(2019-10-7更新)

年末は、仕事納めや忘年会、大掃除などやることが多くて大変ですね。

でも、この時期に悩むのは上司への年賀状ではないでしょうか。

「送りたくないけど送らない訳にはいかない」

個人的に好き嫌いの感情は抜きにして、上司への年賀状を忘れてしまったら、年明けに顔を合わせにくくなったり、不利益を受けたりするかもしれません。

今回は、失敗しない上司への年賀状を書き方とマナーを解説します。

何故、年賀状を書かないといけないか?

社会人は社内・外を問わず、「お世話になった人」に対して1年間の感謝の気持ちと新しく迎える年も変わらぬお付き合いをお願いするための「挨拶状」として年賀状を送ります。

好き・嫌いの個人的な感情を抜きにして、年始の挨拶をしっかり行うことで、人間関係を良好に保つことができるのです。

言い換えれば、ハガキ1枚で最低限の人間関係を保つことができるのならば、活用しない手はないですね。

できる社会人は、年賀状を上手に活用して人脈を広げたり、ビジネスに活用しています。

いつまでに投函すれば元旦に間に合う?

郵便局では、12月25日までに投函すれば元日に間に合うが、それ以降は「元日配達ができない場合もある」とのことです。

「1週間もかかるのか」と思うかもしれませんが、年賀状は日本全国で2019年用は25億枚も発行されているので、通常の郵便より日数がかかってしまうものです。

ただし、12月26日以降に差し出されても、近隣エリアなどの場合、元日に間に合うこともありますが、日数に余裕をもって出すことが賢明です。

出典:郵便局ゆうびんjp「2019(平成 31)年用年賀葉書等の発行及び販売」

年賀状の書き方とマナー

年賀状の書き方

友達への年賀状は、家族や子供の写真など自分らしい個性的なものを送っている人も多いですが、上司へ送る場合、次のような最低限のマナーがあります。

年賀状の構成

目上の人への年賀状は、次の構成で書くことがマナーです。

具体的な例文は後ほど紹介しますので、まずは内容をおさらいしておきます。

  1. 新年の挨拶
  2. 昨年のお礼の言葉
  3. 今年のお願いや抱負
  4. 上司の健康などを祈念する言葉

この構成で年賀状を書くことで、失礼な人間というマナー違反はなくなりますが、上司への年賀状で避けるべきNGなこともあります。

上司への年賀状で避けること

年賀状は形式的な面もありますが、目上の人への年賀状では、慣習的に「タブー」とされていることがありますので、「常識がない」と思われなために確認事項を解説します。

印刷だけの年賀状はNG

上司への年賀状は、書く内容に困るといって、印刷されたものをそのまま送ってはいけません。

印刷だけだと素っ気なくなるので、上司から「俺への年賀状は面倒なのか?」と嫌味に受け止められてしまうことがあります。

ただし、印刷自体はNGではありませんので、直筆で「ひとこと」書くことで、全く印象が変わります。

家族や子供の写真を印刷したもの

知り合いには子供の写真を送る人も多いと思います。
受け取る方も、昨年と比較して子供の成長が見られるので楽しみにしている人もいると思いますが、上司への年賀状としては、一般的に相応しくありません。

上司へはビジネスとしての年賀状を送ることがマナーとされているので、面倒ですが「上司用」の年賀状は「知り合い用」と別のものを用意しましょう。

なお、上司と家族ぐるみの付き合いがある場合は、家族や子供の写真を使っても問題ないことがありますので、上司との関係を考えて判断しましょう。

「賀正」「迎春」などは使用しない

「賀正」「迎春」は、目上の人に対して使うことはマナー違反とされています。どうやら、「賀正」や「迎春」などは略語なので目上の人には相応しくないというのが理由なので、「迎春」なども同様の理由です。

2文字の賀詞(※1)は使わずに、「謹賀新年」「新年おめでとうございます」などを使うようしましょう。

(※1)賀詞:祝いの言葉で、年賀状では、「謹賀新年」、「賀正」など文頭のお祝いの挨拶言葉のことをいいます。

カラーペンやラメは使わない

上司への年賀状では、基本「黒色」で書くことがマナーです。

カラーペンを使くと見た目が奇麗になりますが、あくまでもビジネス用と考えてシンプルにしましょう。

また、最近は筆を使う機会があまりないと思いますが、上司への年賀状は、

(油性の)筆か筆ペン

で書くことベストす。
水性のペンは濡れた時ににじんでしまうので、大切な年賀状では使いません。

なお、ボールペンでは細くて安っぽい印象になりますので、できるだけ使わないようにします。

句読点は使わない

年賀状に句読点(、)や(。)は使わないのを知っていましたか?

個人でパソコン印刷した年賀状は、句読点が入っているものが実に多いですが、実は、句読点には、「区切りを付ける」、「終止符を打つ」という意味が含まれるため、

お祝いごとは長く続いてほしい

こんな願いが込められているので、句読点を使用しないのがマナーです。

(下に続く)

年賀状の文例

上司への年賀状(例文)

年賀状の実際の文例は、上記の写真を参考にしていただければと思います。
これを4つに分解して説明すると以下の通りです。

1.新年の挨拶(賀詞)

  • 謹んで新年のお慶びを申し上げます
  • 謹賀新年

2.昨年のお礼の言葉

  • 旧年中は大変お世話になりました
  • 旧年中はご指導をいただきありがとうございました

3.今年のお願いや抱負

  • これまでのご指導を活かせるよう精進する所存です
  • 今年も相変わらぬご指導の程よろしくお願い申し上げます

4.上司の健康などを祈念する言葉

  • ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします
  • 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

【サンプル】上司への年賀状文例

まとめると以下のような文例になります。
そのままでも使えますが、文面はご自身でアレンジして、心に響く年賀状を書いてみましょう。

上司への年賀状文例(その1)

謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中は大変お世話になりました
今年はこれまでのご指導を活かせるよう精進する所存です
今後とも相変わらぬご指導の程よろしくお願い申し上げます
ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

年賀状1枚に、意外に細かいルールがマナーがあるものですね。
このビジネス用の書き方とマナーは、上司だけでなく取引先などにも幅広く使えますので、是非マスターして人脈作りに活用してみてはいかがでしょうか。