(2020-7-21更新)
やっとの思いで書類選考を通過して、明日は面接です。
面接が得意な人は「面接までくればこっちのもの」と意気揚々としていられますが、苦手な人は、「ドキドキして」夜も寝られない人もいると思います。
ただし、面接には魔が潜んでいるもので、得意な人も苦手な人も、想定外の落とし穴にはまってしまうことがあります。
特に、面接開始時間を間違えたり忘れ物など「ケアレスミス」をしてしまったら、門前払いとなってしまうので注意が必要です。
今回は、実際にあった面接の失敗事例と対策を解説します。
事前準備
1.面接日時と場所の再確認
もう一度、実際にメールなどを見て、面接日時と場所を再確認します。
【 失敗ケースその1 】
「3時に面接」と記憶していたが、実際は「13時に面接」だった。
【 失敗ケースその2 】
面接場所を「○○支店」と記憶していたが、実際は「本社」だった。
時間と場所は、思い違いで間違えることが多いです。
特に、面接は本社の人事部が一括して行うなど、勤務予定地と面接会場が違うことも珍しくないので、面接案内のメールは必ず印刷して、前日に再度読み返すことが必要です。
2.必要書類や持参物の再確認
同様に、メールなどに持参物の記載がないか確認します。
ありがちなことは、日時や場所の下の方に、「さりげなく」持参物が記載されている場合があります。
【 失敗ケースその3 】
「面接交通費の支払いがあるので、銀行通帳のコピーと印鑑を持参してください」との記載を見落として、担当者を困らせてしまった。
二次面接や三次面接では、面接交通費の支給や、適性検査などがある場合がありますので、面接案内メールをよく確認しましょう。
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3.企業のホームページをよく確認する
企業理念や製品・サービスなどを確認しましょう。
- メーカーで商品が入手できるなら買って使ってみる
- 小売りで近所に店舗があるなら行ってみる
- サービスなら利用してみる
【 失敗ケースその4 】
メーカーの面接で、「当社の商品を使ったことありますか?」と聞かれ、答えられなかった。
この企業は日用品のメーカーで、商品はコンビニやスーパーで買うことができたのです。
これでは、本気で応募しているか疑われてしまいます。
メーカーの面接では、自社製品・商品について、面接で聞かれることがありますので、実際に買ったり使ったりして、感想をまとめておきましょう。
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面接当日
1.開始30分前に面接会場に着くように出る
十分に、余裕をもって着くようにしてください。
当日は、電車やバスの遅延や、駅から面接会場への道に迷うなどのアクシデントが起こる可能性があり、会場にたどり着くのがギリギリになることもあります。
走って面接会場に飛び込んで、息を切らせながら面接を受けても、良い結果なんて期待できません。
こんな事態を避けるため、できれば30分前には試験会場に到着することが理想で、早く着いたら、近くのカフェやベンチなどで、コーヒーでも飲みながら面接の最終チェックをしましょう。
- 想定質問の回答をシュミレーションする(周りに誰もいなければ口に出してみる)
- 企業のホームページを確認する
- 企業ビルなどを観察する(雰囲気、どんな人が出入りしているか)
遅刻は、面接での典型的な失敗例です。
次の2つの失敗事例は、本人は時間の余裕を持たせたつもりだったが、失敗したケースです。
【 失敗ケースその5 】
「面接会場の最寄り駅には早く着いたが、北口に出なければならないところ、南口に出てしまったために大慌て・・・最後は走って面接会場に飛び込んだが、息切れと汗で、面接どころでなかった。」
【 失敗ケースその6 】
「近隣にある2社の面接だったので、1時間空けて予定を組んだら、1社目の面接が長引き2社目に遅刻してしまった。」
なるべく面接は2~3社まとめて効率よい面接スケジュールを組みたくなりますが、時間を気にしてしまい、面接中に時計を見るようなことは絶対に避けなければなりません。
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2.いざ面接会場へ
建物に入った時から、面接は始まっています。
受付の人も面接官だと思って、マナーをもって接する必要があります。
面接後に、受付の人に応募者の印象を聞くこともありますから。
【 失敗ケースその7 】
面接後の待合室で、「リラックスして足を組んでスマホを見ていたところを、面接官に見られた。」
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【番外】やってしまったNG回答集
面接では、事前の練習とは異なり、色々なことが起きます。
「面接官の人柄が良さそうだったので、つい言ってしまった」
「面接するにつれ、打ち解けてきたので本音が出てしまった」
面接官は、何百人、いや何千人と面接している面接のプロで、「打ち解けた雰囲気を作り」相手の本音を出させたりするのもお手のもので、面接官は笑顔でいても、厳しくチェックしているのですから。
それでは、面接でつい言ってしまった、失敗談やNG回答集をみてみましょう。
前職を辞めた理由を聞かせください
「最初はステップアップしたいと前向きな理由を言ったが、面接官の上手な相づちに口が滑り、前職の愚痴・不満を言ってしまった」
趣味は何ですか
「面接官が趣味に興味を持ってくれたようだったので、延々と趣味の話をして脱線させてしまった」
当社以外に応募している企業はありますか
「入社日などの話がでて内定を確信した油断から、企業名までぺらぺら言ってしまった」
何か質問はありますか
「和やかな雰囲気で、何も聞かない訳にも行かず、思わず給与を聞いてしまった」
面接では、どんなに和やかな雰囲気であっても「前職の不満」「待遇面」など話すことはNGですので、うっかり口にしないように注意しましょう。
なお、「何か質問はありますか?」と聞かれた時に好印象が持たれる質問一覧は、以下関連記事で紹介しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
大切な面接前には、忘れ物や質問対策などの漏れがないかしっかり確認して、当日は堂々と受け答えすることで、あなたの印象が良くなるものです。
特に、遅刻と忘れ物は即不合格と思っておいたほうがいいです。
また、身だしなみのチェックも怠らずしましょう。
第一印象は、合否に「かなり」影響しますから。
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管理人たなです。
いつもお世話になっております。
面接では、つい「余計なこと」を言ってしまうことがあると思います。
面接官は、リラックスして本音を話してもらいたいと「和やかな雰囲気」を作り出すことがあります。
「優しそうな面接官」「物分かりがよさそう」と面接の雰囲気を読み違えて、ペラペラ話してしますことがあるので、面接は面接と心に刻んで挑むようにしましょう。