(2020-6-19更新)

外資系に就職・転職するためには、片言の英語力では無理なことは分かっても、一体どのレベルが必要なのか悩みますね?

英語テストの結果が良くても実務で通用しないことがありますが、求人に応募するためには客観的に英語力を証明しなければなりません。

英語テストは、主に「英検」「TOEIC」「TOEFL」があり、世界的にはTOEFLの受験者が多いですが、日本ではTOEICが人気なので、学生時代に受けた人も多いと思います。

目安とされているのが、日系企業でも英語力の基準として、TOEIC(英語力テスト)のスコアで、入社時500~600点、管理職登用で600~700点を求めている会社が多くある事です。

今回は、外資系企業に応募するために必要なTOEICスコアについて解説します。

外資系企業が必要とする英語力は?

外資系TOEICスコア目安

日系企業に応募する場合、TOEIC(英語力テスト)のスコアで、入社時500~600点、管理職登用試験で600~700点を求めている会社を見かけることが多いです。

ということは、外資系はそれよりも高いスコアが要求されるのは想像できますね。

外資系で必要とされるTOEICスコアの基準と、英語力スキルについては以下の通りです。

 

TOEIC750点が最低ライン

外資系企業の求人に応募するためには、TOEIC(L&R公開テスト)のスコアで750点を最低ラインと考えておいて、業務で日常的に英語のコミュニケーションがある場合は、800点が目安となります。

TOEICスコア(L&R公開テスト)の目安
  • 750点:外資系(一般)
  • 800点:外資系(英語で日常的にコミュニケーションがある企業)

もちろん、TOEICのスコアが全てではありませんが、書類選考では履歴書や職務経歴書といった書類でしかあなたの能力を判断することができないので、例えばTOEICのスコアが600点で応募したら書類選考で落とされる可能性が高くなってしまいます。

でも、働きながらだと英語の勉強も思うように進みませんね。

忙しい社会人ならではの勉強方法を以下関連記事にまとめていますので一読ください。

【関連記事】

履歴書に書けるTOEICスコアは何点以上?効率的な勉強方法を紹介!

英語力の不足分は職務経験やスキルで補う

上記のTOEICの目安に届かなかったら応募できないかというと、そういう訳ではありません。

外資系企業では英語力がある人物を採用したいのではなく、日本の企業の場合と同じで、高い職務経験やスキルのある人物を採用したいので、どれだけの職務経験やスキルを積んでいるかをアピールすることで、英語力の不足分を補うことができます。

もちろん、どの企業でも欲しがる職務経験やスキルがある優秀な人材なら、多少の英語力が低くても採用されるでしょう。

つまり、職務経験やスキルが高ければ、英語力が低くても不利にならず、逆に職務経験やスキルに自信がなければ、英語力で勝負するしかありません。

英語の面接の場合もある

英語力に自信がない人にとっては、書類選考を通過したからといって安心できません。

それは、書類選考より難関と言われている外資系特有の英語での面接があるからです。

英語の職務経歴書(レジュメ)の提出が求められた場合は、英語面接を覚悟しておいた方がいいですし、そうでなくても、面接中に「今から英語で話しましょう!」と、突然英語での面接が始まる場合もあります。

もし、面接官に外国人がいた場合は、面接は英語で行われ、さらに日常業務でも英語でのコミュニケーションが必須と思われます。(面接官が上司となるかもしれせん)

TOEICスコアよりコミュニケーション

TOEICスコアは目安にすぎない

TOEICのスコアは書類選考の時の英語力水準の目安となりますが、実は、スコアが高いから採用されるということはほぼ無く、あくまでも最低限の英語力があるかどうかの判断材料にすぎません。

外資系企業ではTOEICスコアよりも重視していることがあります。

外資系企業ではコミュニケーション力を重視

外資系企業で重視している英語力は次の通りです。

  • 英語でコミュニケーションがとれる能力
  • 英語で理論的な話ができる能力

英語でコミュニケーションがとれる能力

コミュニケーションがとれるとは、野球のキャッチボールのように、問いかけと返答がスムーズにできることです。
ここで重要なのは、完璧な文法よりは、会話の内容を正確に理解し、自分の言いたいことも正確に伝えられる能力が求められます。

(下に続く)

英語で理論的な話ができる能力

一般的に、英語に比べると日本語はあいまいや遠回しな表現が多くなります。

島国でほぼ単一民族なので、日本語では「言わなくてもわかるだろう」、「文脈を読む」話し方になり、また「否定的な表現はやわらかく表現する」傾向にあります。

これが、英語でかつビジネスシーンとなると、まるっきり逆となります。
ビジネスシーンでは、相手に言いたいことを、わかりやすく全部伝える必要があるからです。

例えば、「結論」→「理由」→「私はどうしたい」のように話し、回りくどい・遠回しな表現は省きます。

余分な表現を省いた上で、伝えたいことを全部盛り込んで、分かりやすく組み立てて伝えなくてはなりません。

文化も民族も異なるため、言わなかったら伝わりませんので、ここが日本人は苦労するところです。

普段(日本語)の私と、ビジネス(英語)の私は、二重人格と思われるほど別人にならないと、英語でのコニュニケーションが上手くいきません。

【 英語で話すポイント 】

1.日本語のコミュニケーションは、あいまいや遠回しな表現が多い。

2.英語でコミュニケーションは、言いたいことを全部伝える必要がある。

3.「結論」→「理由」→「私はどうしたい」と話し、遠回しの表現は不要。


外資系への転職は、外資系に強いエージェントが近道

外資系に転職するためは、外資系に強いキャリアコンサルタントを利用することが、確実であり近道です。

キャリアコンサルタントは、応募者の英語力に応じた求人を紹介してくれるので、入社したら「英語のシャワー」で仕事ができなかったという事態を避けることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外資系企業に応募する時の英語力の目安は、

  • 一般;750点
  • 業務で英語使用:800点

を目指すことと、理論的な話ができる能力が必要になります。

もちろん、外資系と言っても、企業によって社風や特徴が異なりますので、できれるだけ外資系企業に特化した転職情報サービスを利用することで、納得のいく会社選びができるものです。

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