(2020-6-2更新)

上司から突然呼び出され、

「仕事の悩みでもあるのかね?」

「処遇面で問題でもある?」

こんな探りを入れるような意味深い質問をしてきた・・・。
もしかして転職活動をしていることがばれてしまった!?

でも、面接をしているのを気付いているなら、はっきり言えばいいのに、なぜこのように回りくどい表現で聞くのでしょうか?

それは、上司にも直接聞けない事情があるからです。

今回は、転職活動が会社にばれた時の上手な対処法を解説します。

転職活動が会社にばれたか分からない場合の対処法

上司が「○○さんが転職活動している」などの噂話を耳にした場合、通常は本人に直接聞いたりせずに、まずは裏付けの証拠を取ることから始めます。

地位が高い人ほど、噂などを鵜呑みにせず証拠を得ようと考えるからです。

もし、噂話を信じて行動してしまい、その話がデタラメだった場合、管理者しての信用や責任問題にもつながるので、証拠が見つかるのを待っています。

このため、「転職活動をしている噂があるけど、どうなの?」と聞くことができず、冒頭の上司の発言ように、間接的な表現で探りを入れて、本人の口から出てくることを待っている訳です。

上司の事情が分かれば対処法は簡単ですね。

確実にばれて無い場合は、聞かれても否定する

通常、本当に転職活動をしているかは、外部からは分からないものです。
ほとんどの場合は、「あの人転職先探しているみたい」という噂話を認めてしまったからではないでしょうか。

会社にばれたかわからない時の対処方法

会社にばれたか不明な時は、絶対に言わないこと!(ごまかし通す!)

仕事の相談をしてみる

こんな時は、せっかく上司と2人きりになったので、

進行中の○○の件で、相談したかったとことがあります

などと仕事の相談の話に切り替えて、会社のために一生懸命頑張っているところ暗にアピールしておきましょう。

ただし、「火のない所に煙は立たぬ」というように、噂になってしまった以上は、周りの人はあなたの行動に注目しているので、ちょっとでもサボった姿を見せてしまうと

「やっぱり、転職活動をしているから、うちの会社の事なんてどうでもいいと思っている

などと悪い方向で話が膨らんでしまいますので、普段以上にしっかり仕事に取り組みましょう。

待遇の不満は言わないこと

この時に気を付けないといけないことは、待遇面の話をしないことです。

そろそろ後輩の育成をしたい

昇給額をもう少し増やしてほしい

このような待遇面の不満や要望を言ってしまうと、もし要望が受け入れられて待遇が良くなってしまったら、辞めることができなくなってしまうからです。

後日退職の相談をした時に、「あの時要望をかなえたのに何で辞めるのだ」と上司の気分を害してしまい、退職の妨害をされてしまう事が考えられますので、将来辞めることを考えて「叶う要望」は言わないことが鉄則です。

転職活動が会社にばれた場合の対処法

逆に、会社に転職活動が確実にばれている場合は、ごまかさずに素直に認めて、ここまでの経緯や転職活動をせざるを得ない理由を伝えて、上司に「それなら仕方ない」と言わせる工夫した理由や説明が必要です。

だからと言って、給料や仕事内容など会社に対する不満は、一切口にしてはいけません。

会社にばれた時の対処方法
  • 素直に認めること(言い訳はダメ)
  • ステップアップや家庭の都合など、仕方ないと思わせる理由を説明する

続いて、転職活動が会社にバレた時の2つの対処方法と、その後の心がけを説明します。

1.不可抗力による理由

会社に転職活動がばれても、不可抗力による理由があれば、逆に応援してくれることだってあります。

結婚などのライフイベントの理由で納得させる

結婚による転職

結婚・出産、家族の事情を理由にしてしまえば、比較的スムーズに納得してもらえます。

例えば、結婚を控えているなら、「結婚を機に結婚相手の地元に引っ越す予定で、地元企業での転職を探していた。」などと説明すれば波風立たないでしょう。

Uターンなどの地理的な理由で納得させる

Uターン転職

生まれ育った故郷でのUターン転職を理由にすることも効果的です。(ただし現在の会社が、その故郷に支店・工場などがない場合)

例えば、「将来、両親の介護できるように、故郷での転職先を探していた。」などの理由が理想です。

Uターン転職の注意点と心構えは、以下関連記事を参照してください。

【関連記事】

Uターン転職で失敗しない方法!田舎暮らしの憧れで行くと後悔する理由

2.現在の会社にない分野に挑戦したいとの理由

上記の不可抗力の説明が使えない場合、キャリアアップや新しいことにチャレンジすることを、上手に説明する必要があります。

ここで大切なことは、「現在の会社では実現できないこと」を理由にすることです。

例えば現在営業職で、企画の仕事をしたいから転職活動していると伝えても、現在の会社に企画部門あれば、「わざわざ転職しないで、ウチで企画の仕事をすればいいのでは?」との一言で終わってしまいます。

「大学の専攻分野の○○は、子供の頃からの憧れであり夢でした。この夢にチャレンジするには、年齢的にラストチャンスと考えて、転職活動しておりました。

バレた後の仕事の立ち回り方法

転職活動が上司にバレた、バレたかもしれない状況では、現職の職場では居心地が悪くなったり、上司・同僚たちと意思疎通がしづらくなったりしますね。

会社に居づらくなったとしても、転職先が見つかるまでは辞めるべきではありません。
ただし、バレた後は、周囲があなたを観察していますので、

  • 仕事は絶対に手を抜かない
  • 仕事が残っているのに定時で帰らない

少なくても、在職中の会社から給与を貰っている訳ですから、辞めるまではしっかり働くことが重要で、ここで頑張っておかないと、内定後の退職交渉で「引き止め」などの妨害をされてしまいます。

会社から円満退社するためにも、今まで以上に頑張って働くことを意識しましょう。

(下に続く)

バレない在職中の転職活動のやり方は?

最後に、会社にばれないために気を付けるべき、在職中の転職活動の鉄則を説明します。

勤怠を変えない

転職活動を始めると、今の会社のことが「どうでもいい」と思いがちになります。

このため、転職中の人は、

  • 出社時間が遅くなる(ギリギリ出社)
  • 退勤時間早くなる
  • 有給休暇の取得が多くなる

辞めてもいいとの気持ちが、このような勤怠の変化に結びつくので、特に、出社時間がギリギリにならないように注意が必要です。

また、有給休暇の取得パターンが変化するとバレやすくなります。

今までは月初めに休むことが多かったが、最近は毎週水曜日に有給を使っている

直前に有給休暇の申請をするようになった

こういった有給のパターン変化があると、上司や同僚から転職が疑われやすくなります。

転職活動をしていること言わない

たとえどんなに親しい同僚であっても、転職活動をしていることを言ってはいけません。

例えば、転職活動をしていると言わなくても、「いい会社ないかな~」みたいな何気ない会話でも、噂として広まってしまう事があります。

人間は噂話が好きなので、「誰々が転職活動している」という話はあっという間に社内に伝わるので、親しい同僚だからといって、うかつに喋らないようにしましょう。

皆には言ってないけど

他の人には言わないでね

このように秘密にしたつもりでも、社内にあっという間にに広まってしまいます。

普段と違うことをしない

また、毎日顔を合わせていると、ちょっとした変化に勘づくものです。
次のようなことは、怪しまれやすいので気づかれないようにしましょう。

  • 普段は私服で出社しているのに、面接のためスーツ着用して出社する
  • 有給休暇に理由が必要な場合、不自然な理由にしない

転職活動中は、いつも以上に慎重に行動するようにしてください。
対応を誤ると、会社で居場所がなくなったり、嫌がらせなどを受けたり悪いことしかありませんから。

【関連記事】

会社を辞める人には共通点がある!転職前のこんな行動に注意

まとめ

いかがでしたでしょうか。

毎日顔を合わせている人同士だと、ちょっとした変化に敏感に気づくことができます。

あれっ、いつもと違う

というちょっとした変化から、「もしかしたら転職活動しているのではないか?」と噂の対象にされてしまうこともあります。

働きながら在職中に転職活動をする場合、内定がでるまでは絶対にばれないように慎重に行動することです。

もし、ばれてしまった場合は、この記事の対処方法で上手に説明して乗り切りましょう!

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