(2020-7-17更新)

会社に不満はないけれど、この会社にいたらもう伸びないと思ったことありませんか?

言い方が悪いけど、どの社員も向上心がなく、

ぬるま湯に浸かっているような雰囲気

仕事はルーチンワークばかりで楽で、人間関係も悪くない。
今はいいけど、このままだらだら働いていたら、10年後に会社が倒産した時に、

どこにも採用されない、何も取り柄がない人間になってしまう・・・

今回は、この会社ダメだと思う、会社の辞め時を感じる瞬間について解説します。

会社の辞め時を感じた9つの瞬間

会社不安

1.毎日同じ作業を繰り返していても誰も疑問に思わない

毎日ルーチンワークをするだけで、そこに新しいことは何もない。

「もっと、こうしよう!改善しよう!」といった意見が一切出ない。

ミーティングでも、お決まりの報告書と報告内容を淡々と言うだけで、なにも生み出されない。

仮に何か新しいことを提案があったとしても、失敗した時のリスクや責任云々(うんぬん)言われ、挙句の果てに「前例がない」で片付けられてしまうので、昔は意見を言っていた社員も、今じゃ一切言わなくなってしまった。

2.最近、仕事が楽しい、ワクワクすると思った記憶がない

毎日の仕事が定型的な業務で、年に数回、季節イベント的業務があるが、新鮮さが全くなく、周りを見渡してもみんな同じような境遇だ。

そう言えば、最近、仕事が楽しくて家に帰宅したくない、ワクワクしたのはいつだったか思い出せないし、この会社でそんな経験したことがないかもしれない。

3.会社の商品・サービスの価値が低く、自信をもって売れるものではない

昔は業界内で「良い製品を作る会社」だったが、競争力が落ちてしまった。
悪いが、社内では昔の「成功体験」に浸っていて、現実を認識できていない・・・。

会社の商品やサービスが、価格の割に品質が低かったり、そもそも価値が低かったり、顧客に悪いが本音はライバル社の商品やサービスを勧めたい

4.生産管理や技術管理、設備管理など管理部門の人数が多い割に仕事内容が不明瞭

管理部門の人数が多く、事務所にずらっと並んでパソコンの画面を見ているが、どれだけの人間が会社の利益に貢献しているのだかろうかと思う。

また、取引業者からは、「事務所にいないで、もっと現場を見ろ!」とよく言われる。

5.自分の居場所はここにしかなく、今後の昇進や昇給も見込めない

会社の事は大方把握していて、自分の居場所がここにしかないことも分かっている。

また、管理職は親会社から出向されてくるので、自分たちが昇進できる見込みはないし、昇給も、毎年雀の涙ほどしか増えない。

(下に続く)

6.上司に気に入られないと昇進できず、管理職はいつも上司の顔色を伺っている

仕事がいくらできる人でも、上司に気に入られないと、せいぜい主任止まり。

その反面、上司に気に入られれば、どんどん昇進するので、周りはみんな上司の顔色を伺っていて、顧客なんて二の次・・・。

7.経営者一族や親会社の出向者が管理職の大半を占めている

経営者一族や親会社の影響が強すぎて、管理職は経営者一族、または、親会社の出向者が大半を占めていて、生え抜きのプロパー社員は、技術課長などの専門知識が必要な部署以外では、良くて課長代理までで、係長までが関の山。

また、せっかく空いたポジションも、予想通り親会社から門外漢な人物がやってくる

8.赤字でも親会社が助けてくれるので会社全体に危機意識がない

赤字になろうが、親会社が支援してくれるので、コストや利益に対する意識が全くない。

売上や利益の計画を下回っても、本質的な解決策でなく、親会社に対する言い訳の説明の事だけを考えている。

また、管理職も親会社からの出向者で占められており、会社が潰れても他の出向先に移るだけなので、なおさら危機意識が無い。

9.管理職や役員に、この人から学びたいと思える人がいない

管理職や役員の口から出てくる言葉は、ゴルフや飲みのことばかりで、この人達から学べる事はほとんど何もない

管理職に何か提案しても、提案書は引き出しに眠ったままで、不採用になった理由を聞いたことがない

備えあれば患いなし、今からできる事は?

会社にいても成長できないという時は、恐らくすぐ辞めなければならないほどの緊急性はないと思います。

こんな時は、多少時間をかけても、自分の市場価値を高めてから退職や転職することが賢明です。

業務関連資格、汎用スキルを取得

業務関連資格を目指す

業務関連資格取得を目指す

真っ先に行うことは、業務に関係する資格を取得することです。

例えば、事務職系では次のようのものがあり、業務経験に上乗せされて自分の市場価値が上がりますので、無理してでも保有したいものです。

【 業務関連資格(事務職系) 】

総務
  • 秘書検定
  • ファイナンシャル・プランナー(FP)
人事
  • キャリアコンサルタント
労務
  • 社会労務士
経理
  • 簿記検定(日商、全経、建設業経理など)
営業
  • 営業力強化検定
  • 販売士
  • 簿記検定

PC(パソコン)関連資格もあり

業務関連資格以外にも、日常的にExcelやWordなどのOffice系ソフトを使うのであれば、関数やグラフなどの便利な機能をマスターしてみる事から始めてみてはいかがでしょうか?

これらの機能をマスターしたら、マイクロソフトのオフィススペシャリスト資格(MOS)を取得して、客観的に能力を証明してもらうことができます。

資格名は、「Excel 2016 スペシャリスト」や「Word 2016 スペシャリスト」などで、以下の関連記事に、試験の詳細や試験対策を紹介していますので、参考にしてみてください。

【関連記事】

短期間に取得できる資格ベスト5は?(事務系)

英語などの語学資格

海外に拠点がなく顧客も日本人という会社でも、部品や材料の仕入れ先が海外であったり、最新情報が英語だったりする場合もあるので、語学ができて損することはありません。

英語であれば、日本国内で一番存在感がある資格は「TOEIC」なので、毎日30分~1時間勉強すると、1年後にはかなりの高スコア(※1)を獲得できるようになりますので、勉強してみてはいかがでしょうか?

(※1)TOEICは、英語を母国語としない人向けの英語コミュニケーションテストのことで、合格・不合格で判定する代わりに、10点から990点までのスコアで評価される資格です。

【関連記事】

履歴書に何点以上のTOEICスコアなら書いても問題ない?

WEBデザイン

IT業界ではそれほど珍しくないけど、一般企業でWEBデザインができる人はそう多くないと思われます。

例えば、自社のホームページの運用が上手くできていない企業では、一般事務などの応募者で、「WEBサイト作れます!」という人がいたら重宝される可能性がありますので、チャレンジしてみるのも悪くないです。

ウェブデザイン技能検定は、3級から始まり2級、1級と難易度が上がりますので、まずは受験資格がない3級取得を目指しましょう。

さらに、ウェブデザイン技能検定は、なんと国家資格なので、取得すると名刺やプロフィールに「3級ウェブデザイン技能士」と表記することが認められます。

【関連記事】

WEBデザイナーの仕事内容は?未経験から挑戦できるのは本当?

漢字検定

漢字を正しく使えるという客観的な評価になる資格ですので、取得しても良いと思います。

ただし、漢字検定を取得しても転職が有利になることが期待できないので、自己研磨の一環として、漢字検定から自分の知見を広める機会になると思います。

(下に続く)

業務経験、スキル・資格などが十分なら確実な転職を

次に、自分の業務経験やスキル・資格が十分な人は、転職活動を始めることをお勧めします。

この場合、満足できる求人が出るまで、給料をもらいながら時間をかけて転職活動をできる事が最大の強みです。

焦って退職する必要もないし、自分のペースで転職活動をしましょう。

ただし、欠点が2つあるので、頭に入れておきます。

  1. 応募先から入社意思が低い(無い)と判断される恐れがある
  2. 急募など、1か月以内に入社を希望している求人に応募できない

在職中の場合、退職してから入社するので、内定から入社まで2か月程度の期間が必要ですが、求人票を見ても2か月待ってくれるか分からないのが難点です。

こんな時は、企業の人事と直接やり取りができる転職エージェントを活用することが成功への近道です。

管理人も利用経験があり、間違いのないエージェントを紹介します。

お勧めNo.1はリクルートエージェント

豊富な「非公開求人数」があり、なかなかお目にかかれない一流企業がコッソリ募集している求人に出会えることも。

また、コンサルタントも各業界・業種に精通しているので、「業界事情を知らない素人」ということがないのが安心できます。



お勧めNo.2はパソナキャリアカンパニー

業界トップクラスの豊富な求人数を誇り、専任のキャリアアドバイザーが親身になって、求人のご紹介だけでなく、応募書類の作成から、面接対策、年収交渉まで転職をサポートしてくれるのが特徴です。





まとめ

いかがでしたでしょうか。

世の中には、何故かのんびりとした雰囲気の会社もあれば、子会社やグループ企業で仕事が単調でやりがいが感じられず、将来の出世も望めないという人も多いと思います。

このような会社に勤めている場合、腹を据えて定年まで居座るか、会社を辞めて転職するかのどちらかの道を選択するとこになると思いますのが、転職はなかなかハードルが高いと感じるかもしれません。

こんな時は、ここで紹介した自分の市場価値を高めることから始めてみてはいかがでしょうか?

何もしないよりは、できることから始めることが、将来の成功の近道になります。

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