(2020-8-7更新)
やっとの思いで決まった転職先の勤務が始まり
1週間、2週間経過・・・
「思い描いていた会社と全然違うぞ!」
入ったばかりなのに、もう辞めたい・・・。
転職を繰り返して、このまま人生転落!?
今回は、転職直後に会社が合わなかった時の対処方法を解説します。
転職したばかりなのに辞めたい理由
転職活動では、企業のHP(ホームページ)や口コミサイトなどで、十分にリサーチして自分に向いていると思って入社したが、何で思い描いていた会社像とかけ離れてしまったのでしょうか。
入社後に辞めたくなるのは、次の3つが原因であることが多いです。
1.人間関係が悪い
中途採用で入社した場合、どんなにキャリアがあっても「新人」として扱われます。
同じ新人でも、新卒者に対しては、職場全体が我が子のように面倒を見て育てようとします。
分からないことがあっても、1から10までゆっくり丁寧に教えてくれ、失敗したって「最初はみんな失敗するから」「慣れるまでは大変だから」とまるで我が子のように過保護で育ててくれます。
ところが、転職者に対しては「よそ者」扱いで、たいした教育もなくいきなり実践投入され、「わからないときは聞いてね」と言われ、いざ聞きに行くと「そんなことも知らないの?」と言われる始末です。
また、やり方の過程が「少し」違うだけで、ネチネチと親切に教えてくれる人もいます。
何故、こんなことが起こるかというと、新しい人が活躍してしまうと、元々いる古いメンバーのポジションや居場所が奪われてしまうと考え、入社したてで社内の勝手がよく分かっていない間に、足を引っ張って「潰して」しまおうと考える人がいるからです。
転職先でこんな仕打ちを受けたら、誰だってすぐ辞めたくなってしまいます。
2.仕事が分からない、ついていけない
転職者は経験者ではありますが、「経験の度合い」は人それぞれ異なります。
また、会社が変われば、書類1枚見てもフォーマットが違うし、システムやアプリケーションなども異なるので、慣れて実力が発揮できるようになるまで、時間がかかるものです。
特に、会社一筋のベテラン人に多いのが、会社独自のルールをあたかも業界標準だと勘違いして、当たり前のように押し付けてくる人がいると、さっぱり理解できなくなります。
会社が違えばやり方が違うという事が分かっていない人がいると、会社ルールや仕事を教えてもらえないため、分からないまま置いていかれてしまい、周りから「できない人」の烙印を押されて、やる気が日に日に失せてしまいます。
3.入社前に聞いていた条件と違う
求人票や面接時の説明と異なることもしばしばあります。
例えば、面接時には残業は20時間程度と言われていたが、実際に働いてみると50時間あったり、毎月1回程度、土曜日に会社行事に強制参加させられたりすることもあります。
求人票や面接時の説明時に、都合の悪いことを言わない会社は、従業員を大切にしてないと判断することができるので、さっさと見切りをつけて退職した方が良いでしょう。
なお、労働条件の相違を無くすため、内定後の面談で確認しなければならない5項目を関連記事で解説しています。
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選ぶ道は2つ
さて、それではどうしたらいいでしょうか。
選択肢は2つしかありません。
もし、勤続年数が長ければ、異動願いを出して他の職場に変えてもらう方法もありますが、入社したての新人では人事から相手にしてもらえません。
社内で他の部署に異動することができないのであれば、方法は次の2つしか残っていません。
1.転職先でこのまま頑張る
周りの人は、本人が置かれている状況の詳細がわからないから、次のように言ってくるでしょう。
「少しくらい我慢しなよ、最初は誰だって辛いんだよ。それを乗り越えて大きくなるんだから」
「石の上にも三年と言うだろう。仕事を覚えて会社にも慣れれば、仕事の面白みが分かるようになる」
もし、目標が見えているのであれば、そこまで頑張ってみてはいかがでしょうか。
そして、頑張ると決めたらならば、目標に向かって「修行」する気持ちで挑みましょう。
2.辞めて転職活動をする
「辞めてもう一度やり直したい」
辛い思いをしてまで働くよりは、新しい活躍の場を探したほうが幸せになる可能性があります。
短期間で辞めたって、誰も責めたりしません。
ただし、短期間での転職は1回が限度なので、次の転職がラストチャンスと思って、今度こそ悔いのない会社に入社しなければなりません。
次の転職で失敗しないために
では、辞める覚悟ができたので転職活動を始めようと行動に移す前に、やるべきことがあります。
1.失敗の原因を書き出す
今回の転職の失敗の原因を箇条書きにして、紙に書き出します。
その横に、「なぜ失敗したか」、「失敗しないためにどうすればいいか」を書き、家の見えるところに貼ってしまいましょう。
同じ失敗は絶対に繰り返してはいけません。
管理人の経験では、失敗の原因の多くは次の3つに集約されるのではないでしょうか?
- 妥協して入社してしまった
- 社風、人間関係が合わない
- 仕事が合わない
特に多いのが、「給与が良かったから」と給与以外の条件を妥協してしまった場合です。
人手不足で悩む企業は、他より少しよい給与を提示して入社を促すことがありますので、仕事内容や業績、社風などを、しっかりリサーチすることを起こならないように注意しましょう。
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2.どんな会社、職業が向いているか?見つめなおす
現在、少なくとも2社は経験してきたので、どんな会社、どんな職業が向いているか、自分に合っているかをイメージしてみてください。
その上で、先ほどの失敗の原因と失敗しないためにどうすればいいかを合わせることで答えが見えてきます。
また、転職に失敗したことを否定的に考えず、他の人より多く経験できたと肯定的に考えます。
昔の人は言いました。
「失敗は成功のもと」
では、転職活動でこれ以上失敗しないための武器は何でしょうか?
それは、転職のプロであるエージェントに頼むことです。
コンサルトには、「転職したばかりなのに辞めたい」ことを正直に伝え、アドバイスを受けましょう。
もちろんコンサルトは、あなたに悩みを踏まえたうえで求人を紹介してくれるので、一人で活動するのとは質が違います。
なぜならば転職エージェントは、求人票に載っていない「企業の本音」を知っているからです。
転職希望者の本音と企業の本音が一致したら、選考ではもちろんのこと、入社後も後悔するリスクが減るのではないでしょうか?
お勧めNo.1はリクルートエージェント
業界トップクラスの「非公開求人数」で、求人サイトで見つけることができない企業に出会えるチャンスがあります。
さらに、コンサルタントは採用担当者とも情報交換しているので、あなたの不安に対して適切にアドバイスをしてくれます。
お勧めNo.2はパソナキャリアカンパニー
業界トップクラスの豊富な求人数を誇り、専任のキャリアアドバイザーが親身になのが特徴なので、転職活動の悩みに対して、親身にアドバイスをしてくれるのが特徴です。
もちろん、希望に合った求人紹介から、応募書類の添削、面接対策、年収交渉まで任せることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際の転職活動では、どれだけ下調べをしても、入ってみると「自分に合わない」事も起こり得ます。
人間の相性は難しいので、AさんとBさんが同じ会社に入社したとしても、
- Aさんは満足
- Bさんは不満
このような事が起こり得ます。
人間関係や社風は働いているうちに慣れてくることがあるので、少し頑張って様子を見ることも一つの方法ですが、どうしても我慢できない時は、精神的に病んでしまう前に転職を検討することも間違えではありません。
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転職先が合うか合わないかは、正直入社しないと分からないですね。
人間関係は、入社しないと分からないことが多いですね。
ただし、社風や雰囲気は、会社説明や面接時、条件面談などで訪問した時に、よく観察すれば分かる場合もあります。
このため、会社に出向いた時は、会社の隅々までチェックすることをお勧めします。
入社してすぐに後悔するのは、隣の芝は青く見えるからでしょうか?
前の会社の良さは、辞めて初めて実感するものですね。
おっしゃる通りですね。
働いている間は悪いところばかり目に入ってしまいますが、辞めると、実は良かったと思うことがあります。
もちろん、自分の意志で辞めた以上、後戻りをせずに進んでもらいたいと思います。
転職先の人間関係はどうか、社風は合うかといったことは、入ってみないとわからないですね。
やっぱり転職先の人間関係が不安だし、こちらから上手くやっていこうと思っても、相手が受け入れなきゃどうしようもないですね。
その通りです。
転職したいけどためらっている人は、「転職先の社風」「職場の人間関係」でしり込みしているのではないでしょうか。
誰だって、現職で慣れた職場の方が過ごしやすいし、あえて挑戦したくないですからね。
しかも、人間関係は入社しないと分からないのが厄介ですね。
それでも、誰とでも上手に付き合わなければならないのが社会人の辛いところです。
お世話になっております。
貴サイトで転職の情報を勉強させていただいております。
変な質問で恐縮ですが、転職してすぐに後悔するのはどんなところの検討が甘かったからでしょうか。
失敗しないために気を付けることを、参考までに教えていただけないでしょうか。
コメントありがとうございます。
入社してもすぐに辞めたくなるには、個々の事情があると思いますが、
・社風が合わない
・人間関係が悪い
上記の理由が多いのではないでしょうか。
対策ですが、「逆質問で会社の雰囲気を聞いてみる」「入社前に会社を見学させてもらう」「社員の集まりに参加させてもらう」などが考えられますが、どれも確実ではありませんがやらないよりマシだと考えます。