(2020-4-14更新)
面接では、事前にどれだけ準備できたかで合否が分かれます。
「面接案内に印鑑持参と書いてあったが、見落としていた・・・」
また一次面接では履歴書や職務経歴書を提出しますが、持参し忘れてしまったり、身だしなみが乱れたりしたら、面接官から「門前払い」扱いをされてしまいます。
今回は、面接前日までに行う準備物や調べておくこと、身だしなみについて解説します。
事前準備
求人票の確認
まず、応募した求人票を印刷します。
基本的なことですが、思い違いや応募ミスがないか、再度確認をしておきます。
特に転職サイトの求人票には、求める人物像や社員の声など、企業からのメッセージが書いてある場合が多いので、前日に読み直すことがベターです。
面接時に志望動機を聞かれたときに、社員の声などを上手に織り交ぜて答えられれば、説得力が増しますので、面接対策としても効果があります。
職種や勤務地
企業では、同時に複数の求人の募集を行っており、「営業」に応募したつもりが、実は「企画」に応募してたなんてこともあります。
面接前に、応募職種や勤務地、どんな仕事なのかをしっかりと確認しておきましょう。
例えば、最終面接で面接官が言ってることがおかしいなと思ったら、実は勤務地が「本社」でなく、「○○支店」だったなんて笑い話もあります。
応募の背景
この求人が、欠員の補充なのか、増員なのか、新規立ち上げなのかなどの確認をします。
欠員の補充であれば、前任者プラスアルファのアピールをすることで選考で有利になります。
例えば、「前任者が病気で退職」と分かれば、「健康面」をアピールできれば、企業が欲しい人物像とマッチすると判断されます。
求める人物像やスキル
企業がこの求人に何を求めているかにより、面接のアピールポイントが変わってきます。
例えば、次のようにアピール内容を変える必要があります。
- 「他部門と連携」ならば、「協調性」
- 「事業の推進」ならば、「リーダーシップ」
待遇などの条件面
まず、条件面で許容範囲なのか確認をします。
具体的な給与は記載されてない場合が多いですが、記載されている範囲で確認しておきます。
通勤について、実際に電車バスの時刻表を見てシュミレーションします。
- 通勤経路は?
- 出社時間に間に合うために、何時に家を出るか?
- 想定退社時間から帰宅すると、何時に家に着くか?
休日も、「土日休み」と「平日休み」では、家族にも影響しますので、よく話し合っておくことです。
想定質問の回答準備
面接では、必ずと言っていいほど聞かれる「定番質問」があります。
この定番質問は、どの会社でも聞かれるので、スラスラと「自分の言葉」で言えるようにしておかなければ、合格が遠のいてしまいます。
例えば、次の質問に答えられないようでは、面接官から「何をしに来た?」と疑問に思われてしまいます。
- 自己紹介
- 長所や強み(自己PR)
- 志望動機
- 前職の退職理由
質問に答えられないようでは採用が遠のいてしまいますので、「よく聞かれる質問」については、回答をあらかじめ用意しておく必要があります。
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提出書類の準備
WEBやメールで応募した場合、一次面接時に「履歴書」、「職務経歴書」の原本を求められることがありますので、忘れないようにしましょう。
どんなに面接対策しても、忘れ物をしたら不合格になりますから。
細かい事ですが、以下チェックポイントを確認してみましょう。
その他(企業により必要な場合も)
履歴書や職務経歴書以外にも、次のような持参物が要求される場合があります。
- 「スキルシート(事前に渡され面接時に持参するよう言われている場合=IT系に多い)」
- 「デザイン関係であれば作品の持参」
また念のため、持参した方が良いもの。
- 「身分証明書」
- 「印鑑」
履歴書・職務経歴書の提出方法
履歴書
- 「日付」・・・面接日の日付にします。
- 「写真」・・・裏面に氏名を書き、両面テープで貼ります。
※写真は剥がれ落ちることがあり、裏面に名前が書いてないと採用担当者が誰の写真か分からなくなって困ってしまいます。
職務経歴書
- 「ページ番号」・・・印刷したときに、フッターにページ番号「1/2、2/2」を入れる。
- 「氏名」・・・1ページ目には記載してあると思いますが、実は2ページ目にも記載します。(2ページ目がはぐれも分かるようにとの気づかいです)
- 「クリップ留め」・・・職務経歴書が複数枚になる場合は、クリップで留めます。(ホチキスはNG)
応募書類の持参方法
- 履歴書、職務経歴書の順に重ねる
- 透明なクリアファイルに入れる
- 白い封筒に入れる。
- 左下に、朱印で「履歴書在中」と書くか押印する
面接当日の提出方法(手渡し方)
- 封筒からクリアファイルを取り出す
- 封筒の上にクリアファイルを重ねる
- 面接官に読める向きで、両手で渡す
渡すときは「本日はよろしくお願いいたします」と元気よく挨拶しましょう!
身だしなみ、持ち物チェックリスト
面接室に入ると、面接官がまずチェックするのが身だしなみです。
身だしなみで第一印象が決まってしまう事があるので、清潔で整った服装で行くことが最低限のマナーです。
足元から髪の毛まで今一度チェックしてから面接に向かいましょう。
身だしなみ
スーツ
- 色は紺またはグレー(業界によっては明るめの色も可ですが)
- スーツにしわがないか
- ズボン(スラックス)のプレスはあるか ※シワは本人が思っている以上に目立ちます
シャツ
- 色は白または水色
- 柄は無地
靴下
男性
- 色は黒か紺(濃い紺)
- 柄は無地
女性
- ストッキング着用(靴下NG)
- 色はベージュで肌の色に近いもの
爪
男性
- 爪は短く切る
女性
- 爪は短く切る
- マニキュアは無しが理想ですが、どうしても付けたいなら透明が無難で、ピンク、ベージュの場合は薄く塗る
靴
男性
- 色はスーツに合わせて、黒または茶色
- 紐がある靴
女性
- 色はスーツに合わせて、黒、茶色かベージュ
- パンプスでヒールが高くないもの(3~5センチ程度)
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持ち物
鞄
男性
- 色はスーツと靴に合わせて黒や茶色
- ビジネスタイプで革のもの
- 置いた時に立つ形状
- 肩掛けタイプでなく、手提げタイプ
女性
- 色はスーツと靴に合わせて黒、茶、紺など
- ビジネスタイプで革のもの(おしゃれ過ぎないもの)
- 置いた時に立つ形状
傘
- 折りたたみ傘(雨が降っていても長傘はNG)
- 濡れた傘を入れる袋(傘ケースなど)
名刺入れ
- 色は黒、茶、ベージュ
- ビジネス用の革のもの(金属やプラスチック製はNG)
手帳と筆記用具
- 手帳はできるだけイラストや柄が無いシンプルなもの
- シャープペンとボールベン(各1本)は、キャラクターなどの付いてないもの
クリアファイル
- 面接官から書類を頂くこともありますので、書類入れとして無地透明なもの
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接は「企業とのお見合い」のようなものです。
しっかり準備をして、自分の最高の状態で魅力をアピールすることが合格するために重要なことです。
特に、忘れ物や服装の乱れのまま受けてしまうと、それだけでマイナス印象を与えてしまって「受かった面接に落ちる」事態も考えられます。
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