(2018-8-24更新)

面接は、何度やっても苦手という人は多いと思います。

初対面の面接官との面接ですから、多少の緊張は誰でもするし、緊張が合否に影響を及ぼすことはありませんが、面接の質問への受け答えに問題があると、それだけで合格が遠のいてしまいます。

ただし、面接では同じような質問がされるので、定番質問の答えを用意しておけば、恐れるに足りないのです。

今回は、必ずと言っていいほど聞かれる頻出質問と、「面接官の狙い」と「回答例」を解説します。

これで合否が決まる最重要質問集ベスト5

面接質問集

1.自己紹介をしてください

なぜこの質問をするか

一番初めの質問として、応募者の会話力や表現力など、コミュニケーションがどれだけできるかを判断しつつ、この質問までで第一印象が決まってしまいます。

≪自己紹介のポイント≫

  • 1分間で
  • 氏名、職務経歴を
  • ゆっくりとした口調で
  • 5メートル離れても聞こえるくらい、声の大きさで
  • ハキハキと話す

ここでの自己紹介は、1分程度で「氏名」と「職務経歴」を簡潔に話し、趣味や特技はここでは言いません。

自己紹介は、この5つのポイントを意識すれば、好印象を持ってもらえますが、逆に、自己紹介がまともにできないと、「この人社会人なのに自己紹介もできないのか」と思われて、合格は厳しいでしょう。

回答例

「○○と申します。前職は、○○メーカーの販売職を5年間してきました。2年前よりお客様満足度向上として、来店されたお客様の声を店舗作りに反映する活動に注力いたしました。その結果、昨年度は、前年度売上比10%増加、お客様のリピート率を20%増加し、社内表彰をいただきました。この経験を御社でも活かしていきたいと考えております。」

2.当社を希望した理由は何ですか?

なぜこの質問をするか

応募者の本気度と自社の理解度を探りつつ、職務経験やスキルをどう活かすか、筋の通った回答ができるかを見ています。

企業側も、内定辞退は避けたいので、なるべく入社しそうな人(本気度の高い人)を採用しようと、様々な質問で探ってきます。
そして、本気度が高ければ、企業のことをしっかり調べるはず、と考えるからです。

ホームページを少し眺めただけのような人は、社会人としての資質(マナー)を疑われるし、内定を出しても辞退されるかもと思われかねません。

回答例

「ホームページを拝見し、御社の○○という製品開発にかける思いに心が打たれました。また、全社員交流会で他支店の人たちと悩みや課題の議論ができ、社員間の垣根がないところ惹かれました。」

3.これまでの職務経験を教えてください

なぜこの質問をするか

今までの職務経験を、自社でどのように活かすかを知りたがっています。

もちろん、面接官は事前に職務経歴書を読んでいますので、メリハリのつけ方や要約ができるかも見られています。

職務経歴書をダラダラ読むのは論外で、1~2分で強みを中心にまとめましょう。

回答例

「○○商社で5年間経理の出納事務に携わるってきました。主な業務は、小口現金や請求書を処理し、実績を報告資料としてエクセルで作成していました。お金を扱うため、伝票の処理ミスを起こさないために、ダブルチェックを徹底いたしました。その結果、5年間ミスすることなく、会社表彰を頂くことができました。」

4.前職を辞めた理由をお聞かせください

なぜこの質問をするか

面接官は退職理由を聞きたがるのは、「採用しても、同様な理由で退職されるのではないか?」を懸念しているからです。
前職の退職理由が、「人間関係が思わしくない」、「仕事がつまらない」、「残業が多い」などのマイナスな理由では、それはどの企業でもありうるよねってことで採用してもらえません。

いろいろと不満があったパターンでは、自分はこんな努力をしたけどダメだったので、実現するために退職せざるを得なかったと、努力はしたというところを一言入れる工夫が必要です。

回答例

「○○職を目指しており、希望を叶えるために、○○をしたが実現せず退職を決意いたしました。」

5.今後の目標は何ですか?

なぜこの質問をするか

この質問の意図は二つあり、一つ目は会社の方向性(ビジョン)を合っているかどうか。

もう一つが、文字通り目標を持ち、それに対して何をしていくのか?です。

例えば、伝統的な社風の会社に、革新的な目標を言うと、「うちに合わないな」と判断されますので、業界のこと企業のことをしっかり調べて、具体的な内容で回答しましょう。

回答例

「まずは、技術者として経験を積み、その後は海外工場で現地の技術者を指導することを目指しております。また、来年の語学試験取得に向けて勉強であり、海外工場の指導者として、御社の海外工場の推進に貢献したいと思っております。」

定番の重要質問集ベスト5

1.入社したらどんな貢献ができますか

なぜこの質問をするか

企業は即戦力を求めており、欲しい人材と応募者の経験とスキルが合っているかを見ます。

この質問が来たら最大のアピールポイントと考え、

「どのように企業に貢献できるか?

私を採用したら、どれだけ利益になるか

を面接官にアピールしましょう。

回答例

「前職では、メーカーのシステムエンジニアとして、二つの新工場の生産システムの構築に携わってきました。御社は新工場の建設を予定していると伺っており、私の新工場立ち上げの経験を活かし、貢献したいと考えております。

2.長所、短所を教えてください

なぜこの質問をするか

自己分析ができる人なのか、短所は仕事に影響あるかないかを確認をします。

「短気」や「飽きっぽい」人は、仕事を投げ出してしまうかもしれないですから、そんな人物は欲しいと思いません。

私の短所は○○です。今後は〇〇のように改善します。

短所を認めたうえで、どう改善するかを回答します。

回答例

「私の長所は、行動力のあるところです。前職では、誰もやりたがらないような新規案件を積極的に行いました。もちろん新規案件のため、失敗することが多々ありましたが、それ以上に学ぶことができました。短所は、せっかちなところです。人をせかしてしまうところがあるため、今後は仲間とよく協力して仕事をしていきたいと思っております。」

3.ブランク期間は何をしていましたか?(ブランク期間がある場合)

なぜこの質問をするか

職務経歴にブランク期間がある場合には、ブランクの理由が、業務に支障がないかを確認をします。

特に、「病気のため」の場合は、また再発して休職や退職されてしまうと、面接官が不安になります。

この場合は、病気は一時的で、完治しており問題ないというところを付け加えておきましょう。

回答例

「在職中は多忙で転職活動が行うことができず、退社してから転職活動を始めました。また、転職活動が長くなることを想定し、自分に足りない○○を学ぶと決めておりました。この結果、ブランク期間が長くなりましたが○○が身につき視野が広くなりました。」

4.趣味を教えてください

なぜこの質問をするか

趣味を聞かれるということは、あなたという人物に興味を持っており、採用してもいいかなと思い始めている場合もありますが、趣味で脱線してマイナスイメージにならないように、簡潔に答えましょう。

また、趣味に長期間要するなど、壮大な趣味(外国の登山やヨットなど)も控えた方が無難です。
何故なら、この趣味で1週間休暇とられたら、業務に影響すると考える面接官もいるからです。


趣味の上手なアピール方法は、以下関連記事をご覧ください。

関連記事:「履歴書の趣味の悩み解決!どんな趣味もアピールできる方法とは?

回答例

「趣味は、歴史建造物が好きで、城や旧跡を巡ることです。建造物に目のあたりにし、建造された時代背景を想像することが楽しみです。城や旧跡を巡ることで歴史や文化などの様々な発見をすることができ、この発見が仕事のアイデアにつながると感じております。」

5.健康管理のために何かしていますか?

なぜこの質問をするか

面接官は、健康管理ができてないと、病気や体調不良などで会社を休まれ、業務に支障が出ると考えているからです。

健康管理は、「睡眠」、「食生活」、「適度な運動」などで、やってもないような嘘をつくことはダメですが、当てはまることを回答しましょう。


健康管理については、以下関連記事をご覧ください。

関連記事:「転職活動中の体調管理

回答例

「健康管理に、食事は三食しっかり食べることを心がけております。また、週末は近所の運動場で2時間ウォーキングをしているので、ここ何年も風邪を引いたことがありません。」

二次面接での質問集ベスト5

1.当社以外に応募している企業はありますか?

なぜこの質問をするか

面接官は、内定を出した時に入社してくれるかを気にします。
本命でないと思われたら、採用することをためらいますので、入社したいという気持ちを伝えてください。

回答例

「前職の○○を活かせる業界に、3社ほど応募しております。御社の○○なところに惹かれており、第一希望とさせていただいております。」

2.転勤が可能ですか?

なぜこの質問をするか

全国各地(海外)に支店・工場などがある企業では、転勤は日常茶飯事で珍しくありません。
そこで面接官は、応募者の転勤についての考え方を確認しているわけです。

転勤出来ませんと答えると、ほぼ採用されませんし、「関東近郊なら大丈夫」なども、個々の社員のわがままを聞いていたら、人事が成り立ちませんので、採用は無いと思ってください。

回答例

「もちろんどこでも行きます」とはっきり答え、次のようなプラスアルファを加えると印章が良くなります。
「より多くの人と接することで、成長できると考えています」

3.希望年収はいくらですか?

なぜこの質問をするか

企業には賃金体系があり、応募者を特別扱いすることはできません。
このため、自社の同等レベルの社員と比べ、希望年収が高すぎる場合は採用されません。

年齢と能力によりある程度の相場というものがありますので、あまりにも相場とかけ離れた希望年収を出した場合、

「勘違い人間?」

「自分の実力を客観的に見られていない」

と面接官は首をひねってしまいます。

実際、管理人も中小企業の最終面接で、その企業には出せない年収を言ってしまい、「うちではその金額は無理」と断られたことがあります。

回答例

「前職では○○万円でした。希望年収に関しては基本的に御社規定に従います。」

4.いつ頃入社できますか?

なぜこの質問をするか

面接官は採用したいと考えていると思います。
この質問をすることで、応募者の本気度を確認します。

企業も、内定後2か月以内での入社を希望する場合が多く、それより長い場合は、入社意思なしと判断されかねません。

ただし、面接官の心証を良くするために、無理した入社日を回答してはいけません。
面接の場では、おおよその日程を伝えておいて、後日、退職願が受理されてから、入社日を確定させます。


伝えた入社日に間に合わないことは「絶対に」避けなくてはなりません。

詳しくは、関連記事:「内定先に伝えた入社日に間に合わない

回答例

「現職の就業規則では、退職の1カ月前に申し出る必要があり、内定をいただいた後1カ月半後の入社を考えています。」

5.何か質問はありますか?

なぜこの質問をするか

お疲れ様でした。
おそらくこれが最後の質問になると思います。

面接でアピール不足の場合は、入社意欲ややる気などを上手にアピールすることが良いと思いますし、盛り上がっている時は、簡潔な質問でいい雰囲気のまま終わらせる方が良い場面もあります。

回答例

≪アピールしたい場合≫

「入社後は即戦力として活躍したいと考えております。そのために、入社までに準備や勉強しておいたほうがいいことはありますか?」

≪良い雰囲気のまま終わらせたい場合≫

「御社が中途採用者に期待することはどのような点でしょうか?」




内定した場合にすること

面接を無事通過して内定をもらえたら、油断をせずに、以下の2つの事を行います。

1.労働条件通知書(内定通知書)の内容確認

労働条件通知書(企業によっては、内定通知書と呼ぶこともある)に書いてある労働条件が、求人票や面接時に聞いた内容と合っているか、また、この条件で入社できるかを検討します。

たまにある事が、求人票や面接時に提示された条件と、労働条件通知書の条件が異なることがありますので、しっかり確認しないと、入社後に後悔する羽目になります。

内定通知書には、主に8項目の内容が記載されているので、確認方法は関連記事を参照してください。

関連記事:「内定したら確認すること!

2.内定承諾書の返送

労働条件通知書に問題がなく、入社を決意したら、内定承諾書を返送します。

内定承諾書の返送方法にもマナーがありますので、関連記事を参照してください。

関連記事:「内定承諾書の正しい送り方!

3.内定辞退

内定をもらったからといって、必ず入社しないとならないかというとそんなことはありません。

もし、面接で「御社が第一志望です」と言っておきながら、内定を簡単に辞退するのは社会人としてのマナーとして問題あるかもしれませんが、意に反して入社することはありませんので、内定を辞退することができます。

ただし、内定辞退は、辞退をすると決めたら「すぐ連絡」しないと、内定先に迷惑をかけてしまいます。

内定辞退について、以下関連記事に詳しく解説していますので参考にしてください。

関連記事:「内定辞退のマナー