(2020-6-25更新)
どの会社にも1人や2人はいる嫌な上司。
「理不尽でついていけない」
「顔も見たくない」
どんなに素晴らしい会社でも、1人の上司のせいで会社に行きたくなくなってしまいますね。
上司が嫌われるには本人の性格によることが多いですが、実は、上司以外の原因による場合があるのをご存知ですか?
今回は、上司が嫌になった時に行う5つの対処方法を解説します。
何故上司は嫌われるのか?
テレビなどでは、「理想の上司」といったアンケートが恒例で行われていますが、それだけ「現実の上司」が嫌でたまらないことの現れだと思います。
「多少の我慢はするけど、限度を超えている・・」
給与を貰うためには、嫌な上司も我慢しなけらばならないと耐えながら働いている人もいれば、我慢できずに会社を退職している人もいます。
それでは、なぜ上司は嫌われるのでしょうか?
上司は部下のために働いている訳ではない
最初に断っておきますと、上司は会社のため組織のために働いているので、
「上司は部下のことなど考えていない」
残念だけど、上司は部下が働きやすい環境を作ったり、成長するための手助けをしたり、などを考えてくれることは、めったにありません。
組織や自分の成果のために、部下をどう使うか
といった事しか考えていないのです。
実際に部下を持ってみると、
「悪いけど部下のことを考えていられません」
組織の目標を達成するために、「部下に厳しいことや無理強いするしかない」というのが本音です。
また、組織を引き締めるために、「わざと嫌われ役になる」という上司も存在します。
上司もサラリーマン
上司も会社に雇われて働いているサラリーマンです。
家族もいれば子供もいるので、自分の生活のために結果を出さないといけないのです。
例えば、課長は、その上の部長から厳しい目標を突き付けられたり、部長から無理難題を押し付けられたりしているので、
- 一般社員は課長が嫌い
- 課長は部長が嫌い
- 部長は取締役が嫌い
とピラミッド型に「嫌いが連鎖されている」ので、あなたが嫌いな上司も、その上の上司から「いじめられている」のが実態ではないでしょうか。
5つの対処法
上司が嫌いな理屈が分かっても、少しでも和らげないと身体と心が病んでしまうと思いますので、現状を打破する5つの対処法を紹介します。
報告、連絡、相談をしっかり行う
不思議なもので、心の中で考えていることは、自然に行動に表れてしまうのです。
つまり、上司が嫌いと思って接すると、相手も嫌われていることを「察して」しまうので、結果として、相手から嫌われてしまうことになります。
では、どうしたらいいかというと、初心に帰って、上司と向き合ってみることです。
まずは、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)をしっかりと行うことから始めてみてはいかがでしょう。
この時、形式的なものでなく、「本音で」行うことが肝心で、今までメールで行っていた報告も、口頭で説明するなど態度を変えることで、上司も感づくことでしょう。
しっかり丁寧にホウレンソウを繰り返していると、上司もあなたへの接し方を変えてきます。
「自分を大切に扱ってきた人間をぞんざいに扱うことはない」
あなたが上司を嫌うから、上司もあなたを嫌うのです。
飲みに誘ってみる
過去に上司からの身に誘われたことがあるなら、今度は逆に上司を飲みに誘ってみましょう。
会社を離れて飲み食いをしながら話してみると、上司も思ったほど悪くない人間だと思うこともあります。
飲みの席で上司の昔話を聞いてみると、
「過去に小さなミスで大トラブルになったことがあるから、今は部下の小さなミスでも厳しく注意している」
このように、何故仕事に厳しいか背景を話してくれることもあるでしょう。
また、意外にも家庭思いの一面が見られたり、今まで知らなかった上司の内面が分かったりして、打ち解けることもあるかもしれません。
一緒に飲みに行ったことがきっかけで、明日からの仕事がやりやすくなったということもよく聞きますので、勇気をもって誘ってみて、本音で会話してみてはいかがでしょうか?
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結果を出す
時間がかかるかもしれませんが、一番確実といえる方法が、結果を出すことです。
結果を出すことで、上司はびっくりするくらい態度をガラッと変えてきます。
なぜなら、部下が結果を出せば、上司の評価が上がるからです。
上司もサラリーマンなので、自分の利益になる部下は大切にするのは当然のことです。
そして、結果を出す部下を可愛がると同時に、ずっと自分の手元に置いておこうと考えるのです。
異動願いを出す
ここまで、「ホウレンソウ」と「飲みに誘ってみる」、「結果を出す」を紹介しましたが、ここまでやってみて改善されなかったら、もう諦めて会社に対して「異動願い」を出してみましょう。
異動願いは、会社により制度が異なり「社内公募制度」や「異動申告制度」があれば、その規則にしたがって手続きをすることになりますが、すべての会社にこれらの制度が無い場合があります。
異動願いを出すときの注意点は、
「上司と会わない」
という理由でなく、
「自分の適性やチャレンジしたい」
という前向きな理由にすることです。
「上司が嫌い」という理由では、会社も気持ちよく異動させてくれないでしょう。
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転職をする
ここまでの方法で解決できなかった場合は、最後の手段が「転職」です。
転職をすることで、もう嫌な上司と一緒に仕事をすることがなくなり、新しい会社で心機一転働くことができます。
ただし、転職はあくまでも最後の方法なので、「もう他に対処法がない」時まで、安易に行うものではありません。
一度転職を切り出してしまうと、もう後戻りできないことを頭の片隅に入れておいてください。
退職手順と円満退職方法は、関連記事で詳しく解説しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
長い会社生活、どうせ働くなら気持ちよく働きたいですが、たった一人の上司のために、全てが台無しになってしまうのは辛いことです。
「行動しなければ何も変わらない」
上司が嫌いと愚痴をこぼしても何も変わりませんので、この記事で紹介した対処法を実践してみて、少しでも辛さが軽減できれば幸いです。
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こちらが毛嫌いすると、それとなく伝わるものです。
私は、挨拶や報告以外にも毎日会話するして最低限の関係は保っています。
そうなんですよね。
人間の感覚は優れているので、自分が上司を嫌ってることは感づかれてしまいます。
会社生活では人間関係は避けては通れないので、嫌いな人とも上手に付き合っていかなければなりません。
対処法に飲みに誘うとありますが、仕事終わったのに、上司の顔を見たくありません。
アフターファイブにわざわざ上司の顔を見たくないという人も多いと思います。
この記事では、対処法を紹介させていただいておりまして、実際に上司と飲んでみると「意外に物分かりが良かった」「毛嫌いしていただけ」と勘違いが解けることもありますので、可能ならば試していただきたいなと思った次第です。
部下の意見を聞かない、自分が絶対と思っている上司は令和になっても多いですね。
部下側はうまくやろうと思っても、上司が受け入れない人ならば、異動や転職を考えたくなります。
そうですね。
単なる負けず嫌いならまだしも、「自分は正しい」「昔はこうだった」などという上司は扱いに困ってしまいます。
そんな人は、会社も中間管理職以上の評価はしませんし、部下にも見放されてしまいますので、そのうち行き場を無くしてしまいますので、そうなったら目覚めるのでしょうか。