(2020-8-8更新)
冬場の面接会場は寒いですね。皆さんどのような寒さ対策をしていますか?
「カイロを使っている」
「セーターを着て行く」
寒さを我慢しながら質疑応答していると、面接に集中できず本領発揮できませんので、しっかりとした防寒対策をしたいですね。
ただし、寒いからといって重ね着をすればよいものでなく、最低限の身だしなみマナーを守らなければなりません。
今回は、面接でのセーターは認められるのか?服装のマナーについて解説します。
スーツの中にセーター着用はマナー違反
スーツは襟元が開いているので、中に何を着ているかが見えてしまうので、身だしなみは特に気を使う必要があります。
面接官からは、「寒いのは分かるが、面接という場を理解して欲しい」とビジネスマナーに疑問が持たれてしまいます。
なぜスーツの下に着るものまで気にするのかというと、例えば、入社後にお客様と接したときに、同じような服装を着ないかと心配になるからです。
「1つのマナー違反から、他の部分のマナーも疑われてしまう」
面接時にセーターを着て来るような人は、他のビジネスマナー違反もするだろうと判断されてしまいます。
セーターはカジュアルな服装
年配の社員だけでなく、若い社員からも「さすがにセーターはカジュアル」との印象を持っているので、カジュアルな社風の会社を除いて、スーツにセーターを着て仕事をしている人は稀です。
特に面接時は、その会社の社風が分からないため、企業イメージだけで「セーターを着ても大丈夫」と決めつけて面接に行くことはNGです。
なお、カジュアルな社風の会社だったとしても、フォーマルな場とされる面接にセーターを着ていくことは、
「カジュアルウェアで客先訪問している」
そのくらい違和感のある服装なので、寒いからと言ってセーターを着て面接を受けることはNGです。
寒い場合はベストを着る
冬の面接会場や待合室は寒いことがあり、スーツだけだと「面接に行ったら風邪をひいてしまった」こんな事態にならないために、防寒対策をどうするかというと、
ベストを着用する
ベストはフォーマルとしてもOKなアイテムなので、面接で着用しても違和感がありませんし、面接官も着ている場合もありますので、マナーを疑われることがありません。
ただし、ベストならどんなものでも良い訳ではなく、
- スーツと同素材のもの
- 紺・グレーなどスーツに合うもの
ベストは、スーツ売り場などで売っているものを選ぶようにすれば、カジュアルと思われません。
なお、スーツと同素材のベストを着たスタイルのことを「スリーピーススーツ」といい、貫禄がでてしまうため年配や役職のある人が着るものと言う人もいます。
特に、就活や20代でスリーピーススーツを着て面接に行くと、「生意気」と思う面接官もいますので、状況に応じて着分ける必要があります。
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ヒートテックのインナーという方法も
セーターやベストはシャツの上から着るため、どうしても面接官から見えてしまいます。
特に、就活などは身だしなみにシビアなので、マイナスイメージを持たれないために、インナーを重ね着する方法がおススメです。
身だしなみが気になる場合、インナーで工夫をする
最近は、薄手のヒートテックのインナーがあり、着ていても「着ぶくれ」することがなく、セーターなどよりも暖かいです。
管理人も冬に面接したころがありますが、ヒートテックの長袖シャツとパンツを着て冬の面接を乗り切った記憶があります。
その他の冬面接対策
寒い時期は、ただでさえ風邪を引きやすいのに、「面接の身だしなみを気にしすぎて」防寒対策を簡単に済ませてしまうと、寒さで本領を発揮できません。
セーター以外の防寒対策について順番に解説します。
コートはビジネス用を選ぶ
面接にコートを着ていくことは問題なく、もちろん、ビジネスフォーマルなシーンでも着用することが可能です。
コートの選定基準は、次の通りです
【 種類 】
- トレンチコート
- ステンカラーコート
- チェスターコート(カジュアルタイプはNG)
【 色 】
- 黒、紺、グレー、ベージュ
ただし、コートは面接前に脱いでいなければならず、正しいマナーは関連記事で解説しています。
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マフラーと手袋はカジュアルでないもの
また、マフラーと手袋着けて面接に行くことも、マナー上問題ありません。
選定基準は、次の通りで「シンプル」なものを選びましょう。
【 マフラー 】
- 薄手(大きすぎない)
- シンプルな柄
【 手袋 】
- スーツに合うもの
- シンプルな柄
マフラーと手袋もコートと同様に面接前に脱いで、バッグの中にしまっていることが基本で、正しい方法は関連記事で解説しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
「寒くて面接どころではなかった」
こんな事にならないために暖かい服装で行きたいですが、冬の寒さ対策は身だしなみのマナーがあるため、着る服装が制限されてしまいます。
防寒対策をまとめますと、以下の通りです。
- 基本的にセーターはNG
- スーツの下ならベストを着る
- ヒートテックなどのインナーを活用
- コートやマフラー、手袋はOK
寒さを我慢してしまうと風邪を引いてしまうので、寒さ対策はおろそかにできません。
防寒対策もマナーを守ればマイナスになることがありませんので、しっかり準備をして面接会場に向かいましょう。
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スーツとコートでも防寒としては足りないので、長袖インナーかセーター着ますね。面接のときは、インナー重ね着とかがいいですかね。
コメントありがとうございます。
インナーの重ね着は見た目も悪くないのでよい方法ですね。
管理人たなです。
身だしなみは、「相手に不快に思われない」ことが大切ですので、ビジネスではTPOに応じて着分けることが重要です。
ただし、面接では一番「しっかりとした服装」で行くことがマナーです。
ちょっとくらいという油断が不合格となってしまうので、鏡を見て「ちょっと違和感ある」と思ったら控えるようにしましょう。