(2020-9-30更新)
現在現在大企業で働いているが、中小企業に転職したいと考えたことありませんか?
「大企業だと個性が出せないので、もっと自由に働きたい」
「アットホームな雰囲気で働きたい」
このような理由から、大企業より中小企業の方が自分に合っていることがあるのです。
ただし、あなたの悩みが中小企業で解決できるとは限らないのが現実です
今回は、中小企業に転職すると後悔する人の特徴と注意点を解説します。
中小企業に合わない転職者の特徴
1.年収を重視
「転職する時は年収が上がることが条件」
転職先の選定では、年収や仕事内容、働きやすさ、福利厚生、通勤時間など、それぞれ優先する条件があると思いますが、大企業に比べて中小企業は、平均して2~3割も年収が低い傾向があります。
厚生労働省:「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
特に、管理職クラスになると大企業の課長では1,000万円以上もらえることが多いですが、中小企業では600~700万円がいい方ということもあります。
また、中小企業への転職で希望年収が叶った場合でも、今後の昇給が「雀の涙」ほどのわずかな金額ということも考えられますので、条件交渉などでは昇給なども確認しておくことが良いでしょう。
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2.専門分野を追求したい
大企業の仕事は分業体制が取られていることが多く、「ある分野を専門的」に深く追求する傾向があり、逆に、中小企業は一人の仕事の守備範囲が広いので「広く浅く」行う傾向があります。
- 中小企業:広く浅く
- 大企業:狭く専門的に
例えば、中小企業の営業では、「受注」だけでなく「出荷・納品」や「代金回収」「クレーム対応」などを一人で行うことが珍しくないので、「私は営業だから、受注だけ」ということが通用しないことがあります。
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3.仕事やスキルを学びたい
中小企業では、教育・研修制度が完備されていない会社も多く、
「大企業みたいにしっかり教わってから、実践を行いたい」
ということができず、「ちょっと教わったらすぐ顧客へ同行」されてしまうこともあります。
また、資格やスキルの研修制度にお金をかけていない会社も多いので、研修制度をフルに活用してたくさん学びたいと考えていたら後悔するかもしれません。
4.アフター5を充実させたい
仕事をする時はしっかり行い、オフは充実させたいと考える人も多いと思いますが、中小企業の場合は注意が必要です。
中小企業は、取引先(顧客)が大企業であることが多く、力関係からどうしても大企業から「無理・難題」を受けることがあります。
例えば、大企業が「来週の月曜日までに部品を届けて」と無茶を言ってきても、なかなか断ることができず、急な残業や土日出勤などで対応せざるを得ないということが起こり得ます。
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5.長期休暇を取りたい
中小企業では、間接部門も現場部門も最低限の人数で回していることがあり、
「あの人が休むと仕事が止まる」
「あの人しか知らない」
ということがあります。
このため、なかなか休暇が取りづらい会社もあることは確かで、尚更、「長期休暇なんてもってのほか」ということもあるので、
- 休暇が取りやすいか
- 特定の人に仕事が集中していないか
しっかりチェックしておく必要があります。
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6.朝令暮改が嫌い
中小企業では、経営者や管理職が朝礼で言っていたことが、午後には覆されることがあります。
良く言えば、柔軟な経営判断といえますが、悪く言えば、一貫性がなかったり、午前中の仕事が無駄になったりしてしまいます。
また、上司から急な仕事を頼まれることもあり、スピード感や柔軟性がありますが、そういうことが苦手な人は「また振り回して・・・」と嫌になってしまうかもしれません。
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7.ルール化されていない仕事が苦手
大企業では、仕事のやり方が、マニュアルなど文書化されていることが多いですが、中小企業では、それ程文書化されておらず「頭の中にマニュアル」がある場合があります。
特に、前任者が辞めてしまって、「やり方がよく分からない」といった事態もあり、残された人が「手探り状態」で引き継いでいることも良くある話です。
ある意味、自由度が高いともいえるかもしれませんが、きっちりしていないと気が済まない人にとっても、辛いかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
大企業も中小企業もそれぞれ良い面、悪い面がありますので、自分の働き方に合った企業選びをすることで、ストレスが少なく働けるのではないでしょうか。
もちろん、会社が100社あれば、100通りのやり方や社風がありますので、この記事に当てはまらないこともありますので、面接時に自分の肌で感じ取って企業選定をするようにしましょう。
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