(2019-10-20更新)

履歴書に運転免許を記入する時、何て書きますか?

「普通免許」

「自動車免許」

残念ながら、どちらも正しい名称ではありません。

日常会話では、自動車免許で相手に伝わりますが、履歴書に書く場合、これでは困ってしまう事があります。

特に、2007年と2017年に免許制度が変わり「中型免許」と「準中型免許」が追加され、それまでの「普通免許」が「中型免許」「準中型免許」の限定免許に変更になり、自分がどこまで運転できるか明確に分からない人もいると思います。

今回は、履歴書に運転免許の正しい書き方を解説します。

運転免許の正式名称は?

自分が保有している運転免許の正式名称が分からないと、何故困ってしまうのでしょうか?

採用担当者にとっては、入社後に乗る車を運転できるかを知りたい訳ですが、「曖昧な免許名称」では、資格があるか分からないですね。

まずは、現行の運転免許の種類から確認していきましょう。

運転免許は15種類もある

運転免許って、全部で何種類あるかご存知ですか?
全部の免許を持っている日本花子さんの免許証で解説します。

免許証見本

答えは、2017年3月12日に準中型自動車免許が新設されて、全部で15種類に増えました。

結構あるものですね、仕事で運転しない人は、普通車とバイク以外必要性が無いかもしれませんが、ドライバーとして働く場合、大型や中型、二種免許などが必要になるので、仕事柄運転する人は色々な免許を持っていると思います。

免許証の正式名称早見表

さて、まず自分の保有免許の確認方法は簡単で、お手持ちの免許証の「種類」に保持免許が印字されています。

保有免許の見方
上記写真の①「種類」を見る
  • 保有:免許の名称が印字されている
  • 未保有:「-」と印字されている

    免許証に記入する名称は次の通りです。

    【第一種運転免許※1】

    • 大型:大型自動車免許
    • 中型:中型自動車免許
    • 準中型:準中型自動車免許
    • 普通:普通自動車免許
    • 大特:大型特殊自動車免許
    • 大自二:大型自動二輪車免許
    • 普自二:普通自動二輪車免許
    • 小特:小型特殊自動車免許
    • 原付:原動機付自転車免許
    • 引:けん引免許

    ※1:第一種免許とは「お客さまを乗せて運賃をもらう」以外の運転ができる免許です。

    普通自動車免許の正式名称は「普通自動車第一種免許」ですが、通常、「第一種」は省略して書きます。

    【第二種運転免許※2】

    • 大二:大型自動車第二種免許
    • 中二:中型自動車第二種免許
    • 普二:普通自動車第二種免許
    • 大特二:大型特殊自動車第二種免許
    • 引二:けん引第二種免許

    第二種免許の場合は「第二種」と明記します。そうしないと、一種と二種どちらを持っているか分からなくなってしまうからです。

    ※2:第二種運転免許とは、バスやタクシーなど営業車でお客さまを乗せる時に必要な免許で、主な用途は以下の通りです。

    • 大型二種:路線バス、観光バス
    • 中型二種:マイクロバス(定員29名以下)
    • 普通二種:タクシー、運転代行
    • 大特二種:フォークリフトや除雪車などで乗客を乗せる・・・必要とされる場面がありません。
    • けん引二種:トレーラーバス(唯一、西東京バスで運行しているのみ)

    限定免許の記入方法は?

    普通免許の種類変更による場合

    道路交通法の改正により2017年3月以前に普通免許を取得した人は、(準)中型免許へ名称が変更されています。

    ★2007年5月31日までに普通免許を取得した人

    中型自動車免許(8t限定)

    ★2017年3月11日までに普通免許を取得した人

    準中型自動車免許(5t限定)

    AT限定の場合

    AT限定の場合は、敢えて書かなくてもよく、面接などで聞かれた場合に答えればいいのですが、記載する時は次のように記入します。

    • 「普通自動車免許(AT限定)」
    • 「中型自動車免許(8t限定,AT限定)」
    (下に続く)

    運転免許の取得日の調べ方

    免許証左下の取得日欄②を見ます。

    二・小・原」:二輪免許を最初に取得した日付

    」:四輪免許を最初に取得した日付

    二種」:二種免許を最初に取得した日付

    ただし、普通と中型など、四輪免許を2つ以上保有している場合は、最初に得た普通免許の取得日のみ記載されています。

    全ての取得年月日を知る方法は?

    警察や免許センターに設置してある確認端末に、暗証番号を入力して調べることができます。

    ただし、IC化される前の2007年以前に取得した免許については、確認できない場合があります。

    複数免許保持している場合

    運転免許を複数保持している場合は、全て記入する必要はありません。

    例えば、自動二輪と小型特殊、けん引と、業務に関係ないものまで書いたら履歴書の枠があふれてしまいますので、普通自動車以外は、業務に関連するものに限定して記入しましょう。

    なお、普通自動車は、業務に関連しなくても記入することが望ましいです。

    (下に続く)

    準中型自動車免許が新設

    準中型免許新設

    2017年3月から、「準中型自動車免許」が新設されて、7.5tまでのトラックを運転できるようになりました。

    これまでの普通免許では、5tまでの小型トラックが運転できましたが、5t未満のトラックだと運べる荷物が少なく実用的ではありませんでした。

    これより大きい、宅配便やコンビニ配送などのトラックだと「中型自動車免許」が必要ですが、この中型免許は運転経歴2年以上が条件なので、最低でも20歳以上にならないと取得できず、人手不足に悩むトラック業界が困っていました。

    そこで、18歳で取得できる準中型免許が新設され、宅急便の配達などで多い7.5t未満の小型トラックなどが運転できるようになった経緯があります。

    (下に続く)

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    免許証の正しい記入方法が分かっていただけたと思います。

    内容をおさらいしますと、

    • 免許証は正式名称で書く
    • 「第一種」は省略できる
    • 限定免許はかっこ書きにする

    就職や転職の履歴書では、運転免許証の記入一つ見ても、応募者の性格が分かります。

    例えば、正式名称を調べずに「自動車免許」などと書いてしまった場合、適当な性格と採用担当者は判断されますし、社有車を運転可能か調べさせる手間をかけさせてしまいますから。