(2018-9-14更新)

爪がきれいだったり、素敵なネイルを付けている人っておしゃれですね。

今回は、そんなネイルのプロであるネイリストについて、仕事内容や働く場所、また、ネイリストの資格制度やステップアップ先などを紹介します。

ネイリストとは

ネイリスト(nailist)とは、ネイルケアと呼ばれる爪の美容と健康のお手入れと、ネイルアートなどの装飾を行う人のことをいいますが、ネイリストは和製英語で他国では通じず、世界的にはマニキュアリストなどと呼ばれることが多いです。

ネイリストの仕事内容

ネイルアート

ネイルケア

ネイルケアは、爪の形を整えたりする爪のお手入れと、割れた爪を治したりする爪の治療など、ネイリストの重要な仕事である。

ついネイルアートなどに目を奪われがちですが、ネイルケアをしないと、ジェルネイルやカラーがきれいにできないだけでなく、爪割れや2枚爪など爪を痛めてしまいます。

【 代表的なネイルケア 】

  • ファイリング(爪の長さを整えること)
  • バッフィング(爪の表面を磨くこと)
  • キューティクルケア(爪周りの甘皮を処理すること)
  • リペア(割れた爪の修復など)

カラーリング

カラーリングは以前はマニュキュアと呼ばれていましたが、最近はカラーポリッシュ(ポリッシュ)と呼ばれて、爪にベースコート、カラーポリッシュ(マニュキュア)、トップコートを塗布することをいいます。

ジェルネイル

ジェル状の液体を爪に塗り、ライト(UV、LED)を当てて固めるので、カラーポリッシュより乾く時間が短く、長持ちすることが特徴です。

また、色やツヤがきれいなので、カラーリングよりジェルネイルを選ぶ女性が増えてきていますが、設備や技術力が必要とされるので、自宅ではなかなかできないので、サロンで行うことが多いです。

ネイルアート

爪に装飾やネイルチップ(付け爪)を付けたり、爪を傷つけずに取り外したりします。

また、かわいい、おしゃれなネイルチップを販売することも、サロンの売上には欠かせません。

ネイリストの職場

ネイルサロン

一番多いのが、ネイルを専門にしているお店で働くことで、働きながら爪の美容の知識や装飾の知識を身につけたり、店長を目指したりすることができます。

美容院

ネイルサロンが併設された美容院で、カットなどと一緒に(ネイルだけの利用も)、ネイルケアやネイルアートなどができるので忙しい人にとってはありがたい存在です。

美容院では、ネイルサロンだけでなくエステサロンも併設されている所もあり、そういう所では、美容師やエステティシャンと一緒に働くことができるので、お互いの仕事を間近に見られたり、情報交換ができたり、美の知識が広がる利点があります。

なお、ネイルサロン併設の美容院で働く場合、美容師の資格も取得しておいた方が将来の活躍の場が広がります。

結婚式場

結婚式場で、ブライダルネイル(ウェディングネイル)の装飾をします。

普段ネイルアートをしない人も、結婚式の時だけ付けることが多いので、ネイルアートのケアや落とし方(外し方)も、しっかりアドバイスする必要があります。

ネイリストの資格

ネイリスト技能検定

(公財)日本ネイリスト検定試験センターが実施するネイリストの検定試験で、1997年から検定試験を行っており、20年以上の歴史と46万人の有資格者がいるので、ネイリストは、まずこの資格の取得を目指します。

なお、試験は3級から順番に取得する必要があり、例えば3級を受けずに2級の受験はできません。

ネイリスト技能検定3級

項目 内容
受験資格 義務教育の修了者
試験日 年4回(1・4・7・10月)
受験料 6,600円(消費税込)
試験概要 ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識。

実技(事前審査10分、実技70分)と筆記(30分)を同日に連続して行い、実技試験にはモデル同伴が必要です。

合格率 83.42%(2017年までの累計)

ネイリスト技能検定2級

項目 内容
受験資格 ネイリスト技能検定試験3級取得者
試験日 年4回(1・4・7・10月)
受験料 8,800円(消費税込)
試験概要 サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識。

試験は、実技(事前審査10分、実技前半35分、実技後半55分)と筆記(35分)を同日に連続して行い、実技試験にはモデル同伴が必要です。

合格率 39.99%(2017年までの累計)

ネイリスト技能検定1級

項目 内容
受験資格 ネイリスト技能検定試験2級取得者
試験日 年2回(4・10月)※1級は、1月と7月の試験はありません。
受験料 11,000円(消費税込)
試験概要 トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識。

試験は、実技(事前審査10分、実技150分)と筆記(40分)を同日に連続して行い、実技試験にはモデル同伴が必要です。

合格率 36.77%(2017年までの累計)

(下に続く)






JNAジェルネイル技能検定試験

日本ネイリスト協会が実施するジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の修得を検定する試験です。

ネイリスト検定と同様に、初級、中級、上級の順に受験する必要があります。

JNAジェルネイル技能検定試験初級

項目 内容
受験資格 義務教育の修了者
試験日 年2回(6・12月)
受験料 9,720円(消費税込)
試験概要 ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の習得。

試験は、実技(事前審査10分、実技第一課題35分、第二課題60分)と筆記(30分)を同日に連続して行い、実技試験にはモデル同伴が必要です。

試験一部免除 ネイリスト技能検定3級以上保有者は、実技第一課題が免除されます。

JNAジェルネイル技能検定試験中級

項目  内容
受験資格 JNAジェルネイル技能検定試験初級合格者
試験日 年2回(6・12月)
受験料 12,960円(消費税込)
試験概要 ネイルケアとジェルネイルを施術するために、プロとしてサロンワークに必要な専門的知識と技術の習得。

試験は、実技(事前審査10分、実技第一課題30分、第二課題85分)と筆記(30分)を同日に連続して行い、実技試験にはモデル同伴が必要です。

試験一部免除 ネイリスト技能検定2級以上保有者は、実技第一課題が免除されます。

JNAジェルネイル技能検定試験上級

項目 内容
受験資格 JNAジェルネイル技能検定試験中級合格者
試験日 年2回(6・12月)
受験料 16,200円(消費税込)
試験概要 ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる、総合的知識と技術の習得。

試験は、実技試験(事前審査10分、実技85分)のみで、筆記試験がなく、モデル同伴が必要です。





ネイリストの給料

ネイリストの給料

ネイリストの給料は、正社員で月給20~25万円が相場で、ネイルサロンによっては、別途歩合給が上乗せされることがあります。

ネイリストのステップアップ

ネイリストとして、サロンなどで経験を積んだら、大きく次の3つのステップアップが待っています。

1.サロンで店長を目指す

お店への貢献が認められると、店長などとしてお店を任されることもあります。

ネイルサロンの店長だと、給料も30万円以上もらえることもあり、お客さまへの施術をしながら、お店の運営や部下の管理などをします。

2.独立・開業

ネイリストにとって、独立して自分のお店を持つことを目標に頑張っている人も多いと思います。

ネイルサロンは、大掛かりな設備などがないので、比較的少額な資金で開業できることも魅力で、独立して開業すると、月収50万円以上も可能になります。

自宅での開業も可能

独立したいが、資金が無い場合や、副業として行う場合は、自宅の一室で開業することも可能です。

自宅で開業すると、家賃などがかからないので、1日1人のお客さまに5,000円の施術をしたとしても、20日で10万円の売上になるので、マイペースで行いたい人にはぴったりです。

開業には「ネイルサロン衛生管理士」を取得する

ネイルサロンを開業する場合は、「ネイルサロン衛生管理士」を取得しておくといいでしょう。講習と確認テストだけなので、1日で取得できます。

ネイルサロン衛生管理士の目的
「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」を普及し、サロン従事者への啓発活動を通じて、国民の健康を守る安全で安心なネイルサービスの普及と公衆衛生の向上に資すること

「ネイルサロン衛生管理士」資格制度

3.ネイルスクールの先生

ネイルのスクールの先生(講師)と働くことも可能です。

もちろん、先生となるにはサロンなどでしっかりと技術を身に付けながら、「ネイリスト技能検定1級」と「JNAジェルネイル技能検定試験上級」を取得しておくことが必要です。

ネイルスクールの先生になれば、専業で月収30万円以上は得ることができ、また自分のお店を持ちながら先生をすることもあります。