(2022-5-12更新)

面接と言えば、対面で行うことが通常ですが、実は電話面接という方法もあるのをご存知ですか?

  • 「行く手間が省ける」
  • 「電話だと思いが伝わりにくい」
  • 「地声が低くて印象悪いかもしれない」

会場まで出向く時間が短縮できるメリットはありますが、声だけで判断されてしまうのも不安です。

最近は、コロナの影響で対面で合わずに、WEBや電話で面接を行うことが増えてきましたが、直接会わない分、気を付けないと失敗するリスクもあるのです。

今回は、電話面接の流れから対策までを解説します。

電話面接とは

電話面接とは

採用試験の面接を対面で行うのでなく電話で実施することで、全国から応募者を集めたり、外資系企業が行ったりすることが多いです。

実際には電話面接だけで内定が出ることはなく、一次面接の代わりとして行うことがほとんどなので、二次面接からは、通常の会って行う面接になります。

どんな流れで行われるか

電話面接の場合でも、通常の面接と比べて内容自体は変わるものではありませんが、始まりの部分で戸惑う人もいるのではないでしょうか。

  1. 求人への応募
  2. 書類選考通過
  3. 電話面接の案内(メールor電話)
  4. 面接日時に電話がかかってくる・・・ここから面接
  5. 挨拶(担当者、応募者双方)
  6. 電話面接の説明など
  7. 面接開始
  8. 面接終了
  9. お礼を伝える
  10. 相手が切ったのを確認して、電話を切る

通常の面接と異なるのが、面接日時に電話がかかってきて、採用担当者から簡単な挨拶と「今から行っても大丈夫ですか?」などの確認があることです。

また、親切な担当者なら「面接の目的や流れ」などの説明をしてくれるでしょう。

会社によって異なりますが、次のような応答が行われると思います。

電話面接開始までの応答例

採用担当者:〇〇株式会社人事部の△△と申します。転職太郎様のお電話で間違いないでしょうか?

応募者:はい、転職太郎です。お忙しい中、お電話ありがとうございます。

採用担当者:これから電話面接を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか?

応募者:はい、よろしくお願いいたします。

採用担当者:面接時間は15分ほどを予定しておりまして、「自己紹介」や「経歴」などをお聞かせいただければと思います。それでは、面接を始めさせていただきます。

(下に続く)

電話面接の4つの対策

電話面接対策

電話面接は「どこでもできる」と考えている人がいるかもしれませんが、その考えで挑むと失敗します。
対面と異なる特徴を理解して対策しないと、あなたの魅力が十分伝わらないからです。

1.静かな場所で行うこと

一番重要なことは、「静かな場所で行う」事です。

特に、面接時間の最初から最後まで静かでなければならず、周囲に他人がいない方が望ましいです。

管理人がおススメするのは、次の2つの場所です。

  1. 自宅の誰もいない部屋
  2. 貸会議室

電話面接に一番適した場所は、自宅の個室です。
静かな場所で、周囲を気にすることなく面接に集中できることがメリットです。

ただし、在職中で働きながら転職活動を行っている場合、昼間は会社にいると思いますが、電話だからといって会社の会議室や外のカフェで行うものではありません。

就業時間中に社内で堂々と面接を行うのは、就業規則に反する可能性があるので、面接中に誰かに見られてしまう危険性を考えたら、会社内は避けるべきです。

また、カフェで行う場合、雑音や周囲に聞かれて集中できないだけでなく、大きな声で話すので、店から注意されることだって考えられます。

なを、どうしても自宅は無理という場合、貸会議室などのレンタルスペースで行うのも一つの方法です。
東京でも1時間1,000円前後で借りられる場所が多くあります。

2.大きめの声でゆっくり話すこと

電話面接では、唯一アピール手段が「声」です。
特に、電話では「声がこもりやすい」ので、友達との電話の感覚で話すと聞き取りにくいと考えてください。

  • 少し大きめの声で話す
  • 男性は高めのトーン、女性は低めのトーンを意識する
  • ゆっくり話すことを意識する
  • ハキハキと話す

友達から「電話で話すと印象違う」と言われたことがある人は要注意です。
上記の4つを意識して、元気よく話さないと、声だけで「印象悪い」との判断がされることだってありますから。

身振りや表情が伝わらない

対面の面接なら、目や顔の表情、身振りから、あなたの気持ちを伝えることができますが、電話では声でしか伝えることができません。

自分で考えている以上に、電話面接では採用担当者に伝えることが難しいです。
管理人も、電話面接の経験がありますが、「淡々と話してしまい」あっけなく終わった苦い失敗があります。
終わってから振り返ると、聞かれたことに「ただ答えていた」だけなので、これでは受かるはずがないと実感しました。

電話では、声の大きさやスピードにメリハリを付けて答えるなど、どうやって気持ちを伝えるかを考えさせられました。

3.応募書類や応答集を並べておく

さて、ここまで注意事項でしたが、電話面接のメリットは、応募書類や質疑応答集などを見ながら答えることができることです。

つまり、カンニングし放題なので、広めのテーブルに

  • 求人票
  • 履歴書、職務経歴書
  • 質疑応答集
  • 会社ホームページ

などを並べて置き、見ながら答えることができるので、考えたり思い出したりすることなく、テンポ良く回答することができます。

書類を読み上げると棒読みになって印象が落ちる

ただし、書類などを見ながら答えると「棒読み」になる恐れがあるので、話すときは書類から目を離して「自分の言葉で」回答するように心掛けましょう。

文章を読み上げると抑揚や感情などが無くなってしまうので、文章全体でなくキーワードを拾いながら、目の前に面接官がいると思って電話口から話すのがコツです。

(下に続く)

4.終了後はお礼メールを送る

面接終了してもそれで終わりではありません。

当日中(なるべく早め)にお礼メールを送ることが重要です。
面接で失敗したとしても、すぐにお礼メールをすることで、

  • 「声ではイマイチだったけど、マナーがある人」
  • 「志望度が高い」

とプラスの判断がされることがあります。
電話口からの声では応募者の人間性を判断する情報が少なすぎるので、面接後すぐにお礼メールがあることで、

念のため二次面接で会ってみよう

このように思われる可能性があるからです。
ただし、電話面接の当日に合否の判断がされる場合もあるので、お礼メールが翌日に届いても意味がありませんので、面接後すぐに送信するようにしましょう。

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(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

電話面接は、声だけで「その人を判断」してしまうので、ちょっと会話する感覚で受けるとよい結果が得られないでしょう。

  • 静かな場所で
  • 大きめの声で
  • ゆっくり話す

ただし、この記事の対策を実施すれば、何もしないことに比べてよい結果が期待できるものと考えております。

なお、その他の面接対策は、以下記事でまとめてありますので一読ください。

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