(2022-10-6更新)

就活、転職活動をする人は、1つや2つメールアドレスを保有していると思いますが、履歴書に記入するアドレスにも注意点があるのをご存知ですか?

「携帯のキャリアメールはダメって聞いたけど?」

携帯会社のメールは制約があるので採用の連絡用には不適なのです。

最近は、スマホがあれば何でもできるのでパソコンを持っていない人もいると思いますが、就職用にPC向けのアドレスを取得しておくことが望ましいです。

今回は、履歴書に書くメールアドレスの重要性と、携帯メールを避けた方がいい理由を解説します。

なぜメールアドレスが重要なのか

履歴書のメールアドレス

メールが普及していない頃は、採用担当者と応募者とのやり取りは電話や手紙などで行われていましたが、現在は緊急時を除いてメールで連絡するのが通常です。

具体的には、次の通り多くの場面でメールのやり取りが行われるので、長い就職活動中に「一度も電話を使わずに」メールだけで事が足りてしまうのです。

メールでのやり取りが行われる場面
  • 応募・受付確認
  • 選考結果
  • 面接日時の調整・通知
  • 研修・懇親会の案内
  • 書類の提出依頼
  • 入社準備の連絡

    採用担当者は、多数の応募者や内定者に対して「わざわざ電話で連絡」するなんて非効率なことをしている時間はありません。

    メールが優れている点は、

    • 相手の都合を考慮しない(いつでも送信できる)
    • 文面の使い回しができる
    • 同時に送信できる

    メールを活用することで業務効率も上がるので、もしメールアドレスの無い応募者がいた場合、対応に困ってしまいます。

    なぜ携帯メールは避けた方がいいのか

    メールアドレスがあれば何でもいいかという訳ではなく、パソコンで送受信できるメールアドレスが必要なのです。

    では、携帯会社が提供しているメールは何が問題なのでしょうか?

    • 受信メールのサイズに制限がある
    • 添付ファイルが開けない

    採用担当者は、パソコンからメールを送信するので、必然的に容量が大きくなる傾向があります。

    また、添付ファイルの送受信ができないなどの制限があるので

    • 「研修会の資料送るので事前に確認して」
    • 「資格の証明書のコピーを送って」

    などの要求にも適切に対応することができませんので、携帯アドレスは避けることが賢明です。

    携帯メールしか無い場合

    家にパソコンが無くて、PC用のメールアドレスを持っていない人もいると思います。

    その場合でも安心してください。
    いわゆる「フリーメール」と呼ばれ、無料で取得できて利用料のかからないメールアドレスが存在するのです。

    有名どころでは、次のフリーメールがあります。

    • Gmail
    • Yahooメール

    ただし、Yahooメールはスパムメールが多く、もしかしたら企業側でブロックしている可能性があるので、できればGmailをおススメします。

    Gmailは、アドレス取得から送受信までスマホで行うことができるだけでなく、パソコンからの送受信も可能なので、「普段はスマホで受信して、添付ファイルを見るときはパソコンから行う」という使い分けができます。

    メールアドレスに相応しいもの

    パソコン用のメールアドレスが必要なのは分かったが、どんなアドレスにしようか悩みますね。

    そこで管理人が就活転職に相応しいアドレスを紹介します。

    • 苗字+数字(例:yamada3375)
    • 名前+数字(例:taro2020)
    • 苗字+名前+数字(例:yamada.taro1997)

    これなら、採用担当者が見ても誰のアドレスか分かりやすいし、入力ミスなどが起こりにくい優れものです。

    なお、採用担当者との連絡用としてのメールアドレスなので、キャラクターなどの名称が入っているものは避けましょう。

    【辞めた方がいいNGアドレス】

    • キャラクターの名前
    • 芸能人や恋人の名前
    • 形容詞(pretty、gentleなど)
    • 意味不明な文字列

    応募用にアドレスを準備するのもあり

    もし、お持ちのメールアドレスが上記のNGのものでしたら、就活・転職用の新しいアドレスを作るべきです。

    さすがに、キャラクターの名前が入っているメールアドレスという理由で不採用になることは無いと思いますが、採用担当者に笑われますので、「アドレスでウケを狙う」ことを考えることはやめましょう。

    なお、迷惑メール対策に、英字、記号、数字を織り交ぜた長いメールアドレスを使用している人もいると思いますが、採用担当者がアドレスの登録ミスをする恐れがあるので避けましょう。

    (下に続く)

    履歴書へのメールアドレスの記入方法

    ブロック体で丁寧に書く

    PCで作成した履歴書ならば問題になりませんが、手書きの履歴書ではアドレスをブロック体で崩さず丁寧に書く必要があります。

    ブロック体でも崩して書いたり筆記体で書いたりすると、採用担当者が判読できなくなってしまい、大切な連絡事項が届かなくなる恐れがあります。

    英数字と記号が混ざっているメールアドレスは、特に丁寧に書くよう心がけましょう。

    紛らわしい時はフリガナを振る

    「0とo」「1とl」など、見た目が似ている文字は、採用担当者も判別できなくて困ってしまいますので、「ゼロ」「オー」「イチ」「エル」とフリガナを振る気配りが必要です。

    履歴書にメールアドレス欄が無い場合

    履歴書へのアドレスの書き方

    市販の履歴書には「メールアドレス欄」が無いものも売っています。
    この場合は、「連絡先」に「メールアドレス:○○」と記入すればOKです。

    記入欄が無いからと言って、アドレスを書かないのはNGです。

    上記で説明した通り、面接日程の連絡から入社準備まで、ほとんど全ての連絡事項はメールでやり取りされるので、アドレス未記入者は最悪不採用になってしまうことも考えられますから。

    (下に続く)

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    メールは採用活動で非常に便利なものです。

    相手の都合を気にせず連絡事項を伝えることができるだけでなく、文章で残るため、電話のやり取りで多い「聞き間違え」がありません。

    また、メールを受信すると、まず「送信者のアドレス」が目につきますので、自分の身代わりとして恥ずかしくないメールアドレスであることが望ましいです。

    もし、適切なアドレスが無い場合、

    • Gmailなどのフリーメールを取得する
    • アドレスは苗字や名前のものを作成する

    なお、メールのマナーに自信が無い場合、以下関連記事で使い方を解説しています。

    【関連記事(ビジネスマナー)】

    【例文付き】会社で教えてくれないビジネスメールの基本とマナー