(2020-2-27更新)
履歴書を書く趣味で悩んでいませんか?
「履歴書の趣味に読書なんて書けない」
「趣味は無い」
多彩な趣味や珍しい趣味をしている人は、ごく一部ですし、多くの人は、ありきたりの趣味をしているか、最近は忙しくて・・・という人ではないでしょうか?
今回は、そんなありきたりの趣味を、アピール方法を工夫するだけで、ビックリするくらい魅力的にする方法を説明します。
目次
履歴書の趣味は必要なのか?
「趣味は合否に関係ない」
確かに、選考では職務能力や人物(人柄)で合否を決めるもので、趣味で決まることはまれです。
例外的に、中小企業なら社長と同じ趣味で気に入られたということはあるかもしれませんが、そいうのを期待するものではありません。
「それなら趣味なんて何でもいいじゃないか」
このように考える人もいると思いますが、選考過程では、他の応募者より自分に目を向けてもらわないとアピールする機会もなくなってしまうことだってあります。
書類選考で採用担当者の目に留まる可能性
企業が求人を行うと、数十人~数百人(新卒採用では数万人が応募することも)もの応募があるため、全員の履歴書と職務経歴書を隅々まで読んだら時間がいくらあっても足りません。
採用担当者は、これらの応募書類をざっと読んで(ななめ読み)、不採用者をふるい落としてしまします。
つまり、ざっと読まれたときに、学歴、職歴などに秀でたものがなく、その他の内容も目に留まるものがなければ、書類選考すら通過できなくなります。
そんな時に、採用担当者の目に留まる趣味が書いてあれば、
「経歴は平凡だけど、この人会ってみようかな」
と面接までこぎつけることができるかもしれません。
面接の印象が上がる可能性
面接は、緊張したり、面接官の質問に上手に答えられなかったりするもので、自分をアピールできないまま終了してしまうこともあります。
こんな時に、確実に答えられて場の雰囲気が盛り上がる「魔法」があったら助かりませんか?
もう、お分かりいただけましたね。
趣味の質問が来たら、ここからはあたなの出番が始まります。
一瞬にして面接の雰囲気を和やかに変えることだってできるのですから。
趣味の書き方は簡単
では、実際に履歴書に趣味を書く方法はいたって簡単です。
まず、次の2つを比べてみてください。
- (Aさん)料理
- (Bさん)ミートソース作りで、休みの日は毎週違う手作りミートソースを作ります。
ただミートソースを作るだけなのに、全然印象が違いませんか?
また、「毎週違う」手作りミートソースって何!?何種類あるのか!?
などと、採用担当者が気になったら、作戦成功です。
趣味を書くコツは3つ
趣味の書き方は、この3つを入れて、1~2行で簡潔にまとめるだけです。
- 「どんな趣味」・・・ミートソース作り
- 「いつ or いつから」・・・休みの日
- 「どのようにしているか」・・・毎週違う手作りミートソースを作る
簡単ですね!
一瞬にして面接の雰囲気を和やかに変えることだってできるのですから。
最初にお話しした通り、採用担当者は履歴書をざっとななめ読みするのですから、どんなにいい内容でも、長いと読んでもらえません。
趣味に適したもの
もちろん、どんな趣味でも履歴書に書けばいいというものではなく、次のような履歴書に書くのにふさわしい趣味を優先して書くようにしましょう。
仕事に役立ちそうな趣味
仕事に役立ちそうな趣味があれば、真っ先にアピールすべきです。
例えば、数字を扱う職業で「そろばん」が趣味なら、選考で相当有利になるはずです。
≪仕事に役立ちそうな趣味の例≫
そろばん、暗算、書道といった特技系のものから、自作パソコン、プログラム作りなどのIT系、英会話、ドライブも社用車を使う仕事では、十分にアピールできます。
体を動かす趣味
体を動かす趣味は、採用担当者から「体が丈夫」、「健康」といったイメージを持ってもらえます。
ものづくりや外回りなど、体力を使う仕事ではプラス評価になりますし、それ以外の職でも、体が弱く休みがちになると業務に支障をきたすので、体が丈夫で健康な人を優先して採用することだってあり得ます。
≪体を動かす趣味の例≫
野球、サッカー、マラソンなどスポーツ全般や、ジョギング、登山、ヨガなど。
【関連記事】
人間性を高めそうな趣味
剣道のような人間性を高めそうな趣味は、
「剣道やっているなら、礼儀は心得ているはず」
と人間性が評価される可能性が高いです。
≪人間性を高めそうな趣味の例≫
柔道、剣道、弓道、茶道、華道、書道などの「道」や着付け、能楽、空手など。
工夫が必要な趣味
ここまで来て、「上記に該当する趣味はない」という方もいると思いますが安心してください。
一般的すぎる趣味のベスト3に入るであろう「読書」、「旅行」、「音楽鑑賞」も十分にアピールできます。
冒頭のミートソース作りを思い出してください。
あの要領で書けばいいのです。
「読書」を例にすると
- 「どんな趣味」・・・歴史小説(特に三国志)
- 「いつ or いつから」・・・休みの日
- 「どのようにしているか」・・・3冊読む
これを文章にまとめるだけで、そのまま履歴書に書ける趣味に早変わり!
「歴史小説が好きで、休みの日には三国志を中心に3冊は読破します。」
趣味に書いてはいけないもの
逆に、履歴書に書くことでマイナスとなる趣味もありますので注意してください。
ゲーム、アニメ、アイドル
ゲーム、アニメ、アイドルなどの関連業界を除いては、これらの趣味を書くことはマイナスになります。
もちろん、入社後の歓迎会などの自己紹介で使うと、歓迎会の場を盛り上げることができそうですが、応募書類である履歴書に書く内容としては適切ではありません。
高価な趣味
海外旅行、ブランド品、クルーズなどお金のかかる趣味は、自慢に聞こえることがありますので、控えた方が無難です。
また、日本一周といった、趣味に1週間以上の長期間かかるものは、「趣味をするために、1週間以上有給休暇をとり、業務が回らなくなるかも」と採用担当者に要らぬ懸念を抱かせる恐れもありますので、書くことを控えましょう。
ギャンブル
パチンコや競馬も、法律上認められているものですが、履歴書に書く趣味としては適切ではありません。
まとめ
新卒採用でも中途採用でも、趣味を上手にアピールできずに損している人はたくさんいます。
どんな趣味でも、ちょっとした工夫をすることで、全然印象が変わるということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
履歴書では、趣味の書き方でライバル達に差をつけて、就職、転職活動を有利に進めましょう!
なお、履歴書を郵送する時にマナーは、以下関連記事で解説しています。
【関連記事】
履歴書の趣味は自己紹介でも使える
さらに凄いことは、履歴書に記入した趣味は、そっくりそのまま自己紹介でも使うことができるのです。
- 「ミートソース作りで、休みの日は毎週違う手作りミートソースを作ります。」
- 「歴史小説が好きで、休みの日には三国志を中心に3冊は読破します。」
いかがですか?
自己紹介で使っても、簡潔で分かりやすいので、好印象をもってもらえそうに思えませんか?
【関連記事】
就職のためでなく、自分の楽しみのために趣味は持ちたいですね。
趣味は大切ですね。
疲れた時、嫌になった時でも、趣味に没頭すれば忘れさせてくれるので、何か楽しみを持った方がいいですね。
履歴書に書くものですから、遊び系の趣味はダメでしょうね。
コメントありがとうございます。
遊びの趣味は履歴書に書かずに、職場の歓迎会などで伝えた方が良いですね。
履歴書は、あくまでも仕事向けと線引きが必要です。
管理人たなです。
社会人になったら、毎日の仕事だけでも大変なのに残業や付き合いなどで、帰ったら寝るだけなんてこともあるかもしれません。
仕事以外に自分の楽しみを持つことが、ストレスを発散する秘訣だと考えております。