(2018-8-24更新)

新しい会社で期待通りの活躍をするには、初日からのスタートでつまずいてはいけません。

内定をもらって入社までの期間、何を準備してどんな知識を身に付けておくか、分かっているようで知らないものです。

今回は、内定後、入社までに準備しておくことと入社初日に持参するものについて解説します。

入社までに準備しておくこと

入社までに準備や用意をしておくことは、次の3項目です。

  1. 提出書類の用意
  2. 企業の研究
  3. 専門知識の習得

当たり前のことと思うかもしれませんが、準備せずに恥をかくのは本人ですので、長い会社人生のために、しっかり確認し、準備を行います。

提出書類の用意

提出書類は、企業よって必要な書類と、不要な書類が異なりますので、事前に確認しておきます。

入社に必要な書類

個人番号カード(マイナンバーカード)

2016年から、税金、厚生年金、健康保険、雇用保険の各手続き書類に、従業員の個人番号(マイナンバー)を記載することになりましたので、入社手続き時に個人番号確認を行います。

個人番号カード、通知カードの原本(コピー不可)が必要なので探しておきましょう。

なお、個人番号カードを申請しておらず、通知カードを紛失してしまった場合は、再発行が可能ですので、住所地の市区町村に再発行を申請しておきます。

再発行は市区町村や混み具合にもよりますが、早くて2~3週間、遅い時は1か月程度かかることもありますので、内定したら、真っ先に個人番号カード、通知カードの有無を確認しましょう。

住民票記載事項証明書

事前に、どの項目を証明するか確認しておきます。

記載か省略かを選べるのは、次の記載事項です。

  • 本籍
  • 世帯主・続柄
  • 国籍
  • 在留資格
  • 個人番号(マイナンバー)

通常は、不要なので記載しないように言われると思います。

なお、マイナンバーカードを取得しておらず、通知カードをなくしてしまった場合は、住民票記載事項証明書に個人番号を記載する方法もありますが、個人番号が記載されていると厳格な管理をしなければならないので、あまり好まれません。(これは、最終手段ですので、通知カードの再発行をしましょう!)

年金手帳

オレンジや青色のA6サイズ程の手帳で、現在勤務中の方は、会社に預けている事もあります。(加入年によって色が違います)

失くしてしまった場合は再発行ができるので、お近くの年金事務所か「年金ダイヤル」に申請します。

日本年金機構:「Q. 年金手帳や基礎年金番号通知書をなくした場合、どうすればいいのですか。

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証は、保険者証と名前が付いていますが、小さな紙きれで、現在勤務中の方は、会社が預かっている事もあります。

失くしてしまった場合は再発行ができるので、住所地のハローワークに申請します。

ハローワークインターネットサービス:「雇用保険被保険者証再交付申請書

雇用契約書

雇用契約書は、使用者と労働者がどういう条件で働くのかを書面にしたもので、この契約書に基づいて働いて報酬を受けることにります。

【 雇用契約書の記載内容 】

  1. 契約期間(雇用期間)
  2. 就業場所・業務内容
  3. 始業時間・終業時間・休憩時間
  4. 時間外労働の有無
  5. 休日・休暇
  6. 賃金に関すること(計算方法、支払日、方法、賞与、昇給、退職金)
  7. 退職に関すること

内定した時に、労働条件通知書を受け取ったと思いますが、記載項目と内容はほぼ同一です。

なお、企業によっては、「労働条件通知書権雇用契約書」と1つにまとめているところもあります。

企業機密誓約書

企業では、営業上の秘密や技術上の秘密やノウハウなど、様々な知的財産があり、これらが社外に漏れたりライバル社に知られたりしたら多大な損害を受けてしまいます。

そのため、入社時に企業機密を漏らさないと誓約書にサインをしてから仕事に就かせるように対策している訳です。

源泉徴収票

年の途中で入社(1月1日付け入社の場合除く)する場合は、入社した企業が年末調整をできるように、前職の源泉徴収票を提出させます。

源泉徴収票は、退職した会社に申請して受け取りますが、申請してもすぐに入手できないので、退職前に依頼しておく必要があります。

企業は12月の給料で年末調整をするので、入社までに間に合わない場合は、多少は待ってもらえると思います。

身元保証書

入社後に会社に損害を与えてしまった場合に、保証人にも損害賠償できるように、身元保証書を提出します。

通常は両親に保証人になってもらいますので、別居している時は、早めにもらいに行きましょう。

また、企業によっては、身元保証人の印鑑証明まで提出を求める場合がありますので、日数には余裕をもって準備する必要があります。

健康診断書(健康診断証明書)

企業は、労働者を雇用する時は、健康診断を受けさせるか、健康診断書を提出させる義務があるので、多くの企業は、入社前(3か月以内)に健康診断を受けさせて健康診断書の提出を求める訳です。

なお、企業によっては入社後に健康診断をするから提出しないでいいと言ってくれるところもあります。

事業者は、常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該労働者に対し、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。ただし、医師による健康診断を受けた後、三月を経過しない者を雇い入れる場合において、その者が当該健康診断の結果を証明する書面を提出したときは、当該健康診断の項目に相当する項目については、この限りでない。

(労働安全衛生規則第43条)

資格などの免許証・合格証書

業務上必要な資格や資格手当支給対象となっている資格については、免許証や合格証書の提出を求められる場合があります。

また、資格がないと業務ができない場合、例えば、ドライバーの「運転免許証」や看護師の「看護師免許証」、保育士の「保育士証」など、有効な資格を取得しているかの確認のために提出する必要があります。(原本を提出し、コピー後返却されます。)

写真

社員証などに貼る写真の提出が求められることがあるので、履歴書に使った写真を焼き増しして提出しましょう。

また、社員証の写真は、写真の背景や大きさなどを統一するために、会社で撮影する事も多いですので、提出を求められなかった場合は、入社後に撮影されるので身だしなみを整えておきましょう。

企業の研究

企業の研究は、どんな職業であっても必ず行う必要があります。

事務職だから会社の製品は分からない」という人も見かけますが、そんな意識の低さでは、自分の将来性に蓋(ふた)をしているようなものです。

企業の研究では、次の3つの事を行います。

  1. 会社の研究
  2. 製品・商品・サービスなどの研究
  3. 業界の研究

本来は、入社前にする事でなく、応募前か面接前にしておくことですが、復習を兼ねて調べてます。

会社の研究

まず、会社のホームページ(会社案内をもらっている場合)を見るところから始め、次の内容をチェックします。

企業情報

企業情報では、「代表者の挨拶」、「企業理念」、「企業の取り組み」を読み、どんな会社なのかイメージしておきます。

内容を暗記することまではしなくていいです。

企業沿革

企業沿革は、企業の成り立ちから、合併や社名変更、新製品などの情報が記載されています。

管理人個人的には、企業沿革は企業のストーリーが分かり、まずチェックするくらい気に入っていて、特に、創業者が個人商店から始まり、徐々に拡大してくる沿革は参考になっています。

支店・営業所・工場

多拠点を展開している企業では、支店や工場と色々とやり取りがあるので、だいたいどのくらいあるのか程度はイメージ付くようにしておきます。

その他

会社行事や社員研修・交流会、その他創立記念行事など、どんな事が行われているか確認しておきます。

定例行事を確認してなかったために、行事直前に「行事準備で休日出勤があるなんて、聞いてなかった」という事も起こり得るので、隅々まで読んでおきましょう。

製品・商品・サービスなどの研究

自社の製品を知らなかったり、「製品は知っているけど用途は知らない」という社員が実に多いです。

知らなければ、改善や提案などもできないし、言われたことをするだけの社員になってしまいます。

  • 自社の製品・商品・サービスは何か?
  • どんな目的、用途なのか?
  • 商品・サービスで利用できるなら使ってみる

業界の研究

会社の業界についても、インターネットで分かる範囲で、調べておきます。

業界については、管理職で入社予定でなければ、ざっと目を通しておく程度でよいかと思います。

  • どんな業界か?
  • ライバル社はどこか?
  • 市場規模や伸びしろはあるか?
  • 課題や取り組みなど





専門知識の習得

最後になりましたが、実は専門知識の習得は、とても重要で、次の事を意識して習得しましょう。

  1. 専門知識の復習、上位資格の勉強
  2. 専門分野の最新情報を調べる

専門知識の復習、上位資格の勉強

専門知識を深め、また、正しく専門用語を使えているかチェックします。

恥ずかしい失敗談は、専門用語の誤使用で、今までは同じ専門知識を持ち合わせていた人がいなくて、誤使用しても誰も指摘されなかったが、転職先で笑いものに・・・なんてこともあります。

また、資格取得日から年月が経過していると、知識も忘れがちになりますので、復習をしておいたり、上位の資格があれば挑戦したり、入社の機会に専門知識を広く、深く身に付けましょう。

専門分野の最新情報を調べる

専門知識や専門分野の最新情報は、入社・転職時だけでなく、普段からチェックしておくことが望ましいです。

資格関連の場合は、法律の改正があったが、自分の知識は法律の改正前のものだったなんてこともあります。

例えば、経理・税務関係では、会計基準が変わったり、税制改正があったりと、毎年のように変わりますので、「今までは、直接関係していなかったから知らなかった」という事が起こり得るので、専門家である以上、直接業務に関係なくても、最新情報は常に知る必要があります。

あまりにも無知だと、新しい会社で使えない人というレッテルが貼られてしまいますから。

【おまけ】入社初日に持参するもの

名刺入れ

名刺入れはビジネスマンの必須アイテムです。

たとえ、事務職でお客さまや業者などと接する機会がなくても、名刺入れは毎日持ち歩くものと、管理人は考えています。

関連記事:「ビジネスバッグに入れておきたいアイテム

印鑑

印鑑は、100円ショップで売っているような安いのでなく、直径12mmか13.5mmで、1,000円程度のものを印鑑屋で作成しましょう。

管理人が、Amazonで3~4日で手に入る、印鑑をセレクトしましたので、どうぞ参考に!

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銀行・ゆうちょの通帳

入社手続きで給与振り込みの銀行を登録すると思いますので、通帳とキャッシュカードを持参します。

なお、大手企業やグループ企業では、系列の金融機関の口座を指定されることがあり、また、振り込み手数料を削減するため、企業の地元にある金融機関と支店名を指定されることもありますので確認しておくと良いでしょう。

ノート・手帳

新しい会社に入ったら、覚えることが山のようにあります。

社会人として、同じことは2回言わせないという「暗黙のルール」がある場合があるので、仕事を教わる時は、メモをしながら聞く癖(くせ)を付けます。

また、スケジュールや会議、顧客訪問や来社対応などがありますので、ノートと手帳(スケジュール帳)も用意します。

筆記用具

筆記用具は、黒のペンしかないと、黒文字の会議資料に黒色で記入すると、見難くなるので、赤ペンや蛍光ペンも併用すると、とても見易くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

提出書類から始まり、企業研究、業界研究、専門知識、さらに当日の持参物と、入社に向けて準備・用意することが、意外に多いことが分かりました。

新しい会社人生をスムーズにスタートできるように、初出社までの準備期間をしっかり準備して、忘れ物や準備不足などなく、スタートダッシュで同期に差を付けて入社を迎えましょう。