(2020-6-11更新)

会社に就職して数年過ぎると、

「もっと違う仕事に挑戦してみたい」

学生時代に抱いていたイメージと就職後のイメージは大きく違っていると、他の業種や職業への転職も考えてしまいますね。

でも、転職って即戦力の募集だから、異業種とか無理でしょ?

今回は、20代が異業種にチャレンジするために成功するコツを解説します。

20代が異業種・他業界に転職できる理由

通常の転職の場合、企業の採用担当者の判断基準は職務経験やスキルを重視しますが、20代の転職者の場合は、その人物の素養や将来性を重視する場合が多いです。

ポテンシャル採用」という言葉を聞いたことがあると思います。

ポテンシャル採用とは、今発揮できる能力よりも、将来発揮されるだろう潜在的能力を重視して採用することをいいますが、企業は20代をターゲットにしております。

20代と30代の採用のされ方の違い
  • 20代=経験よりも、将来性(ポテンシャル)
  • 30代=将来性(ポテンシャル)よりも、経験

つまり、異業種に未経験でチャレンジするなら、20代の今しかありません!

「就職に失敗した」「就職してから、やりたい仕事が見つかった」などの場合は、このチャンスを利用しない手はありません。

目的のない転職は失敗する

20代は未経験の転職に壁が無いとはいえ、異業種・他業界へのチャレンジは1回のみで、2回目のチャレンジは厳しいと考えていた方がいいでしょう。

なぜなら、20代で2回目の転職となると、採用担当者は「転職クセのある人」と採用を敬遠してしまうからです。

このため、1回限りのチャンスを無駄にしないために、自分のやりたいことや目的を明確にしてから転職を行うべきで、「とりあえず、なんとなく」という理由では後悔するだけです。

20代でこんな転職は失敗する

やりたい仕事が決まっていない

「今の仕事つまらないし、他のことがしたい」

長い間働けば、楽しいこともあれば、つまらないこともあります。
今回転職しても、転職先でつまらないと思ったらまた転職したくなる「転職癖」が付いてしまします。

給与低いから

「友達の方が給与高いから・・・」

20代では、給与にあまりこだわり過ぎず、将来に向けたキャリアを積むことが重要です。

特に、20代の給与格差なんて微々たるものなので、今は自分を磨くことに集中することが賢明です。
実際に、30代過ぎると給与格差はどんどん広がって、40代になると同期の倍の給与を貰えることも珍しくないですから。

20代のうちは、目先の給与より経験やスキルを磨くことに専念することで、将来の給与に跳ね返ってくるわけです。

人間関係が悪いから

「上司が説教ばっかりで、顔も見たくない。」

社会に出て働く以上、人間関係から逃げることはできません。
いい人ばかりの会社はなく、どこの会社にも嫌な人はいます。

みんな給与を貰うために、我慢しているのですから。

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(下に続く)

転職に成功するために押さえること

異業種の転職に成功するためのポイントをまとめておきます。

やりたい仕事が何かを明確にする

新卒で就職したときも、こんなことがしたいと理由があって企業を決めたと思います。
今回、学生時代に決めたことを覆すのですから、やりたい仕事をはっきりさせることが肝心です。

なぜその仕事がしたいのか?

次に、なぜその仕事がしたいのか理由を明確にします。

「カッコいい」や「面白そう」で選んでしまうと、入社後に「イメージが違う」と、また転職をすることになります。

ここは面接官も聞いてくるくらい重要で、目的が明確でないとすぐ辞めるだろうと考えています。

なので、面接官がなるほどと思わせる理由でないと面接が通りません。
例えば、学生時代の専攻や、子供のころの夢、または趣味とつながると説得力が増してきます。

希望する業種や業種、職種のことを良く調べる

学生時代の就職活動と同じように、業種や業界、職種のことをしっかり研究してください。
調べるうちに、ますますチャレンジしたくなってきたら、成功への入口まであと一息まで来ています。

面接では、「本気で入りたいなら業種や業界、職種のことを調べているはず」と、調べてないと答えられない質問をしてくることがあります。

安易な転職願望だと面接で見抜かれて落とされてしまします。

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自分のセールスポイントを明確にする

最後に面接対策になりますが、企業があなたを採用するメリットをアピールすることで採用がぐっと近づきます。

強みを分析する

強みとは、仕事で発揮できるアピールポイントで、例えば「協調性」、「決断力」、「リーダーシップ」、「継続力」などをいいます。
20代の異業種転職の場合は、企業はポテンシャル採用で潜在能力を買ってくれますが、それでも、ライバルの応募者も20代ばかりなので、それ以外のアピールポイントである、強みも売り込む必要があります。

強みはそう変わるものでなく、「リーダーシップ」が苦手な人は、将来も「リーダーシップ」が苦手なままの可能性があるからです。

強みは、自分では実感できないと思いますので、親しい人に聞いてみるのも一つの方法です。

それでも分からなければ、以下のサイトでも分析できますのでお試しください。
自分でも気付かなかったような意外な強みを持っている事もありますよ。


志望動機をストーリにする

転職活動にはライバルがいます。
いくら20代はポテンシャル採用だからといっても、誰でも採用されるわけではありません。

少ない採用枠に大勢が応募してくるので、採用担当に会いたいと思わせる志望動機が必要です。

例えば、社風、商品・サービスなどの「どんなところに」共感、感動したので応募しようと思ったのか?

また、自分の「どんな」能力を、「どのように」活かせるかを志望動機にまとめます。
この時に具体的なエピソードを入れることがコツです!

まとめ

20代の異業種、他業界の転職で成功するためのコツをおさらいしますと、

  1. 目的を持つ
  2. やりたい仕事を明確にする
  3. 自分の強みを分析する
  4. 説得力のある志望動機にする

20代の転職では、転職先で30~40年間働く可能性があるので、後悔しないために、この4つのポイントをしっかり行ってください。

なお、内定を獲得したら、内定通知書や労働条件通知書で、希望条件を満たしているかしっかり確認しましょう!

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