(2020-6-19更新)
WEBクリエイターとは何をするひとでしょうか?
名前から判断すると、「クリエイター=制作者」だから、よく耳にするWEBデザイナーの別名ではと思ってしまいますね。
でも、実際にはWEBクリエイターとWEBデザイナーは役割が異なります。
今回は、WEBクリエイターが何をする職業か、将来どんなステップアップができるかを解説します。
目次
WEBクリエイターとは
自社や顧客(クライアント)のWEBサイトを、顧客の要求内容を聞いたり仕様書の作成を行ったりしながら、WEBサイトを設計する職業の人を言います。
分業制が取られている会社では、WEBクリエイターが顧客の仕様を取りまとめ、WEBデザイナーがレイアウトやデザインを行いますが、WEBデザイナーとの区別がない時は、WEBクリエイターがレイアウトやデザインを行う事もあります。
WEBクリエイターの仕事内容
WEBクリエイターでは、「自ら手を動かして作業」するよりは、打ち合わせ、設計書の作成の割合が多いのが特徴です。
顧客の要求にあったサイトの提案
顧客の要求に沿ったWEBサイトを提案し、仕様書に正しく取りまとめます。
この時、単に機械的に提案するのでなく、顧客のWEBサイト制作の目的やどういう用途で使うのかをくみ取って、顧客の利益を増やすために最大限良い提案をすることが望ましいです。
WEBデザイナーやコーダーに作成依頼
WEBデザイナーに対して、仕様書に基づいてWEBサイトのレイアウトやデザインの作成を指示しますが、この時、顧客の目的や意図などを正確に伝えて、勘違いなどが起きないように気を付ける必要がります。
また、WEBデザイナーの仕事も兼ねる時は、コーダーに対して、しっかりと説明することが求められます。
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WEBクリエイターになるために
1.向いている人
顧客の要求内容を正確にくみ取って、最適な提案をする事ができる能力が要求されるだけでなく、コミュニケーション能力や好奇心のある人が向いています。
また、WEBの知識だけでなく、セキュリティなど幅広い知識が求められます。
2.WEBデザイナーからのステップアップ
未経験の場合は、まずECサイト運営スタッフとして経験を積み、WEBデザイナーを経てWEBクリエイターになる流れが一般的です。
WEBデザイナーとして働いているうちに、WEBクリエイターの仕事内容が見えるようになってきますので、WEBデザイナーまでなれれば、あと一息でなることができます。
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3.WEBクリエイターの資格
WEBクリエイターとしての資格ではありませんが、WEB製作関連で唯一の国家資格が、「ウェブデザイン技能検定」です。
国家資格で「名刺」にも記載できる資格なので、最低限3級だけでも取得しておくとよいでしょう。
ウェブデザイン技能検定3級
★受験資格
特になし(ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者)
★試験日
年4回(5・8・11・2月)
★受験料(非課税)
学科5,000円、実技:5,000円(35歳以上)、3,000円(35歳未満)
★合格に必要な技能およびこれに関する知識の程度
ウェブデザインの職種における初級の技能者が通常有すべき技能およびこれに関する知識
★合格率
概ね60~70%
★名刺や履歴書の表記(名称独占資格)
「3級ウェブデザイン技能士」
WEBクリエイターの給料とキャリアアップ
WEBクリエイターの給料
企業の規模などによって異なりますが、月収25~35万円が相場です。
WEBディレクターへのキャリアアップ
WEBディレクターになって、プロジェクトの管理者としてプロジェクト全体をマネジメントする道があります。
WEBディレクターになると、手を動かす仕事でなくプロジェクトメンバーが能力を発揮できるようにプロジェクトを導くマネジメントがメインになるので、やりがいと責任がある仕事をすることができます。
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