(2020-7-14更新)
求人票に、「週休二日制」と書いてあったら、毎週2日の休日があると思いますよね?
「入社したら、月に2回も土曜出勤があった・・・」
就活や転職では、求人票に記載されている言葉の意味を正しく知っておかないと、入社してから後悔することも珍しくありません。
日常会話で「週休二日」と言えば、毎週二日の休みがあることを指すと思いますが、求人票に「週休二日制」と記載されている場合、「1か月で休日が5日しかない」こともあり得ます。
どうして、5日しか休みが無いかカラクリが気になりますね。
今回は、週休二日制の仕組みを徹底解説します。
たくさんある「週休二日制」
週休二日制とは、「1か月に2日間の休みがある週がある」制度をいい、以下の3種類が存在します。
- 週休二日制
- 隔週休二日制
- 完全週休二日制
この3種類の「週休二日制」を順番に解説します。
週休二日制
月に1回以上、週2日の休みがある週があり、その他の週は、週1日の休みがある制度をいいます。
例えば、月の第1週目のみ土日休みで、他の週は日曜日のみ休みなんてことも・・・。
この場合、上のイラストのように、月間5日間の休日しかないことになります。
もし、毎週土日休みがあると勘違いして入社したら、後悔では済まされませんね。
隔週休二日制
1週間ごとに、「週1日休み」と「週2日休み」が交互にある制度をいいます。
例えば、「隔土曜、日曜休み」なら、土曜は2週間に1回休み、日曜は毎週休みを意味します。(上のイラスト参照)
一昔前までは、工場などを中心に「隔週休二日制」の会社は多く存在したものです。
完全週休二日制
毎週2日間の休みがある制度で、大企業を中心にこの制度を採用している会社が多く、皆さんの中にも「完全週休二日制じゃないと働きたくない」という人もいるのではないでしょうか。
週休二日制をまとめますと、以下の通りとなります。
- 週休二日制:月に1回以上、週2日の休みがある
- 隔週休二日制:週1日休みと週2日休みが交互にある
- 完全週休二日制:毎週2日の休みがある
求人票に「週休二日制」と書いてあっても、これだけ休日が違うので、用語の意味は正しく理解しておかないと大変なことになってしまいます。
週休二日制以外の休日制度
月6日休
サービス業や店舗勤務などで多い制度で、休日が固定されておらず、個人・グループごとのシフトで月に6日の休みが割り当てられる制度です。
また、店休日があるところでは、例えば、「毎週水曜日+2日(シフト制)」など、お店の休みの日は全員休みですが、その他はシフトで休みを取ります。
同様に、「月7日休」や「月8日休」などがありますが、考え方は一緒です。
なお、月8日休ならば、ほぼ完全週休二日制と同じ休みが取れることになります。
シフト制
昼勤や夜勤などの勤務時間帯を複数ある交代制勤務のことで、1週間などの一定期間で勤務時間帯が移動する勤務制度です。
例えば、従業員を2グループに分け、1週間ごとに昼間と夜間を交代で働くなどの勤務が行われています。
シフト制では、勤務サイクルで休日が変わるため、毎週何曜日が休みと固定されない場合があり、「出勤予定表」などで休日が指定されます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
休日は、企業を選定する上で優先する人も多いと思います。
理想は「休日が多く給与が高い」会社だと思いますが、そのような会社にはなかなかお目にかかれません。
求人票で休日の記載を確認すると共に、面接や内定後の面談などで、企業の休日制度をよく確認して、思い違いによる後悔が無いようにしましょう。
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求人票に週休2日と書いてあって、土曜1回しか休めなかったら即辞めるわ。
「週休二日制」という言葉だけ見ると、毎週二日の休みがあると思ってしまいますね。