(2020-7-14更新)

面接はお見合いと同じである!

お見合いでは、会って自己紹介が終わった頃には、結論がでていませんか?

「お付き合いしたい!」

「ちょっと無理かな・・・」

人間は、会った瞬間と挨拶の印象で、第一印象が決まってしまうものです。

第一印象は恐ろしいもので、初めに「この人ダメ」と思ったら、その後の会話もなかなか受け入れられないものです。

実は、面接でも同じことが言えるので、面接官にいかにして第一印象を好印象にできるかで、合否が決まってしまうことも珍しくありません。

今回は、面接で第一印象を好印象にする方法を解説します。

面接結果は第一印象でほぼ決まる

いつ第一印象が決まるか?

初対面の人の第一印象がどこで決まるかと言うと、お見合いの時と同じように開始早々に決まってしまいます。

  • 会った時に、90%は第一印象が決まる
  • 挨拶が終わった時には、ほぼ第一印象が決まる

皆さんも、第一印象でその人の良し悪しを判断してしまった、そんな経験があるのではないでしょうか。

ただし、友達付き合いなら、

「第一印象が悪かったけど、付き合ううちに、いい人って思うようになった」

と第一印象が覆されることもありますが、第一印象が変わるには長い時間がかかるものです。

面接における第一印象

この第一印象で人の良し悪しを判断してしまうのは、面接においても同じことが言えます。

面接の場合は、第一印象でほぼ合否が決まり、その後の質疑応答は「第一印象を確かめるために行う」ようなものです。

例えば、第一印象で好印象を持った場合は、その後の質疑応答では、スキルが多少不足していても「謙遜しているのかな」と良い方向でとらえられ、「やっぱり大丈夫そうだ!」との結論になりがちです。

これが逆に、第一印象が悪い印象を持った場合は、「能力不足」と悪い方向でとらえられ、「採用は見送ったほうがいい」との結論になってしまいます。

つまり第一印象が悪かった場合は、その後の質疑応答で、相当挽回しないと逆転は難しくなります。
これが通常の人間関係なら、付き合ううちに第一印象が変わることがありますが、面接の短い時間では最初の印象を覆すことは困難です。

面接の第一印象で良い評価を得る方法

好印象

面接の第一印象で良い評価を得るには、次の3つがポイントです。

  1. 身だしなみ
  2. 話し方
  3. 姿勢と目線

この3つのポイントを意識するだけで、驚くほど第一印象が良くなります。

(下に続く)

1.身だしなみ

身だしなみが悪いと、第一印象が良くなることなく、恐らくほとんどの人が悪い印象を持つと思います。

服がヨレヨレで汚れている人と、綺麗で整っている人がいたら、どちらの人とデートをしたいか考えてみれば分かりますね。

面接は、たった20~30分といった短い時間で合否を決めなくてはいけません。
ただし、こんな短い時間では、その人間の性格や内面を判断することはできないので、見た目で判断するしかありません。

髪の毛

髪の毛は、清潔感があり整っている髪型が良いです。
整髪剤でカチカチに固めるのではなく、乱れない程度に自然に固めておきます。

※違和感がないことがポイントです。

服装

清潔で落ち着いた印象を与えるものを選ぶ

服装は、汚れ・シワがなく、サイズが合っていること。(特に、肩幅とズボンのすその長さを注意してください)
また、スーツの色も暗めのブルーかグレーだと、落ち着いた印象になりやすくベストです。

おしゃれは不要、面接に必要ないものは外す

面接の場に、おしゃれはいりません。
アクセサリー類もすべて外しておきましょう。(バックの飾りも不要なので外しておきます)

また、マニキュアは無しが理想ですが、どうしても塗るなら透明かピンク色のものを薄く塗ります。

なお、香水は絶対にNGです。
なぜなら、面接が行われる狭い部屋では、微かな香水も部屋中に充満しますので、面接官に嫌われてしまいますよ。

【関連記事】

【面接】事前の準備物と身だしなみチェックリストを公開

2.話し方

声のトーンと大きさ

声のトーンは、人それぞれ違いますが、高すぎても低すぎても印象が悪くなります。

男性の方は、ほんの少し高めの声を意識して話す。
女性の方は、逆に低めの声を意識して話す。

声の大きさは、5メートル離れても、はっきり聞き取れることを意識して話します。

発音の注意

若い人に多い話し方で、「○○です~」などと語尾をのばさず、語尾はしっかりと切ります。

また「えーと」「あの」などの相づち?をする人がいますが、良い印象を持たれることはありません。

(下に続く)

3.姿勢と目線

姿勢は、立った時と座った時にともに背筋が伸びていること。

本人は大丈夫と思っていても、無意識に猫背になっている場合もありますので、鏡をみて確認してみてください。

目線は正面に向け、間違えても下に向けません。
うつむいて歩いていると、自信が無い、または、頼りない印象を与えてしまいます。

なお、面接当日の心構えや、受付から面接終了までの注意事項は、以下関連記事にまとめていますので、確認しておいてください。

【関連記事】

面接当日の準備と身だしなみは?朝起きてから会場での過ごし方

面接苦手な人は模擬面接サービスを利用しよう!

面接は慣れればうまくなる

と言われても、自分の欠点はなかなか分からないものです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今まで「実力があれば採用される」と思って第一印象を気にしていなかったら、無意識の行動で、面接官への評価を落としていた可能性があります。

もちろん、面接は実力で合否が決まりますが、どんなに能力があって「この人感じが悪い」と思われたら面接で不利な扱いを受けてしまいます。

なぜなら、誰だって「感じの悪い人」と一緒に仕事したくないからです。

この機会に、好印象を与えられるように、鏡を見ながら練習してみてはいかがでしょうか?
第一印象が良い人は、面接以外にも様々な場面で有利になりますから。

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