(2018-10-1更新)

30代の転職は、経験者も未経験者も成功と失敗が紙一重です。

20代と30代の転職事情の違いを分かった上で転職活動を行うことで、成功するチャンスが見えてきます。

経験者も未経験者も使える、30代転職のコツについて解説します。

20代と30代の転職事情の違い

転職事情の差異

まず、20代と30代の転職事情の違いをご覧ください。

内容 20代 30代
経験・スキル
将来性
即戦力
リーダーシップ ×
人間性
転職理由
適応性

(×:重視されない、△:多少重視される、〇:重視される、◎:最重要)

30代の転職市場の特徴は、真っ先に「即戦力」を求めており、面接官は、入社後に長く働けるかどうかを「転職理由」と「適応性」で確かめようとしています。

転職理由がネガティブだと、入社後にすぐ辞めてしまうのではないかと懸念されるし、適応性がないと、会社に馴染めずに、やはりすぐすぐ辞めてしまうのではないかと懸念されてしまいます。

求人数の違い

下の表は、20代と30代の求人数を比較した結果です。

内容 20代 30代
求人数
経験者(即戦力)
未経験者

(△:少ない、〇:多い、◎:とても多い)

厚生労働省が集計している有効求人数によると、20代と30代の求人数は次の通りです。

  • 20~25歳:235,724
  • 25~30歳:307,464
  • 30~35歳:283,932
  • 35~40歳:260,364

※厚生労働省:「一般職業紹介状況(平成30年5月分)について

30代になっても求人数が少なるくなることはなく、企業が求める人材が即戦力重視変わります。

また、30代でも未経験者の募集がそれなりにありますので、未経験でチャレンジすることも可能です。

ただし、未経験者の転職は、現在人手不足なので企業が30代の未経験者を採用している側面がありますので、この状況がいつまでも続くことはないと肝に銘じていた方が良いです。

30代の転職理由

30代も転職できるということが分かりましたが、誰でも転職できるという事ではありません。

実は、転職理由(退職理由)によっては、転職しないで現状で我慢した方が良い場合が多いのです。

成功する転職理由

30代で転職に成功するためには、転職理由が「肯定的」であることが条件です。

肯定的とは、建前の転職理由ではなく、本音の転職理由が肯定的であることで、例えば、人間性が上手くいってないから「キャリアを伸ばすために新たなステージにチャレンジしたい」と言って、転職先が見つかっても、その転職が成功だったとは言い切れません。

肯定的な転職理由ベスト3 】

  1. やりたい仕事がある(収入減を覚悟する)
  2. 結果を出したので、次のステップに進む
  3. 結果を出したので、異業種にチャレンジする

今まで実績をさらに伸ばすため、または、現在のポジションを捨て新たな分野にチャレンジする覚悟がある人は、恐らく成功するでしょう。

現在のポジションを捨てるというのは、普通の人にはできないですが、例えば、大手ビール会社グループの社長が、「社長」というポジションを捨てて、化粧品会社の事業部長として転職して成功を収めたなんてニュースを最近耳にしましたが、「ポジションよりもやりたい事」をする転職は、結果的に成功するでしょう。

失敗する転職理由

30代の転職で失敗するのは、転職理由があいまいや逃げの場合です。

失敗する転職理由

  1. 人間関係
  2. 仕事内容に不満
  3. 他社を経験してみたい(隣の芝は青く見える)
  4. 給料が安い(実績に対して明らかに安い場合は除く)

ただし、パワハラや長時間残業を強いられている場合は、病気になる前にすぐに辞めるべきです。

面接官は、この理由だと入社後にまた転職をしてしまうと採用をためらってしまうし、入社できたとしても、新しい会社で嫌な事があると、すぐに辞めてしまう、いわゆる「転職癖」が付き、転職を重ねる度に待遇が悪くなる事もよくあります。

社内異動などで、転職しない方法を考える!

転職成功のためのコツ

30代の転職成功のコツ

自分の一番の強みで押し切る一点突破法

30代だと、社会人を10年経験しているので、自信のある分野がある人が多いと思います。

ただし、あれもこれもできる「スーパーマン」は、めったにいないと思いますし、スーパーマンならこのサイトをご覧にならずに転職が成功すると思います。

では、30代の普通の人が転職に成功するにはどうすればいいかと言うと、一つの強みを前面に出して押し切る方法がベターです。

職務経歴書でも、面接でも、あれもこれも言わずに

○○販売で、年間1位を取りました。

原価計算書が得意です。

「これだけは自信があります」をアピールする!

一番自信のあるものを職務経歴書の一番上に書き、面接でもこれを中心にアピールすることです。

面接官の立場に立ってみれば分かりますが、

「あれもできます!これもできます!」

という人は、自分の実力を誇張している人だと、マイナスに受け取ることもありますから。

転職先選定で優先順位を明確にすること

30代で転職に成功するためには、妥協できる条件譲れない条件を明確にして、自分なりに優先順位を付けることがコツです。

これらの条件に、優先順位を付けてみましょう。

  • 給料
  • ポジション
  • 仕事内容
  • 残業・休日
  • 会社名・規模
  • 通勤時間
  • 福利厚生
  • その他

「通勤時間や残業が増えてもいいから給料を増やしたい」

「今の会社の将来が不安なので、安定した会社を最優先させる」

「家から近くて残業時間が少ない会社」

など、何故転職するのか、どういう会社で働きたいのか、重視している内容が異なると思います。

上記の条件に優先順位をつけて、条件に合った求人を探すようにします。

経験者の成功のコツ

上記で、強み一点突破法と条件の優先順位付けを行ったら、経験者が成功するための転職のパターンを考えてみます。

もっとも成功しやすいのが、次の2つのパターンです。

実績やスキルが活かせる転職先

例えば、同業他社似ている業種への転職で、似ている業種とは「不動産の販売」から、「不動産の賃貸」や「内装」、「家具」など、今までの経験が少しでも多く活かせる業種を選ぶことです。

自分の専門分野を必要としている転職先

新規事業や中小企業の場合、その分野の専門家がいないところが多くあります。

「うちの社員に○○のやり方を教えて欲しい」

専門家とは、特殊設備だったり、理工学の知識だったり様々です。

例えば、企業によっては3D CAD(キャド)の機械を買っても使いこなせずに、結局2Dで描いているところもあります。

(下に続く)



未経験者の成功のコツ

30代で未経験の転職となると、選考で不利になりやすいので、目標を明確にしたり、社風などを調べたり入念に準備しておくことがコツです。

事前にキャリアプランを作成する

未経験の場合、新しい会社で教わりながら仕事を身に付けることになりますので、「何をしたいか」が明確になっており、キャリアプランを事前に立てておく必要があります。

「2年後に一人前になり、5年後にリーダー職に就く!」

これを実現するためには、

いつまでに、○○を勉強して、いつまでに、○○資格を取得する

この為には、

働きながら、毎日〇時間勉強する必要がある!

できるか、やれるのかをしっかり考えたうえで転職の判断をします。

転職先の社風をよく調べる

未経験の場合は、転職先の社風に合わずに馴染めずに浮いてしまう事があります。

「20代が活躍している会社」

よりは、

30~50代の中途採用者が活躍している会社

こちらの方が馴染めることが多いようです。


社風を重視する場合は、以下関連記事にまとめてありますので参考に!

(下に続く)



転職情報はどこから入手すべきか

転職情報比較

30代が転職するためにはどの求人情報を活用するのが一番効率的でしょうか?

媒体 求人件数 条件 決まるまでの時間 企業の求人コスト
ハローワーク 多い 低め 長い 無料
転職サイト 多い 普通 普通 普通
転職エージェント 少ない 高い 早い 高い

ハローワークは、地元の中小企業が多くありますが、掲載費用が無料なので、求人にお金をかけられない、つまり人件費を抑えられがちな傾向があります。

逆に、転職エージェントはお金を払ってでも優秀な人材を獲得したい場合に使われますので、それなりに給料が高い傾向があります。

また、転職サイトはこの中間ですが、企業も募集を使い分けて、通期募集は転職サイトでスポット募集は転職エージェントということもあります。

転職エージェント

30代の転職では、転職サイトで良い条件の求人を探しつつ、転職エージェントからも希望に沿った求人を紹介してもらう二刀流戦術が成功の秘訣です。

特に、転職エージェントはあなた専属のキャリアコンサルタントと面談して、希望条件を全て伝えた上で求人を紹介するので、意に沿わない転職をする危険性が低くなります。

管理人も転職する時にはお世話になったことがあるので、自信をもってお勧めできます。