採用試験で頻繁に行われている適性検査で、「クレベリン検査」というものがあります。

「延々と数字を足し続けるから、最後は鉛筆を握れなくなった」

ただし、数字を足すだけの単純な検査なのに、この結果で合否が決まってしまう場合もあるなんて驚きですね。

でも安心してください。適性検査の中では最も攻略が簡単な検査なのはご存知ですか?

今回は、クレベリン検査で合格するための方法を解説します。

クレペリン検査とは

心理学者である内田勇三郎氏が、1930年頃に開発した能力、性格検査で、(株)日本・精神技術研究所が実施・診断を行っています。

通常、適性検査で「能力」「性格」を判定するためには、2つ以上の検査を行う必要がありますが、「内田クレペリン検査」を行うと、両方を判定することができるので、年間70万人が利用するほどメジャーな検査です。

検査方法

クレベリン検査

クレペリン検査の内容はいたって簡単で、横長の用紙にランダムに印刷されている2つの数字を足し、答えの下1桁を用紙に記入し、1分経ったら次の行に移動を繰り返すだけです。

試験の流れは

  1. 練習(ウォーミングアップ):1分間
  2. 前半:15分間(15行)
  3. 休憩:5分
  4. 後半:15分間(15行)

はっきり言って、15分間回答を書き続けていると、次第に手の握力が無くなってしまいますので、「肩の力を抜いて筆圧を弱くする」ように心掛けましょう。

なお、用紙の配布から終了までは、説明時間を含めて40分ほどかかるので、時間には余裕を持っていた方が良く、面接後にクレペリン検査を行うとなると、2時間は覚悟しておく必要があります。

結果の判定は?

クレペリン検査は、1行1分で計算をするので、全部で30行も計算することになり、

  • 各行の計算結果のばらつき
  • 全体の計算量
  • 計算の正確さ

これらを基に、受験者の「能力」と「性格」が判定されます。

「正確にたくさん計算すればいいの?」

基本的には、早く正確に計算することが望ましいですが、計30行の出来高をグラフにした時、どのようなグラフになるかも重要な判定材料です。

この出来高グラフのことを「作業曲線」と呼んでおり、この曲線に秘密が隠されているのです。

それでは、高評価を得るための対策方法を順番に解説します。

(下に続く)

クレペリン検査攻略

クレベリン対策は、次の3つを意識して回答することです。

1分当たりの計算数

始めて問題用紙を見た人は、大量の数字が並んでいて圧倒されてしまうかもしれませんが、試験が始まったら、気持ちを切り替えて素早く計算し続けることが重要です。

まず、作業量(1分当たりの計算数)が大切で、前半後半の作業量からA~Dで判定されてしまいます。

クレベリン検査の作業量

上記の表を見ていただいてお気付きの人もいると思います。

つまり、前半より後半の作業量が5~10多いことが、望ましい水準です。
その上で、出来れば「A」以上を目指して、最低でも「B」を取らないと、能力不足していると判定されてしまいます。

1分間の作業量なので、2秒以内に1問回答することが求められます。

特に、15分間回答をし続けるため、握力が落ちてきますので、「筆圧は弱く」書くことが意外に重要になってきます。

誤答が少ない

いくら作業量を稼ぐためといえ、急いで計算して誤回答をしてしまっては元も子もないです。

特に、計算ミスが多かったり、特定の行にミスが集中したりすると、「能力が低い」「情緒が不安定」などと判定されてしまい、不適格となる恐れがあります。

(下に続く)

作業曲線が理想形に近い

続いて、作業曲線について説明します。

作業曲線とは、1分当たりの作業量をグラフにしたもので、このグラフの形によって「性格」や「適性」などが判定される重要なものです。

クレベリン検査の作業曲線

上記の図が、おおむね理想的な曲線とされているものです。(もちろん、このパターン以外にも良い曲線はありますが)

【前半】

  • 前半の中では、1行目の一番作業量が多い
  • 中盤にかけて徐々に下がる
  • 終盤に挽回をする
  • 曲線全体がU字かV字になっている

【後半】

  • 1行目の一番作業量が、全体のトップ
  • その後、なだらかに下落する

また、全体的に作業量のバラツキが少ないことが理想で、作業曲線に大きな凸凹があると、情緒不安定を疑われることがあるので注意しましょう。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「内田クレペリン検査」は、新卒でも中途採用でも行われる可能性がある適性検査です。

対策方法をおさらいすると、

  • 作業量が多い(できれば40以上)
  • 誤回答が少ない
  • 作業曲線が理想的

この3つを抑えておけば、クレベリン検査を理由にして不合格になることは無いでしょう。

管理人も40代で転職する時に、最終面接後にクレベリン検査を受けた事があります。
この時は、最終面接が終わり疲れ切っていた状態で受けたので、結果は散々だった苦い思い出があります。