(2020-2-23更新)
何らかの事情で、大学や高校を中退した人もいると思いますが、悩むのが履歴書への書き方です。
「大学中退は無かったことにしたい」
「面接官から聞かれたら答えればいい」
中退は後ろめたいと思っている人は多いようで、隠したくなる気持ちは分かりますが、入社後にバレたら解雇される可能性もあるので正直に書かなければなりません。
今回は、履歴書への中退歴の記入方法と面接での上手な答え方を解説します。
目次
中途退学者は年間7万9千人も!
「中退は特殊だから」
「卒業が当たり前」
このように、中退は「脱落者」と思っていませんか?
実は、大学と高等専門学校を合わせた退学者は、少し古い情報ですが年間79,311人(大学77,906人、高専1,405人)と、全学生の40人に1人(2.7%)は中退をしているのです。
※文部科学省:「学生の中途退学や休学等の状況について」
事実を知ると少しは安心できたのではないでしょうか。
家庭の事情や別のことを学びたくなったなど、やむを得ない事情があることは、面接官も十分に理解していますし、そもそも中退者を珍しい存在と思っていませんので、後ろめたく思うことはありません。
隠すことはダメ
学歴に中退を書かないことはNGで、入社後に発覚した時は「学歴詐称」となってしまい、最悪解雇される可能性があります。
確かに、履歴書に中退を記載してしまうと、面接官によっては「質問責め」されることもあるので、
「大学中退は書かずに、高校卒業扱いでいい」
と考えたくなる気持ちは分かりますが、面接官にとって「中退理由」はどうしても気になることと割り切るしかありません。
履歴書への記入方法
卒業の代わりに「中途退学」と書く
履歴書へは上記の写真の通りに、「卒業」の代わりに「中途退学」と書くことが基本です。
ただし、注意事項は2つあるので間違わないようにします。
- 「中退」と略さずに「中途退学」と書くこと
- 退学した月は正確に書く
日常会話では、「中退」と呼んでいますが、正しくは「中途退学」なので、履歴書へは略さないようにします。
また、退学した月は、卒業などと異なり3月とは限らないので、退学届けの控えなどがなく、不明な場合大学に確認を取っておきましょう。
前向きな理由なら括弧で追記しておく
また、中退の理由が留学や就職など前向きな場合や、家庭の経済事情などやむを得ずに退学した場合は、学歴欄に括弧書きで理由を書くことで、採用担当者にいらぬ心配をかけさせずに、安心してもらえます。
面接での答え方
前向き・やむを得ない理由の場合
留学や就職など、前向きな理由で中退した場合、また、学費が厳しいなど仕方ない理由の場合も、面接では正直に答えれば問題ありません。
鋭い面接官の場合、
- 「卒業してから留学しても良かったのでは?」
- 「交換留学制度などは検討しなかったのですか?」
という質問があるかもしれませんが、
「その時の自分にとって、最善の判断で後悔しておりません」
などと落ち着いて答えましょう。
人に言えないような理由の場合
「単位を落とした」や「大学が合わなかった」という理由で退学した人もいると思います。
この場合は、そのまま伝えてしまうと、
- 「不真面目な人間ではないか?」
- 「入社後も馴染めず辞めるのではないか?」
とマイナスに判断されてしまいますので、少し工夫が必要です。
- 「高校時代に学びたかったことと、入学後に学びたいことが違っていることに気付きました」
- 「レストランのアルバイトで、接客という仕事に惹かれ、この道に進むことを決心しました」
と中退理由を説明した後に、次のようなプラスアルファ付け加えられたら良いです。
- 「中退を取り返すために、○○を勉強しました(資格を取りました)」
カッコいい理由を作る必要はありません。
正直な理由に少しでも肯定的な内容を付け加えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中途退学は過去の出来事であり、今更どうすることもできませんので、あまりマイナス思考に悩んでしまうと、面接官からネガティブな人間と判断されてしまいますので、割り切るくらいの気持ちが成功します。
また、中途採用(転職)では、学歴よりも重視されるのが、
- 「何ができる人間か」
- 「採用したらどう貢献するか」
過ぎてしまった事を跳ね返せるよう、自分の長所をアピールすることが転職成功のカギです。
中退は珍しくないけど、履歴書に書かなければならないのはちょっと意外でした。
中退は学歴でないと思っている人もいるかもしれませんが、卒業だけが学歴でないので「通った事実」を隠す必要はありません。