面接官は応募者がどんな人なのか重視しているのをご存知ですか?

身だしなみがいい人

優秀そうな人

もちろん、見た目の印象も合否に影響を与えますが、これから何年・何十年も働いてもらう人を採用する訳ですから、

謙虚な人

組織として業務を円滑に行うためには、上司や先輩の指示に「口ごたえする人」は遠慮したいのが本音です。

今回は、面接で謙虚さが重要である理由と面接のアピール方法を解説します。

謙虚な人とは?

謙虚な人が面接で好かれる理由

控えめで素直な態度でいて、他人に対して出しゃばることや傲慢な態度を取ることのない人のことです。

こう聞くと「ただ自分を抑えているだけ」と思う人もいるかもしれませんが、言うべきところはしっかりと主張しますし、他人のミスを指摘することもします。

ただし、謙虚な人は必要以上に自慢をすることはしませんし、他人の行動に対して感謝をすることができます。

それだけでなく、自分の失敗は素直に認め謝る時はしっかり謝る、こんなことができるのが「謙虚な人」なのです。

皆さんの周りにも謙虚な人はいると思いますが、よく観察してみると以下の傾向があるのではないでしょうか。

  • 周囲の信頼が高い
  • 敵が少ない
  • 重要な仕事を任されている

会社に入ると上司と部下、先輩と後輩などと人間関係が付き物です。

考えてみれば察しが付きますが、新人が上司や先輩の指示を聞かなかったら困ってしまいますね。

組織の中で働く以上は、「指示に従う」「ミスをしたら謝る」こんな当たり前のことができない人を採用してしまうと配属先から苦情が出てしまうので、面接官は真面目な人・誠実な人を採用しようとします。

このため、面接で「あの手・この手の質問」をして、謙虚な人か謙虚でない人かを見極めている訳です。

それでは、面接での謙虚さの上手なアピール方法を解説します。

自己アピールは自慢することではない

自己アピールは、「自分の出来ること」「成果」を伝えて、面接官に素晴らしい人材だと思ってもらうこと思っていませんか?

ところが残念なことに、自信満々に成果をアピールすればするほど、面接官は割り引いて受け取ってしまうのです。

なぜかと言うと、経験上「成果を強調する人はたいしたことない」と分かっているからです。

また「売上110%達成で部長表彰を頂きました」などと実績を伝えた時に、面接官が「それは凄いね」、「ずいぶん頑張ったね」と感心してくることがあるでしょう。

この時、褒められたものがから勢いづいて次から次へとアピールしてしまうと、面接官の評価がガタ落ちです。

なぜなら面接官は自慢話を聞きたいわけでなく、それに至るまでの過程やどういう苦労を乗り越えて達成したのかを知りたいからです。

(下に続く)

成果が大きいほど謙遜すべき

あたなが大きな結果を残したとしても、少なからず同僚たちのサポートがあったのではないでしょうか。
もし、傲慢な人と謙虚な人がいたら、同じ成果を出した時の伝え方も全く異なります。

  • 傲慢な人:自分の力で成し遂げた
  • 謙虚な人:みんなの協力のおかげ

どうしても、実績をアピールする時は「自慢」になりがちです。
でも、あなたが面接官の立場だったらどう思いますか?

「応募者の自慢話なんて聞いても面白くない」

そうです。
面接官の気持ちを考えることができるかどうかで合否が分かれるのです。

  • 落ちる人:自慢話に没頭する
  • 受かる人:相手の気持ちを考えられる、謙遜できる

「わたしは、○○な結果を出しました。社内で1位の業績を残しました」

面接官は、こんな自慢ばかり聞かされたら嫌になってしまいスルーしてしまいますね。

それでは謙虚な人はどう言うでしょうか。

職場のみんなが親切に教えてくれたから、このような結果を残すことができました

上司から取引先を紹介して頂いたことが結果に結びつきました

成果をアピールしつつも、上記のような謙遜した態度を示すことができるのです。
これなら面接官も嫌な気分になるどころでなく、「良い人だ」と思ってくれるのではないでしょうか。

同じ結果でも、謙遜することでこんなにも受け取られ方が異なってくるのです。

社会人は人間関係をどう築くかが成功のカギになりますが、「感謝する」「周囲を思いやる」このようなことができないと上手に付き合うことができません。

つまり謙虚な人は、人間関係も良好なことが多いのです。

(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今まで、面接でアピールしようと頑張っていたことが、もしかしたら逆効果だったと思うとゾッとしますね。

面接では、自己PRは遠慮することなく行いますが、自慢話にならないように謙虚さを出すことが好印象を与えるコツですので、有頂天になって次から次へと話さないように注意しましょう。

この話をした時に、「面接官が何と受け取るか」を考えながら話せば、きっと面接官に伝わるのではないでしょうか。

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