(2020-6-19更新)
採用面接では様々な応募者が集まってきますので、「この人素晴らしい」「頼りないな」など面接官の直感で思うことがあります。
その中でも残念なのが、能力はあるけど器が小さいと思える応募者です。
「有給休暇が取得しやすい職場か?」
「どんな研修制度があるのか?」
特に、待遇面ばっかり聞かれると、うんざりしてしまいますね。
今回は、面接官から見て「器が小さい」と思った人の特徴を解説します。
表情や会話から分かる器が小さい人の特徴
突っ込むと顔に出る
応募者:「私は○○だと考えています」
面接官:「それは何故ですか?」
応募者:「・・・」(表情が変わる)
回答に対して、問いただすと「ムッと」険しい表情をしたり、顔をしかめたりと、些細なことでも突っ込まれると嫌そうな表情をする人って結構多いです。
こういう人は、他人の意見を聞かなかったり、自分の意見は絶対と思っていたりすることが多いので、理論的に攻められると答えられない傾向があります。
また、自分の非を認めなかったりミスを隠したりする可能性があり、採用担当者も採用を敬遠することが多いです。
会社では、ミスや悪い報告をせずに隠してしまったために、後に大問題となることがあります。
「すぐ報告してくれれば大問題にならなかったのに・・」
上司を経験したことある人ならば、ミスはすぐに修正することが傷口が広がらないことを知っているからです。
成果が出ない時に外部のせいにする
応募者:「私は毎日10件を目標に外回りを行いました」
面接官:「それはすごいですね。成績も優秀で何度も表彰されたのではないですか?」
応募者:「それが、単価が高くて思うように売れずに・・・」
頑張ったけど、自分のことは棚に上げて、「○○のせいで~」と、景気や会社、製品などのせいにする。
厄介なのが、「自分は悪くない」と思っていることで、向上心がある人ならば
- やり方を変えよう
- もっと工夫できないか?
このように改善できることを探すのですが、器が小さい人は「自分は悪くない」と思っているので、これ以上の成長が見込めないと判断されて、いくら過去の実績があっても採用を見送られてしまいます。
短所や欠点を聞いても答えない
- 面接官:「あなたの欠点を教えてください」
- 応募者:「欠点は特にありません」
長いこと面接をしていると、自分は完璧と思っている「お山の大将」みたいな人に出くわすことがあります。
こういう人を部下に持つと、ミスを指摘すると、一生懸命言い訳をするが反省することがないので、ハッキリ言ってうんざりします。
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逆質問から分かる器が小さい人の特徴
ノルマの有無
- 「ノルマはありますか?」
- 「ノルマはどういった基準で設定されますか?」
- 「ノルマを達成できなかった場合、評価にどう影響しますか?」
気持ちは分かりますが、営業部門なら「ノルマ」が無くても「目標」を課すのは通常ですから、どちらにしろ、何らかの数値を目指さなければならない訳ですから。
有給休暇の消化状況
- 「休暇を取りやすい雰囲気ですか?」
- 「社員の皆さんは、平均してどのくらい有給休暇を消化していますか?」
日本人は働き過ぎで、有給休暇の取得率も48.7%(平成27年)と半分も取得できていないのが現状です。
2019年4月からは、10日以上付与される労働者は、5日間は取得させる義務が生じましたので、以前よりは取りやすくなるのではないでしょうか?
でも、面接で聞く内容ではありませんね。
「入る前から休むことを考えているのか?」
と面接官から失笑を買ってしまいます。
飲み会を聞く
- 「飲み会は強制参加ですから?」
- 「飲み会はどのくらいの頻度で行われていますか?」
プライベートな時間を会社の人たちとの飲み会で費やされたくない、気持ちは分かりますが、社会人なら仕事を円滑にしたり、人間関係を構築したりするために、社外の付き合いも仕事の一つではないでしょうか。
こういう質問をされると、
「顧客との付き合いも嫌がるのではないか?」
と勘ぐってしまうので、人間関係で苦労する人と判断されても仕方ありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接官は、応募者の何気ない発言や表情から、「どんな人なのか?」を探ってきます。
数十分の面接時間では、その人間の中身は把握しきれませんので、どうしても、ちょっとした「しぐさ」や「言葉」から想像してしまいます。
「たった一言で悪い印象を持たれることがある」
実際に、面接の最後の逆質問で「有給が取りやすいですか?」と残念な質問をしてしまったために、それまでの合格判断がひっくり返ってしまった事があります。
面接に自信がない人は、模擬面接などで自分の悪いクセを客観的に見てもらう事で、内定率が上がることもありますので、一度練習してみてはいかがでしょうか?
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