお菓子でも、「大きいもの切って配る」となると考えものです。
むき出しのお菓子は衛生面で嫌がる人もいるので、配りやすさも考えて個装されたお菓子がベストです。

こんなお菓子はやめておこう

個装されてお菓子でも次のようなものは避けましょう。

  • 匂いや味がきついもの
  • 辛いもの
  • 食べた時にポロポロとこぼれるもの

基本的に、味が強いものなど好みが分かれるお菓子は、避けた方が無難ですが、名古屋の味噌味など地域の名物のものは許容範囲かもしれません。

また、美味しくても食べた時にポロポロとこぼれるお菓子は避けましょう。

管理人も、旅行のお土産でパイナップルケーキを配ったことがありますが、みんなポロポロとこぼしながら食べていたのを見て、こういうのは向かないんだなと実感した思い出があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

退職時に配るお菓子で、その会社でのあなたの評価が変わるものではありませんが、仕事でお世話になった人へのお礼が、お菓子で済むなら安いと考えてもいいのではないでしょうか。

お菓子を配るか悩んでいるなら、配っておきましょう。

「退職後になって渡したくなっても、もう渡すことができませんから」