転職で新しい会社に入社し、職場に案内されたらまず行うのが自己紹介です。

「入社初日で緊張しているのに、見知らぬ人に自己紹介なんて何を言えばいいか分からない」

不安な気持ちはみんな同じですが、自己紹介なんて、ちょっとしたコツをつかめば実は簡単なんですよ。

今回は、転職先の自己紹介で失敗しない挨拶のコツを解説します。

なぜ自己紹介は緊張するのか

新しい会社で自己紹介

「自己紹介で何を話していいか分からない」

誰だって、予告なくいきなり話せと言われたら、言葉に詰まってしまいます。

逆を言えば、自己紹介の内容を事前に準備しておけば、当日その内容を話すだけなので、何も悩むことはありません。

つまり、緊張して話せなくなってしまうのは、事前に準備していないからで、スラスラ言えるように練習しておけば、必要以上に緊張することもありません。

転職先での自己紹介のポイント

まず自己紹介では、次の3つの注意事項を守ることで、職場の人たちが耳を傾けてくれます。

  • 自己紹介は1~2分にまとめる
  • 難しい単語(専門用語など)は使わない
  • 簡潔に話す

簡単ですけど、実際にできていない人が多いです。

特に失敗するのが、自己紹介が長いことで、知り合いの自己紹介だって、5分も話されたら誰だって飽きてしまうのに、ましてや初対面の人の話なら、ウンザリしてしまいますね。

また、難しい言葉を使ってしまう人も多く、聞いている人たちは、知らない単語があると話しについてこれず、その時点で聞くのを諦めてしまうので、せっかくの自己紹介が無駄になってしまいます。

自己紹介のポイント

それでは、次から本題の自己紹介の6つのポイントを順に説明します。

1.あいさつ言葉

初対面の相手に対しては、「まず挨拶」をして相手の警戒を解くことが肝心です。
「親しき仲にも礼儀あり」とことわざがありますが、初対面であれば、なおさらしっかりと礼を尽くすべきです。

  • 「はじめまして」
  • 「おはようございます」

と挨拶をしながら、軽く会釈をすると「いい人かも」と思ってもらえます。

2.氏名(フルネーム)

  • 苗字のみ:「山田です」
  • 氏名を名乗る:「山田一郎です」

自己紹介では氏名を名乗ることが鉄則です。

初対面の自己紹介なのに、苗字しか名乗らない人がいますが、これから一緒に働く仲間に対して「壁」を作っているようなものです。

なお、変わった氏名の場合、由来を話すことで、より親しみを持ってもらうことができます。

3.前職の略歴

職場の人たちは、あなたの業務経験を知りませんので、過去にどんな仕事をしてきたかを簡潔に伝えます。

  • 職種と経験年数だけ話す
  • 具体的な仕事内容も話す

例えば、「5年間営業をしてきた」と伝えるか、「5年間営業で外回りや顧客管理をしてきた」と伝えるかは、状況に応じて使い分けるのがいいでしょう。

「同じ部署の人へは詳しく」、「他部署の人へは簡潔に」などとメリハリをもって紹介するのが望ましいです。

4.出身地

「出身地なんて仕事に関係ない」

このように考える人もいると思いますが、出身地を甘く見てはいけません。

例えば、出身地が同じだったことから親しくなることもあり、自己紹介後に「私も同じ出身です」と言われ、その日のうちに仲良くなれることもあるのですから。

新しい職場では、全員知らない人なので、出身地がきっかけで仲良くなれたらこんな心強いことはありません。

会社や職場のルール、人間関係など知らないことばかりなので、相談できる人がいることで挫折や孤立しないで済む場合だってありますから。

なお、出身地を伝える時に、「世界遺産」や「有名な食べ物」などの名産を一緒に言うことで、イメージしてもらいやすいですよ。

(下に続く)

5.趣味・特技など

「自己紹介で話せる趣味などない」

趣味というのは、「たいそうなもの」である必要はなく、すごい趣味よりはちょっとして趣味の方が共感されるものです。

例えば、ウォーキング(散歩)やジョギング、読書、料理、家庭菜園など手軽にできることでも十分です。

このありふれた趣味を「ちょっと工夫」して伝えることで、印象に残る趣味に変えることができるのです。

趣味はこの3つを伝えるだけ

趣味は、話すときに次の3つを織り交ぜるだけで、全く違う印象になります。

趣味の上手な伝え方
  • 「何を」:どんな趣味
  • 「いつ」:いつ行うか、どのくらいの頻度か
  • 「どのようにしているか」:どんなことをしているのか

まず、次の2つの自己紹介を見比べてください。

  1. 「趣味は読書で、歴史ものが好きです」
  2. 「趣味は歴史小説を読むことで、週末には図書館にこもって3冊は読み漁っています。最近は三国志にはまっています」

この2つを比べてみると、後者の方が印象に残りますね。

「図書館にこもっている人」「三国志が好きな人」などと、ちょっと違うイメージを与えてしまうかもしれませんが、自分のことを覚えてもらうことが目的なので、自己紹介としては十分成功といえます。

この自己紹介を分解すると次のようになります。

  • 「何を」:歴史小説を
  • 「いつ」:週末に図書館で
  • 「どのようにしているか」:3冊は読み漁っている、最近は三国志にはまっている

この時、「図書館」「週末に3冊」「三国志にはまっている」などの印象に残るフレーズを入れることで、より印象に残りますので試してみましょう。

(下に続く)

6.抱負

自己紹介のお決まりですが、最後に抱負を言います。

  • 「1日も早く仕事を覚えられるように頑張ります」
  • 「1日も早く戦力になれるように頑張ります」

このように意気込みを宣言し、最後の締めの言葉で〆ます。

  • 「ご指導のほどよろしくお願いします」
  • 「ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願いします」

硬いなという時は、「よろしくお願いいたします」だけにするなど臨機応変に変えましょう。

自己紹介トーク例

それでは、上記で紹介した内容を織り込んだ自己紹介サンプル例を紹介します。

自己紹介トーク例

はじめまして。本日からお世話になります転職太郎です。

前職は、インターネットサービス業の○○社で、5年間法人営業として働いて来ました。

出身は○○県△△市で、□□が有名なところで生まれました。
趣味は登山で、年に2回は登っています。山道は辛いですが頂上に着いた時の満足感にハマっています。

一日も早く仕事を覚えて戦力になれるように頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いします。

このサンプル文例は文字にすると多いですが、ゆっくり話しても1分で終わりますので、もう少し長めのものと2種類用意しておくことをおススメします。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自己紹介が苦手な原因は、この2つに尽きます。

  • 話す内容が分からない
  • 事前に準備していない

逆に言えば、ちゃんとした内容の自己紹介を準備しておけば怖くないということです。

特に、職場で行う自己紹介は1~2分で簡潔に話しておくだけでよく、それ以上詳しい内容は「歓迎会」などでじっくり話せばよいので、最初の自己紹介で知ってもらおうと頑張りすぎなくても良いのです。

入社後は、様々場面で自己紹介が必要になりますので、「1分バージョン」と「2分バージョン」など、話す状況に応じた素敵な自己紹介を考えてみてはいかがでしょうか。