(2020-7-21更新)

自己紹介はできればしたくないですね。

大勢の前で話すことが苦手で、自分のことが上手に伝えられなかったり、緊張して何を言っているか分からなくなったりしたことありませんか?

でも、転職先や社内異動、取引先の紹介などでは、自己紹介から避けられません。

実は、ちょっとしたコツと準備で、好印象で覚えてもらえる自己紹介をすることができます。

今回は、苦手な人でも簡単に克服できる自己紹介のコツを紹介します。

好印象の話し方のコツ

好印象の話し方は、実は、話の中身よりは外見や声トーンや速さが影響しているのです。

コツは慣れれば誰でもできる事なので、マスターして話上手と言われるようになりましょう。

好印象の話し方のコツ

(1)笑顔で話す

相手に好印象を与えるには、笑顔で話すことが欠かせません。

テレビのショップ番組は、特に欲しくない商品でも素敵な笑顔で説明されてしまうと、つい聞きこんでしまいますよね。

自己紹介も同じで、笑顔で話すことで聞き手が聞いてみようという気分になってしまうのです。

笑顔で話せば聞いてもらいやすい

笑顔の作り方も慣れれば簡単で、「ウイスキー」と言い終わった時には自然な笑顔になっているので、毎日、ゆっくり「ウ・イ・ス・キー」と発音する練習をすれば、1週間もすれば笑顔が作れるようになります。

(2)相手の目を見て話す

初対面で、こちらが新人の場合は、なかなか相手の目を見て話すことができないと思います。

だからと言って、うつむいたり壁などを見ながら話したりすると、どんなに良い自己紹介でも相手の心に言葉が入っていきません。

こんな時は、後方の人たちに順番に視線を合わせながら話します。

具体的には、後列の左側の人の目を見ながら1フレーズ話し、次は右隣の人の目を見ながら1フレーズ話すことを繰り返せばよいのです。

相手の目を見て話す(上の空はダメ)

前方の人たちには視線を合わせにくくても、後方の人たちなら距離もあるので、すんなり視線を合わせられます。

(3)ゆっくりテンポよく話す

話すスピードは、自分ではゆっくり過ぎるくらいに話すくらいが、丁度いい早さです。
さらに、句読点でワンテンポおきながら、語りかけるように話せれば、より相手が理解しやすくなります。

聞く側は、予備知識がない状態で聞くので、次から次へと話されると理解が追い付かなくなります。

ゆっくり話す(アナウンサーになった気分で話す)

政治家が演説する時は、一つ一つの単語が頭に残りやすくないですか?
これは、言葉の強弱やテンポの付け方をちゃんと計算して、伝えたい単語やフレーズが印象に残るように演説しているからなのです。

(4)1分~1分半で話す

自己紹介は、長くても短くてもダメで、1分~1分半で話せる300~400文字にします。

1分未満だと短いとあっけなくて、わざわざ集まってくれたのに物足りなくて拍子抜けしてしまいますし、逆に長いと飽きられてしまいます。

初対面の自己紹介では、「もっと知りたい」と思わせるくらい端的に話すのが丁度いいものです。

こんな自己紹介はダメ

逆に、やってはいけない自己紹介で印象が悪くなる6つの話し方です。

(1)うつむいて話す

緊張してうつむいたり、目を泳がせたりして話すことはNGです。
この様な話し方では、相手が警戒してしまう話し方なので、信用してもらえません。

(2)手や身体を動かしすぎる

大勢の初対面の人たちの前で挨拶をすると緊張から震えてしまうこともあります。

ただし、身体を小刻みに動かしたり、手でオーバーアクションしたりすると、相手はそれが気になって、話が耳に入らなくなりますので、深呼吸をして自信をもって話しましょう。

コツは後ほど説明しますが、事前に話す内容を準備して丸暗記しておくことです。

(3)小さい声で話す

自己紹介では、会話と同じような声の大きさでは聞こえません。
小さい声だと相手が聞き取れないので、「何話したのか分からない人」とよく理解してもらえないまま終わってしまします。

普段から声が通る人は、そのままの大きさで問題ありませんが、通常は「かなり大きい声」で話すことを意識しないと聞こえないと思った方がいいでしょう。

(4)自己紹介が長い

自分のことを知ってもらいたいと、「あれもこれも」たくさん話してしまう人がいます。

ただし、自己紹介で延々と話されると、聞く側も飽きてきて、どうでもよくなってしまいます。
初対面の人なので、伝えたいことだけに要点を絞って話します。

(5)「え~と」などの相づちを入れる

「え~と」「あの」などを多用されると、聞く側はうんざりしてしまします。
相づちとして使うなら、1回だけにしましょう。

(6)自慢話を話す

前職での仕事内容、学歴、高価な趣味などは、自分ではそのつもりなくても、自慢話と受け止められることがあるので、相手によっては話さないことが肝心です。

(下に続く)

自己紹介で話す3つの内容

自己紹介で話す3つの内容

自己紹介は、わざわざ気の利いたことを言う必要はなく、次の3つの内容を入れて話すだけです。
その後、場面に応じてアレンジをしてみましょう。

(1)氏名はフルネームで言う

たまに、苗字しか名乗らない人がいますが、せっかく覚えてもらえるチャンスなのにもったいないです。

氏名はフルネームで名乗ります。

難しい、変わった氏名は由来を話す

氏名にまつわる由来や、著名人との関連を付け加えれば、ぐっと聞き手に印象に残ります。
「この苗字は変わっていますが、○○県○○町では同級生の半分はこの苗字でした!」

(2)出身地と名産を話す

出身地は仲間意識ができやすく、同じ出身地というだけで親しくなることもあるので、出身地と名産などを話します。

「○○県○○市出身です。○○市のことはご存じないと思いますが、○○が名産です。とっても美味しいので街で見かけたら試してみてください。」

もし、名産が見当たらなかったら、「芸能人の出身地」や「自然が豊か」などもいいかもしれません。

(下に続く)

(3)趣味は具体的に話す

「自己紹介で話せるような趣味はない」

という人もいるかと思いますが、実は、難しい趣味より誰でも知っている趣味の方が共感されることもあるのです。

共感される趣味は、「どんな趣味」を「いつ」、「どのようにしているか」を伝えるだけでいいのです。

例えば、「趣味は読書です。」だとそれで終わってしましますので、どんなジャンルの読書と付け加えて、

分かりやすい趣味の伝え方
  • 「どんな趣味」・・・歴史小説(特に三国志)を読むのが好き
  • 「いつ」・・・週末に
  • 「どのようにしているか」・・・図書館にこもって3冊読む

これをつなげて文章にするだけで、立派な自己紹介になります。

趣味は歴史小説を読むことで、週末には図書館にこもって3冊は読み漁っています。特に、最近は三国志にはまっています

最初の「趣味は読書です」と比べてみれば、一目瞭然ですね。

これで聞き手には、少なくとも「図書館にこもっている人」や、「三国志が好きな人」などのフレーズが残ります。

一通り自己紹介を作ったら、紙に書いて分かりやすいか確認してみましょう!
そして、何度も練習してスラスラ話せるようにしておけば、大勢の前で緊張しても、ちゃんと伝えることができますから。

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(下に続く)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自己紹介は、会社内だけでなく、取引先や友達、近所付き合いなど色々な場面で必要になります。

初対面の人に、口ごもってうまく自己紹介ができないよりは、スラスラと自己紹介ができた方が、スムーズに人間関係を築くことができますね。

そんな魔法のような自己紹介を、場面に応じて何パターンか用意しておくだけで、いつ初対面の人に出会っても怖くないのではないでしょうか。

今まで苦手だった人は、事前に話す内容を準備していなかっただけなので、自分の魅力が伝わる素敵な自己紹介を考えてみてはいかがでしょうか。

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