(2022-9-29更新)

就活・転職では、地元企業以外にも都市部の会社の面接や説明会に行くことがあると思います。

逆に、都市部から地方都市へのUターン、Iターンなどの遠距離面接をするかもしれません。

日帰りで行く場合と異なり、宿泊しながら企業を探す時は、1回の遠征で効率よく回ることが重要で、何度も遠征しているようでは、時間や多額の交通費・宿泊費を無駄にしてしまいます。

また、遠出をするので、忘れ物をしても家に取りに帰ることもできません。

今回は、宿泊で面接や説明会などに遠征する時に必要な持ち物、便利グッズを解説します。

遠征・宿泊面接で必要な持ち物は?

宿泊面接の持ち物

ビジネスバッグ・旅行カバン

宿泊で会社説明会や面接に行くときは、近隣に行くときと異なり着替えなどを持っていくので、どうしても荷物が多くなります。

日数にもよりますが、どんなバッグを持っていけばいいか悩んでしまいますね。
日帰りではないので、ビジネスバッグだけでは入りきりませんので、次のどちらかのパターンになると思います。

  • ビジネスバッグと旅行カバン
  • 大きめの旅行カバン1個のみ

バッグを2つ持っていく場合、着替えなどの荷物を旅行カバンに入れて、昼間はホテルやコインロッカーなどに預けておくと便利です。

また、大きめの旅行カバン1個の場合、旅行カバンをもって面接に行くことになりますが、注意点があります。

  • 面接官か採用担当者に、宿泊で面接することを伝えておく
  • 旅行カバンは黒や茶色で、ビジネススーツに合うシンプルなもの

遠征で来ているということを伝えれば、旅行カバンで面接を受けても失礼になりませんので、1泊2日ならこの方法が良いかもしれません。

予備の履歴書・職務経歴書

遠征では、予備の履歴書・職務経歴書を用意しておくと便利です。

例えば、説明会の予定で参加していたが「わざわざ遠くからきてくれたから、このあと面接でも」と、説明会後に面接がセッティングされることもあり得ます。

突然の面接にも予備の履歴書があれば対応できる

また、遠征中に応募していた別の企業から、書類選考を通過した連絡が入ることもあるでしょう。この時、遠征で来ていると伝えれば、「空いている夕方に面接しましょう」と、とんとん拍子で面接になることもあり得ます。

こんな時に、履歴書を買って急いで書こうとすると雑になってしまいますので、あらかじめ用意しておけば慌てることがありません。

社会人になると、「こういう事が起こるかも」と想定して準備しておくスキルが求められますので、入社前から「もしからしたら」という事態に備える習慣を付けておきましょう。

なお、ホテルやネットカフェなど遠征先でも印刷ができる場所があるので、念のためUSBメモリに応募書類の原本を保存しておくと、もしもの時に対応できます。

予備の履歴書が必要な理由
  • 突然の面接に対応できるから
  • 説明会後に面接が行われることもあるから

充電器・モバイルバッテリー

遠征中は、調べものはスマホで行うことになると思います。
面接予定の会社のホームページから始まって、乗換案内、食事場所、さらにはニュースをチェックしていると、あっという間に電池が無くなってしまいます。

通常、ホテルにはコンセントがありますが、日中は外出しっぱなしなので、朝は充電が満タンあっても夜まで電池がもたないこともあるので、遠征にはモバイルバッテリーは必須です。

なお、ホテルに泊まった時は、スマホだけでなくモバイルバッテリーも満タンに充電するのをお忘れなく!

折り畳み傘

遠出する時は、突然の雨に遭うことがありますので、傘は必須アイテムです。
ただし、長傘を電車に持ち込んだり遠征中に持ち歩くのは手間なので、「折り畳み傘」を持っていくことをお勧めします。

最近は、晴れていても突然「ゲリラ豪雨」などが降ることがあるので、大切な面接をびしょびしょに濡れたスーツで参加するわけにもいかないので、折り畳み傘は遠征でなくても常備するようにしましょう。

ただし、面接当日に雨が降った時は、傘の扱い方にマナーがありますので、次の関連記事で確認しておいてください。

面接の日に雨が降っても大丈夫、傘の選び方と置き方は?

風邪薬

遠征先では何が起こるか分かりません。
普段と違う温度環境にいるので体調を崩すこともありますし、食事が合わずにお腹を壊すこともあります。

風邪を引いたまま大事な面接を受けなければならない事態は避けるために、風邪薬胃薬などを持っていくことが賢い判断です。

体調不良で面接を延期してもらった

こんな事になってしまったら、何のために旅費をかけて来たのか分からなくなってしまいます。

マスク

今はコロナがまん延しているので、マスクは当たり前ですが、コロナが収束しても遠距離移動ではマスクは必需品です。

特に冬場の遠征では、電車やバスの移動中は風邪やインフルエンザ予防のため、マスクを着用する慎重さがあった方がいいでしょう。

特に、慣れない土地で疲れている時は、風邪などへの耐性が落ちてしまう事もありますので、万全を期して面接に挑むために、考えられる防衛策を行うことをお勧めします。

面接でのマスク着用はマナー違反!どうしても外せない時の対処法

携帯裁縫セット

外出先では、思わぬトラブルが起こることがあり、例えば、スーツやシャツのボタンが取れてしまう事があるかもしれません。

こんなトラブルも、携帯用裁縫(ソーイング)セットがあれば慌てることはありません。
その場しのぎの修繕なら、男性でも簡単に縫い付けることができますから、100円ショップなどで売っている携帯裁縫セットを買っておくと何かと安心です。

取れたら、現地で買えばいい

と考えている人もいると思いますが、面接直前に取れてしまったら買う時間がありません。
結局、ボタンが取れてしまったら買うことになるので、それなら初めから買っておいた方が賢明ですね。

防寒対策グッズ

遠征先では、エアコンが効き過ぎていることがあるので、ヒートテックなどの防寒対策のインナーも持参しておくともしもの時に役立ちます。

これは冬だけに限ったことでなく、真夏でも乗り物や室内はガンガンにエアコンが効いていることがあり、「寒さで面接どころでない」なんて失敗談もありますので、薄手のヒートテックは重宝します。

その他の準備物は、次の関連記事でチェックリスト付きで解説しています。

【面接】事前の準備物と身だしなみチェックリストを公開

音楽プレーヤーなどリラックスできるアイテム

長距離移動中や宿泊先では、普段の環境と異なるので落ち着けないこともあると思います。

こんな時に、管理人がおすすめするのは、

  • 好きな音楽を聴く
  • 好きな動画を見る
  • 好きな本を読む

このような気持ちを落ち着かせることができるリラックスアイテムです。

人はリラックスすると、嫌なことを忘れ「頑張るぞ!」と前向きになることができますので、自分だけのお気に入りを一緒に持っていくことをお勧めします。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

宿泊での面接や会社説明会に参加する場合、着替えなどに加えて、特に体調維持に関する持ち物を持っていくことが、最高の状態で面接に挑むためには必要なことです。

「たった1泊だから」と油断してしまうと、思わぬアクシデントに遭う恐れがあるので、しっかり準備をしてから出発をしましょう。

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