(2020-2-6更新)

履歴書の写真を撮影する時は、身だしなみや化粧などを整えて、「少しでも印象アップしたい」と何度も撮り直すなど気を使いますね。

でも、どんなに良い表情で撮影しても、履歴書に貼る時に「ひと手間」かけないと、せっかくの苦労が水の泡ということもあるのです。

実は、証明写真の裏面をしっかり書けるかどうかで、その人間が判断されるかもしれません。

写真の裏面で受かったり、落ちたりしない

剥がれなければ分からない

確かに剥がれなければ、裏面の記載は見られることはないかもしれませんが、剥がれてしまった時のことを考えたら、わずか1~2分で書けることを省略する理由がありません。

今回は、履歴書に貼る証明写真の裏面の記入方法とメリットを解説します。

証明写真の重要性

履歴書やエントリーシート、職務経歴書は力を入れて作成すると思いますが、証明写真を簡単に済ませてしまう人は意外に多いです。

「スピード写真で済ませている」

「スマホで撮影してコンビニ印刷している」

ただし、採用担当者は証明写真を見て、応募者が「どんな人物」なのか判断するほど重要視しているので、例えば、写りが悪かったり、表情が暗かったりすると、

  • 社交的ではなさそう
  • 営業向きではない

また、スピード写真やスマホ撮影の場合は、

  • うちは本命企業ではない
  • 写真なら何でもいいと思っているのかな

このように、写真だけでマイナスイメージを与えてしまい、書類選考で不合格にされてしまうことも珍しくありません。

そこまで写真が重要なのは、履歴書や職務経歴書が文字情報なので、唯一アナログな写真で「どんな人か」をイメージされてしまうからです。

裏面の記載はなぜ必要か

証明写真の裏面が必要な場面は、一つしかありません。

履歴書から写真が剥がれた時に、誰の写真か判断できる

それなら、「両面テープでしっかり貼るから剥がれることは無い」こんな場合は必要ないかと言うと、そんなに単純ではなく、裏面に記載が必要な理由があるからです。

  • 見えないところに気配りができる
  • 撮影日が証明できる(基本的に3か月以内の写真が必要なため)

入社して働くようになると、細かいところや見えないところへの気遣いが必要なことがあり、「上司から言われたことだけ行う」人より、言われなくても「痒い所に手が届く」働き方をしてくれる人を採用したくなります。

そんな時に、写真の裏面の記入がない人のことを、「見えないから書かなくてもいいと思っている人」と思われ、「入社後も細かいところを手抜きするだろう」と判断されてしまう恐れがあります。

面接官は、わざわざ写真を剥がして確認するの?

このように思っているかもしれませんが、実は、剥がさなくても履歴書をひっくり返せば、写真の裏面が透けて見えてしまうのです。

もちろん本当に剥がれてしまった場合、裏面に何も書いていないと誰の写真か分からなくなるので、「写真無し」で不合格になる恐れがあるのは、言うまでもないですね。

裏面の書き方

証明写真裏面書き方

写真の裏面の書き方は、就活生と転職で異なりますので、以下イラストを参考にして間違わずに記入するようにしましょう。

就活の場合

履歴書証明写真裏面記入見本_就活

就活生の場合、書くことが多くなりますが、次の3項目の記載が望ましいです。

  • 大学名
  • 氏名(フルネーム)
  • 撮影日

実際、学部名まで記入できれば丁寧ですが、スペースが小さいので書ききれないと思いますので、「学部は書けたら」というスタンスで大丈夫です。

(下に続く)

転職の場合

履歴書証明写真裏面記入見本_転職

続いて、転職者の場合は、学校名が無いので記載不要です。

  • 氏名(フルネーム)
  • 撮影日

大学名の代わりに、出身企業などを書く必要はありません。

記入はマジックが最適

写真に記入する場合、マジックで書くことがベストで、

  • 油性
  • 細字

がおススメです。

水性だと、にじんだり消えたりすることがあるのでお勧めできませんし、太字マジックだと写真の枠内に書ききれないので、細字が最適です。

また、手元に油性のマジックが無い場合は、ボールペンでも代用可能ですが、筆圧が強いと表面が凸凹(でこぼこ)してしまうので、肝心な写真の見た目が悪くなるので本末転倒です。

このため、どうしてもボールペンで書く場合は、文字が消えない程度に弱めの筆圧で書くようにしましょう。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

たかが写真かもしれませんが、履歴書には文字情報しかないので、写真が唯一の「アナログ情報」となります。

また、就活では優劣を付けにくいところがあるので、写真のような、細かいところがしっかりしていたので、採用につながったということもあり得ますので、小さい積み重ねから「気配り」ができる人間をアピールすることも可能です。

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