(2018-8-25更新)

この会社は危ないなと思うことありませんか?

多くの企業を見てきた銀行マンや税理士、意外にもダスキンなどで企業に出入りしている人も、「そろそろ倒産するかも」と感じ取ることができると言われています。

今回は、倒産する会社に共通する特徴や兆候をまとめてみました。

倒産件数

会社の倒産

社員として入社後、現在の会社に対してそれほど多くの不満はなければ、できれば定年まで勤めたいと考えるのではないでしょうか。

ところが、不運にも利益が上がらなかったり、資金繰りに窮して倒産してしまったりして、2016年の企業倒産件数は、年間で8,446件もありました。(東京商工リサーチ調べ)

過去は、1~2万件で推移していたが、アベノミクスの効果なのか、直近は8年連続で減少していますが、それでも明日は我が身と気を引き締めたいところです。


会社が傾はじめた10の前兆

1.社員旅行や忘年会などの行事が、取りやめか縮小した

社員同士の親睦を図るために重要なのが社員旅行です。

同じ会社で普段会話しない人とも、知らない土地で一緒に飲み食いすることで、社員同士の新たな一面がみられたり絆が深まったり、また、普段会話することができない経営者や幹部との距離も縮まるなど社員旅行にはメリットが多いです。

もちろん、経営者も社員旅行のメリットは十分承知していると思うのですが、これが急に無くなったら資金繰りが厳しくなっている証です。

社員旅行以外にも、定例行事として行われていた新年会、忘年会や社内レクリエーションが無くなったり、規模が縮小したりした場合も同様です。

多少資金繰り厳しくなっても、定例的に行われていることは、なかなか手を付けられないものです。

そんな分かりやすいところを削減するってことは、社員に「会社がやばい」ってことを教えているようなものですから。

2.備品の購入が減らされる

「経費削減」と表向きはもっともですが、会社が傾いてくると、安い消耗品まで削減するなど、経費削減の度が越してきます。

去年まで問題なく買えたものが買えない

ペンなどの文房具が買えない

誰もが首をかしげるような、細かいところまでケチるほど、資金繰りが厳しい訳です。

3.ダスキンやコーヒーメーカーなどの解約

突然ダスキンなどを解約し、代替手段を用意しない

その後は、解約後の玄関マットや掃除道具がどんどん汚れていく・・・。

また、ダスキン以外にも、来客用や従業員用のコーヒーメーカーやウォーターサーバーなどを解約する。

まず削減ありきで、来社したお客様や業者のことなど考える余裕がなくなります。

4.トイレや玄関が汚くなった

「トイレや玄関、通路などが以前より汚くなった」

これらの掃除を外部に委託しているか、パートさんを雇っている場合には、掃除頻度を減らしたり、内容を簡素化たり、また、パートさんが複数いる場合は、人数を減らすなど、売り上げに直結しないところを減らしてきます。

5.蛍光灯が切れても交換しない 照明が間引きされた

備品の購入が減らされて、蛍光灯もまともに買えないから、蛍光灯が切れたら外すしかなくなります。

特に、通路や玄関といった、常に人がいない場所の照明を間引きしてきます。

間引きすることで、通路や玄関が汚いことを誤魔化せるメリットがありますが(笑)

6.会議が増えるが、議題は売上アップばかりになる

「営業の会議が増えたな」

「普段は、社長が営業の会議に顔出さないのに、出席している」

資金繰りに困り現金が必要なので、営業を集めて「売れ」の一点張りとなります。

精神的に追い詰めて売らせますので、営業が夜遅くまで勤務させられるようになります。

7.目的の良くわからない部署が新設された

「事業企画部門」、「○○プロジェクト推進部門」などの部署が新設され、社員に対してはぼやけた新設理由しか説明しない場合も疑ってください。

恐らく、現金化できそうな新規事業に手を出していると想像できますが、本業とかけ離れた門外漢なことを始めてきたら危険信号です。

また、「コンサルト」らしき人たちが出入りしている場合もあります。

もはや、経営者の頭の中には資金繰りでいっぱいで、まともな経営判断ができない状況です。

8.売掛金の期日前回収が行われた

経営層から、「売掛金を(期日前)回収してこい」と指示が出たら、もう目先の資金が枯渇していると思っていいでしょう。

売掛金の期日前回収をしたら顧客との信頼関係がガタガタに落ち、顧客にも信金繰りがやばいことを教えているようなものです。

それでも顧客との信頼関係より、「目の前の現金」が必要なほど会社の財政は火の車な状況です。

また、仕入れ先への買掛金サイトが、急に長くなった場合も同様です。

そろそろ転職活動の準備をしましょう。

9.社長の外出が増えた

社長は、朝早く出社して社内を巡回したり従業員に声をかけたりすることが多いと思います。

そんな社長が朝いないのは、夜遅くまで起きているか、何か悩みを抱えているのではないでしょうか。

「最近、社長を見る機会が減った」

「毎朝体操していたけど見ないな」

社長の外出が増え、その行き先が誰も分からないのは、資金繰りに奔走しているからです。

社内に「銀行に行く」なんて言えないから、行き先を伝えないのです。

10.経理部長や営業部長が退職した

幹部以外で会社の財務状況を把握しているのは経理部門で、係長・主任クラスでも会社の財務状況はしっかりと把握しています。

ましてや、経理部長が突然退職したら倒産目前と言っていいでしょう。

切り口は違いますが、営業部長も売上の実態を把握しており、「この会社は利益上げられないな」とすべてお見通しです。

優秀な営業部長なら、会社の資金状況は楽に把握できるので、見切りをつけた時の行動は早いものです。

もちろん営業部長が退職する場合は、ヘッドハンティングされており、腕利きの部下を連れて行くこともあります。

そして気づいたら、周りの優秀な人材が退職している・・・




まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事は、不安を煽ることを目的としているわけではありませんが、この中で2~3個でも当てはまったら、もしかしたら会社が沈みかけている前兆かもしれません。

いざとなった時に慌てないように、この前兆が現れたら転職の準備をしておくことが賢明です。

ただし、急いで退職する必要はありません。

例えば、倒産しても退職金がもらえそうな時は、転職準備をしながら倒産までお付き合いすることが得策の場合があります。

転職の準備は何をすればいいのか?

転職活動は次の流れで進めます。

  1. 自己分析
  2. キャリアの棚卸
  3. 書類作成
  4. 応募
  5. 面接
  6. 内定
  7. 入社

特に、現時点で実施しておくべきことは、

自己分析とキャリアの棚卸をしっかり行い、不足している経験やスキルを補うこと。

転職活動の具体的な流れは、以下関連記事を一読いただければと思います。

関連記事:「転職活動の流れ

今はキャリアを積み、資格・スキルを身に付けることが得策

今は、倒産までの時間的な余裕があると思いますので、キャリアを積んだり、資格・スキルを身に付けたりして、自分の転職市場の価値を高めましょう。

業務関連資格、汎用スキルを取得

業務関連資格とは、職務経験に直結する資格やスキルをいいます。

それ以外にも、ExcelやWordの関数やグラフ・デザインなどの高度の使い方をマスターしたり、語学を学んだり、様々なスキルをマスターしてみましょう。

お勧めの資格やスキル、語学の学習については、以下関連記事をご覧ください。

関連記事:「備えあれば患いなし、今からできる事は?